#ポールプリンセス 見てきました。原作&ポールダンスはミリしら、フィギュアスケートファン/スケヲタな私の感想
Q.このツイートの面白ポイントは何処でしょう
A.もともとフィギュアスケート描いてるスタッフがポールダンスやった映画でした
いやマジで知らなかったんですよ。
プリティーシリーズの名前しか知らなかった。
鉄は熱いうちに打て、をやらねばならぬと思いました。
かなりの映画館が来週で上映が終わってしまうので。
大分かなりスケヲタとして書くので宜しくお願いします!
フィギュアスケートファン、通称スケヲタの驚き goe4、PCS9点台くらいを出してきます
見た人が例外なく絶賛してる。
劇場版スタァライトみたいな空気だったので演出特化の映画なのかなー、
なんて思って劇場に行った経緯がありまして。
あ、一部でギャラクシーエンジェルが何故か話題になってたのって、
この映画のギャラクシープリンセスのせいか。
一時間しか無いから展開駆け足だなぁ、
でも80分やる体力は無いだろうしなぁ、
なんて思いながらポールダンスのシーンになり、
冒頭でエル・ダンジュがダブルスやるんですが。
いきなりヴォロトラみたいなのが出てきたぞ!?
えっリアル系なのかこの映画?!
急にペアスケーターの愛称を出してしまったので解説すると。
2014年、ソチオリンピックで金メダルを取ったペアがいました。
タチアナ・ヴォロソザール/マキシム・トランコフという二人組で、
もともと一位候補だったのが当日にも大技を決めて優勝したのですが。
その二人を思い出したのです。
あるいは同じく北京オリンピック本番で大技を決め優勝したスイハン、
隋文静(ウェンジン・スイ)/韓聰(コン・ハン)の事を。
…えっと、ここで何を思ったかと申しますと。
つまりこれは実現可能なトップアスリートの大技だと思わせる映像が、
唐突に出てきてひっくり返ったのです。
それこそスタァライトみたいな、
スーパー系のファンタジーな演出が来ると思ってたので、
いきなり私の愛する競技に通じる「スポーツ」を叩き込まれて、
まずここで完全に映画を見る目とテンションが変わりました。
いや演出は演出でだいぶハッタリを効かせてもいるんですが。
(歌いだしてびっくりしました。実物の競技で歌うのは無理な筈)
要約すると、
徹底的にリアリティラインを上げて殴る映画だとは全く思っておらず。
完全な奇襲であった。
これはファンタジーじゃない、本物のアスリートの動きだ
いやファンタジーはファンタジーで大好きなんですがそれはそれとして。
先述のヴォロトラやスイハン、
あるいはアイスダンスのパパシゼ、
ガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロンの演技は何度も見てるので。
体幹、柔軟性、そしてポールがあれば。
これは実際に出来る演技だってのが私にも伝わったのです。
競技としてのポールダンスの規則とか採点とかは知らなくとも。
あれは人類に出来ないラインじゃない。
ものすごく練習すれば出来る筈だってのが理解できた。
(映画見た後で実際にポールダンサーからモーションキャプチャーした映像だと聞きました。だろうね、なんて思いながら)
ペアフィギュアスケートにおけるスロークワドとか、クワドツイストとか。
あるいは体操におけるウルトラCであるとか。
ポールダンスは全く分からないんですが、
おそらくそんな大技をCGで描いている、信じられない事に。
…もうちょっと有名な例を出すと、
羽生結弦選手や宇野昌磨選手の四回転に相当するであろうものを、
いきなりCGで見てしまった。
今のCG、日本のCGってこんな事まで出来るのか!?
すげぇなタツノコプロ?!
そんな話全然聞かなかったぞ?!
(…正直ここは宣伝した方が良かったとも思います。興収苦戦してるみたいですし)
そこからはもうずっと
花形であるポールダンスのシーンが続くのですが。
完全に(全く知らない)スポーツを応援するテンションになってました。
それこそ昨日、12/9にあったフィギュアスケートのグランプリファイナル。
女子シングル、いや世界の女性アスリートでもトップオブトップであろう、
坂本花織選手くらいに圧倒的な存在。
それがエル・ダンジュなのだろうと直感しながら。
もちろん演出も物凄いのです。絵面も超派手。
しかしそれ以上に「頑張れ!」というテンションでありました。
羽生結弦選手の直後に演技する選手ってこんな感じだったよなぁ、
なんて思いながら。
例えばフィギュアスケートでも、世界最強とはいかなくとも、
四回転二つとトリプルアクセル二つを組み込んだプログラムとかだと、
かなり難易度が高いし完璧にやるのはなかなか出来ないのです。
だからオリンピックや世界選手権で一世一代の演技をして、
5-8位に入賞した選手はとても印象に残る訳で。
ギャラクシープリンセスの演技を見終わって思ったのが、
「すげぇこの構成やりきった!」でした。
CGアニメ映画なのを完全に忘れていたのです。
選手ごとの個性とか強みとかもバッチリ出てたんですよ。
例えばやっぱり女子フィギュアスケーターを例にするんですが、
カロリーナ・コストナー選手、アシュリー・ワグナー選手、紀平梨花選手、エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手くらいの個性分けが、
体の動きだけで表現できていたんです。これは本当にびっくりしました。
その上で強烈な演出も付いてくるという。影分身ならぬ光分身したり。
で、冒頭のツイート(ポスト?)
ここまでアスリートの凄さを身体=CGだけで表現できて、
個性分けまで出来るんだったら、
これフィギュアスケートも出来るんじゃないかと思ったのです。
ツイートには私の弱さで書けなかったのですが、
何だったら羽生結弦選手とガチるのを目標に出来るのではと。
枝分け元のプリティーシリーズが、
フィギュアスケートのアニメ作ってたのを知ったのは、
ツイートの反応が来てからでした。
いや本当に知らなかったんですよ。
実際に一話見てみたらいきなりTRFでびっくりしました。
なんでTRF?!
身体芸術スポーツファンで良かったなって
私の場合はフィギュアスケートでスケヲタ。
おそらく体操、新体操、バレエ、日舞あたりの経験者や愛好者でも、
最初の演技を見た時点で「?!」となる筈です。
アニメは、CGはここまでやれるんだと。
そして自分の大好きなスポーツを描いてほしいと思う筈。
個人的な趣味としては、
フィギュアスケートで言うクロス、あるいは「漕ぐ」動作、
ポールを腕力で登り降りするカットをしっかり描いてて、
こいつはすげぇぞって思いました。
そんな所まで描くのかと。
是非みんな見てくれ、これが世界の最先端だ
CGで描くスポーツはこの映画で天上を突き抜けてます。
未来への新たなステージに入った、と言ってもいい。
これはスポーツファンなら絶対同意してくれると思うのですが、
中継で見るのと現地に行って観戦するのだと、
全てが全然違うんです。現地に行かないと分からない事がたくさんある。
この作品は映画館に観に行く=現地観戦です。
後日に配信くらいはされるでしょうが、中継くらいの威力になる。
だから今の内に、というか今週中に見に行きましょう!
今週で上映終了になってしまう映画館が多いですし、
…リバイバル上映は来ない可能性が強いので!
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