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幸せな結婚を目指して

みなさん、こんにちは。

わがことのよしちゃんこと、湯川でございます♡

・・・違いますね、ノリの良さを意識するあまり、痛いキャラクターになってしまったパターンですね。大変失礼しました。

改めまして、お久しぶりです。湯川でございます。普段は、事業をやったり、大学院生をやったりしております。最近、事業の方で香川経済レポートさんに特集していただきました。嬉しい。

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↑↑↑原稿チェックの際にでてくるデータです。

香川に住み始めて早7年。7年間住むと、「超さぬき人」になれるとのことで、安心しました。京都人として認められるには、三世代住む必要があることを思えば、香川は非常に敷居の低い、いいまちだなと思った次第です。

さて、今回は私の番ということで、興味はまるでないと思いますが、自分の仕事の話をしていきたいと思います。前回は忙しかったのか「GO TO AWAJI」という超手抜きな記事を書いてしまったので、今回はしっかりと書ければと思っています。

↓念のため前回の記事。チェケラ。

幸せな結婚を目指して

僕の仕事は、官民連携分野のコンサルティングになります。こう話し始めてもなかなか理解されないか、「へぇー」みたいなリアクションで終わる職種です。

ざっくり言うと、行政と民間企業がお互いの強みを生かして、1つの事業を進めるための潤滑油とか、羅針盤とか、そんな役割をするのが仕事です。具体的には、エリアマネジメントとか、PFIとか、Park -PFIとか、指定管理者制度とかの制度運用や、そのための事実分析や方向性の整理などをやります。成果品としては、報告書の作成だったり、公募資料の作成などになります。もちろん、民間側のサポートもやったりします。

結構、専門的な話で、しかもニッチな分野であるので、説明するのも難しいですし、聞くのも大変だと思います。

なので、とりあえず同じ業界ではない方には「行政と民間の幸せな結婚をサポートする仲人みたいな役割です」と説明しています。

「そんな仕事ってお金になるの?」と疑問に思うかもしれませんが、なるのです。

というのも、今の時代、様々な場面で行政と民間企業、市民団体、市民が協力していかないと「公共的な課題」を解決できなくなってきたという背景があります。

ここでは、公共的な課題って、なんとなく「自分や家族とかでは解決できない困り事」って捉えてください。

今までは、「地域の人だけ」「行政だけ」「民間企業だけ」で解決することができていました。でも、最近はそうではない困り事も多くなってきています。

例えば、最近であれば、図書館の魅力化って話題になっています。

佐賀県武雄市の図書館が蔦屋書店を運営するCCC株式会社に運営委託されたことはもう随分前のことですが、象徴的な事例ではあります。

これは、もともと武雄市が持っていた図書館という公共施設を、行政が直接運営するのではなく、CCC株式会社という「民間企業」が運営するやり方に変更したということです。(この図書館の是非は別にございます。。。)

なぜか?

それは、図書館をもっと魅力的な場所にして、図書館の利用を促して、滞在時間も増やして、さらには今まで図書館を利用していなかった層にもつかってもらえるように民間企業のノウハウを活かしたかった、という背景があるからです。

いま、さらさら書きましたが、行政ってこういうことが本当に苦手です。

まず、図書館の利用を促し、その場所に長くいてもらって、しかもそれは今まで利用していなかった層に利用してもらいたい、これは専門的なところで言うとマーケティングにあたります。行政ってそういうことをやったことがないし、考えたことない組織なのです。そもそもどっちかと言うと「欲しいなら来なさい。書類渡してあげるから。」的なサービス精神のかけらもないスタンスで運営されてきました。

それが、「ぜひ来てください。とても良い空間で、楽しめますから。」というスタンスに一朝一夕で切り替わるはずもなく、非常に苦手としています。

一方で、民間企業は、まさにマーケティングがいのちですので、そういった分野のノウハウがあります(もちろん分野によって企業によって得意不得意があると思います。)。

こういった場合、図書館の所有は「行政」がして、その運営の部分は「民間企業」といった結婚が実現します。

とはいえ、幸せな結婚には、いろいろな手続きがあります。

何回かのデートから始まり、お互いを知って、お互いの両親にご挨拶をして、結納をして(古い?)、結婚という流れになっていきます。

そのプロセスをしっかりと整理して、導いていく、それが僕の仕事になります。

でも、それだけだと官民連携って感じではないですよね。

たとえば、この事例で言えば、図書館って本屋の役割だけではなく、社会教育を進めるための超大切な施設で、民主主義の根幹といっても良い施設です。そこには、公共性があります。なので、その公共性を維持しつつ、運営を民間企業に任せる仕組みをどうやって整えるかというのが、官民連携の仕事ならではのポイントになります。

男女の気持ちがわかれば良い仲人ができるように、官民の気持ちがわかれば良い仕事ができます。

わがことの話は?

「You、わがことのnoteで何自分の業務の宣伝的なことをしているんだ」とご指摘を受けそうなのですが、決して、ゆめゆめ、まったく、よしんば、そのつもりは毛頭ございませぬでして、わがことの話をしたくて、この話をしてきました。

というのも、わがことも一緒じゃないかな?と思っているのです。

僕の仕事は、民間企業と行政の幸せな結婚を目指していますが、わがことの仕事は、行政と市民団体とか、市民団体と市民とか、民間企業と市民団体とかの幸せな結婚を目指すことなのではないかなと思っています。

それが、中間支援組織という呼ばれ方をしたりしているのかなと思っています。

そのために、どんな力が必要なのか、どんなネットワークを団体として持っておかなければならないのか、いろいろ考えが及んでいくのではないかと思っています。

さらに、我々がどんな幸せな結婚をしてもらいたいのか?

そんなことをわがこと内でも共有していきたいなと思っています。

「新しい公共」を目指して

最後に、最初にお出しした香川経済レポートの中で書いておりました「新しい公共」について少しだけ。

この概念は、2009年の民主党政権のときに、国の統治のあり方のスローガンとして出されたものになります。(民主党政権の政治的レガシーかどうかはさておき。)

「公共」というのは「官」だけが担うものではなく、多様な主体の協働により「公共」を支える姿を理想の姿としている。

↑「新しい公共」の概念の中身です。

僕は自分の仕事もしかり、わがことでもこういった多様な主体による「公共」をつくっていきたいなと思っています。

なんとなく、少しでも、薄らでも、そうした「公共」の兆しを見たいなと思っています。

ということで、いろいろ書いてしまいました。

笑なし、涙なし、でお送りしました。

では、また、会う日まで。

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