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世界一になるために一番大切なもの

海外からのオファーは僕はミーティングする前にほとんど断ってしまう。その中で進んでいたとしてもちょっと違うなと思ったらすぐに丁重にお断りする。昨日もそんな話だったとにかくお金はあると積まれるのだがあまり興味ない。「なぜですか?せっかくなのに。僕らは一兆円持っているのですよ」と力説されるのだが、それだったら美味い冷奴の一丁にミョウガをたっぷり入れて食べる方を取る。要は人生金ではないということだ。僕は会社を潰したことがあるから、金がいかに大切かは誰よりも分かっているつもりだ。若いときは金を追っていてことがあった、失って初めて金は単なるユニットであるということに気づく。追いかけるものでもなく、追いかけられるものでもない。そう金ではなにも解決出来ないそんな見えない要素の方がよっぽど重要だ。

「浜田さんにとって何が決定打に繋がるのですか?」そう、聞かれるのだが、僕にとっては明確で誰とやるかが一番重要で、その次にどこでやるか、どう攻めるかなどの話が出てくる。僕の目標は当初から変わってなく、世界一になることだ。「おまえさ、世界一ってなんなんだよ?」と、その当時仲がよかった先輩経営者に笑われた。「金か?」とすぐに聞かれて、僕は首を横に振った。とにかく世界一の風景が見てみたかった。だから僕は和牛とタッグを組んだ。和牛だったら世界一が取れる、そうアホみたいに確信したのだ。

ちょっと世界が見えてくると、冒頭のような色々なオファーが来る。100本オファーが来て、1〜2本だろうか。テイクするのはそれぐらいだ、それでも交渉の途中で辞めるケースは多々ある。100本のうちゼロになっても全く慌てない、日々しっかり考えてしっかり動いていけば必ず何かが起きるのだ。「あー浜田くんは和牛王になるんだね、ワンピースの海賊王と同じだよ。」そう別の経営者がそう言った。天才経営者と誰もが呼ぶ人だった。早速僕はワンピースという漫画を読もうと思ったが、一巻も読めずに飽きてしまった。10年後にNETFLIXが実写化してくれて、ようやく見始めているのだが「あーこういうことか!」と、あの時の彼の言葉腑に落ちている。世界一になるためにはやはり仲間が一番大切なのである。


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