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おにぎりプロジェクト第五弾八戸酒造(青森)

成澤シェフと続けている全国の酒蔵で炊き出しを行うおにぎりプロジェクトも、ついに5回目を数えることになった。

2月舛田酒造(富山)
3月宮泉酒造(福島)
4月八千代伝酒造(鹿児島)
5月平和酒造(和歌山)

そして今月6月は八戸酒造(青森)にやってきた。元はというと昨年からジョインした路地が前職時代に仲良くしていた酒蔵だ。ちょうどゴールデンウィークに初訪問したのだった。その時に出会った八戸酒造の専務こと駒井秀介さんと杜氏である弟さんの常務駒井伸介さんに、ご協力をいただき今回の実現となった。八戸の魅力をダッシュで満喫した2日間。今回もあの朝市を体験してから、蔵で仕込みを開始する。

このおにぎりプロジェクトへの想いは以下のノートに残している。

世界で一番シンプルな料理、おにぎり。

この日本に酒蔵が多数存在できるのも、日本独自の豊かな水資源を利用できるからだ。山がスポンジのような役目をして雨水を吸収し長い時間をかけて濾過していく。その肥沃な水がドロップオフした海へと流れ出していく。だからプランクトンから、小魚が美味しくそして中型魚、日本人こよなく愛する鮪の旨味へと繋がる。このプロジェクトでは、水というものに研ぎ澄まされた感覚を養うことができる。

全国の酒蔵を通して日本の地方を紹介したいという想いが回を重ねるごとに募っている。今朝は八戸朝市から全世界へライブ中継をした。ナビゲートを戸畑にいる照寿司の渡邊さんを繋ぎ、全世界1万人の方々が八戸朝市を一緒に歩いてもらった。こういう取り組みが、長かったトンネルの先に大きな変化として現れるはずだ。

8月は半年間の集大成として、東京でこの炊き出し会を行おうと計画している。その際は、今までございましたご協力いただいた酒蔵の皆さんに参加して頂こうと思っている。東京の残されたタスク、それこそが地方をショーケースしていくことだと思っている。

毎月一度、おにぎりを作りに旅をする。継続することで何かが見えてきていることは確かだ。

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