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数ばなし

さあて、数、みなさんもご存知ですな?

ねえ、あなたも、あなたも、あなたも、うんうん、わかってらっしゃるね、そこのあなたも、ね、ええ、え?知らない?数、知らないの、あなた?困ったねえ。こりゃあ、困った。どうしよう。これから一席打つのに、数がわからないではねえ、どうしよ。

では、数について教えることから始めましょか。

ええっと、数というのは、あれ?なんだろうね、ええっと、そうそう、「1」ってわかるでしょ、あなた?えっ、わからない?へー、困ったねー、こりゃー。驚いたね。どうしたらいいのかね。

そいじゃ、「2」も「3」も、「10」なんて、全然分からない?あ、そう。そうか、そうか。そっかー。はて。

では、数のない世界から出発しましょうかね。出発進行、なんてね。へへっ。これはこれで楽しいね。ね、いいでしょ。うん、よしよし。

ここに、何もない世界があります。何にもないんですよ、本当に何にもない。ね、想像できた?それはできる?たいしたものだね、へー、すごいね。

その何もない世界に、ポツッと、点が現れました。点、てのは、あれだね、よくわからんね。よし、ポツッとしたものだ、としよう。ね?いいね?いい?そっか、ありがとう、ありがとう。

すると、何もない世界とは違いますな。何かポツッとしたものがある世界になった。それを「1」と言うことにするの。わかる?あ、忘れてたけど、何もない世界は、「0」と呼ぶの。いい?

これは、名前だけの問題だよ、ややこしく考えないで、「0」という世界から、ポツッがある「1」という世界になりました。

そうして、はい、ポツッがまた現れた!さっきのとは違うところに、別のポツッがまた現れたんですよ!いいですか?その世界を「2」というの。

やれやれ、ふー。ちょっと一息ついてっと。

さあて、そこで、数の世界では、世界共通の記号があって、ありがたいね。「2」の世界をポツッポツッの世界とは言わない方法もあるわけ。ポツッが「1」だったでしょ?だから、「1」+「1」=「2」と表現するの。

そして、
何もない
ポツッ
ポツッポツッ
ポツッポツッポツッ
ポツッポツッポツッポツッ
……
って増えていったら、それぞれに名前があるって、わけ。

いいかい、順に、
「0」
「1」
「2」
「3」
「4」
……
とね。

まあ、今日はここまで数がわかれば良しとしようじゃないか。

あら、オチがないね、オチのない話てのも情けないね。

っていっても仕方ない。ポツッはどこまでも続くから、こりゃー、オチがない、なんとも情けない話だよ。

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