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昆虫への忌避感

劇団WAGNASオンダです!

僕は昆虫はめちゃくちゃ好きまではいかないものの割と好き側なのでわかりませんが、大人になって予想より多くの人が忌避感…それも異常と思えるほどの忌避感を持っていることを知りました!

僕は…まぁ↑のような幼少期でしたからね…

もうかなり昔で朧げな記憶ですが僕の小学校では、小3くらいまで虫取り学習みたいのがあって、NHKの敷地の広い原っぱに校外学習の一環として昆虫採集に行っていました。

カマキリとか強そうな虫や一般に気持ち悪いとされる芋虫毛虫はともかく、イナゴとかショウリョウバッタとかトンボとか、その辺の昆虫は男子も女子も関係なくみんなで素手で捕まえて楽しんでいたものです。

また夏休みには毎日のように友人とセミを捕まえまくったし、早朝から自転車で遠征してクワガタを探しに行ったりもしました。

しかしハタチくらいになって当時一緒にセミ取りした奴とかに、夏場死にかけて落ちているセミを見せると異様にビビるのです。

頭が混乱しました。
彼らが小さい頃から昆虫が苦手だったというならまだわかりますが、たかだか10年経たない前に一緒にセミ取りしたような連中がですよ?

何故か聞くと「気持ち悪い」「汚い」「怖い」とのこと。
一つずつ紐解きましょう。

・気持ち悪い
これは個々の価値観だから仕方ない…が、昔はそんな素振りなかったよね?後述もするけれども植え付けられた価値観としか思えない。

・汚い
これは一番納得。子供の頃は知らなくて触ってたけど冷静に考えると清潔なはずがないと、とても正常な発想でちゃんとした大人。

・怖い
これが一番わからない。子供のころ触ってたじゃん、むしろ大人になって少なからず皮膚も強くなったんだから、昔より昆虫の脚などに傷つけられることは減ったと思うけど…。

まぁいろいろあるんでしょうね。
あえて好き好んで触らる必要がない、不潔だと思うから触らないというのは、ごもっともです。


でも気持ち悪いとか怖いって…よくわかりませんね。

お前らだって昔は触ってたし飼ってたし、死んだら悲しんでたじゃんよ!って。

そんなピュアな価値観が塗り替えられてしまったということなんでしょう。

世間のお母さんが虫とか爬虫類とかカエルとかを見て「キャー」なんて怖がるものだから、後天的にできた価値観。

そうでなくとも、青年の年齢になった花盛りの少年少女が昆虫をいじくりまわしているのは異常だというような社会の風潮。

また、ちょっと前にJRの電車内のテレビ?でやっていて、少し見入ってしまったのだけど、主役と思しき10歳くらいの女の子が昆虫とか好きで、
でも周りからは変だって言われて「私は普通じゃないのかな、でも好きなんだもん!」的なショートムービー。

多分コレ!後半は見たことなかったが、とても素敵な話ですね

まぁ…偏見や価値観の刷り込み、また世間からの弾圧もあり、いい年した者(特に女性は)が昆虫が好きなんて頭がおかしい。
昆虫は気持ち悪くて汚くて怖いものであるという、半ば強制的な社会の洗礼があるのは事実でしょう。

そんな周囲が全員敵の状態になってまで昆虫を好きでい続けられる人は、よほどの情熱家かやはり変な人かもしれません。


また話は変わりますが昆虫食ってどう思いますか?

コオロギのやつは利権が云々というまたちょっと違うベクトルの反対意見もあったみたいですが、ネットで結構見たのは「虫を食べるくらいなら死んだほうがマシだ~」みたいな意見でした。

実際に昆虫を食べるか食べられるかは別として、まだタラレバの状態からここまで強い忌避感を示すなんて、僕はちょっとしたカルチャーショックを受けているわけです。

「あー昆虫って自分の想像よりはるかに世間で嫌われているんだな…」という気持ちになっています。
自分自身が昆虫が好き寄りな存在だからこそ、そのカルチャーショックは大きいです。

ちなみに僕は全然食べられます!
ただ幼少期より芋虫毛虫系の昆虫は苦手なので、その手の昆虫を食べるならできれば原型は崩してほしいなと思いますが…。

ただ、あれですね。
なぜか原形のまま食べさせようとする風潮があるのも、昆虫食が世間に受け入れられゲテモノ扱いされる原因かもしれませんね。

この世間での昆虫の嫌われっぷりを見れば、原形のまま食べるという行為が受け入れられるはずがないというのは想像すればバカでもわかりますよ。

一部ではすでにあるけど、粉砕して粉状にした方がまだ昆虫食促進になるんじゃないの?

そういう意味では昆虫食メーカーや昆虫を出す居酒屋などは、「昆虫食=ゲテモノの印象」や「パーティーの罰ゲーム」というイメージを維持させたままにしたいのかもしれません。

そのほうがなんだかんだ需要があって儲かるのかもね。


うーん、あれだなぁ…

大人になると昆虫に興味をなくすのは普通かもしれないけど、僕の価値観からすれば「あくまで興味をなくす」だけであり、蛇蝎の如く嫌うわけではないと思っていました。

だけど世間の大人は男も女も大半の人が「興味がない」ではなく、「明確に、そして相当に嫌っている」のほうが大半であることを知ったときは、カルチャーショックを受けましたね。

それにしてもなんでみんな昆虫が嫌いなんだろうなー。
面白くてかっこいいのになぁー。

昆虫は宇宙から来たなんてトンデモ論もあるみたいですが、ぶっちゃけ地球における生物層を鑑みると、我々脊椎動物のほうが少数派で異質な構造してるんですけどねー。

「昆虫は宇宙生物だから本能的にみんな嫌いなんだ」なんて、謎論をでっちあげられてるくらい嫌われ者な彼らを、僕は好きでい続けようと改めて思いました!

当記事を三行でまとめると…

・自分の想像していた以上に昆虫は世間に嫌われていて、その嫌悪感は異常とも見えるレベルに見える!

・それらの過剰な嫌悪感の理由や原因は、社会や親からの刷り込まれた後天的な価値観に大いに関係するよね~!

・現代日本において昆虫の忌避感は異常なんだから、原形のままで食わせる昆虫食が流行る訳ないってバカでもわかるでしょ…

っていう話でした!


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