見出し画像

どうするコミュニティ

謹賀新年、今年もわがことをよろしくお願いします。
副理事の村上です。

正月と言えば、香川県の郷土料理でもある「あん餅雑煮」。
白味噌仕立てのお汁の中に、丸く切った大根、人参、丸餅を入れます。餅は、好みで白餅かあん餅を選びます。我が家ではこの上に青のりをトッピングして完成です。

もちが隠れてますが、あんもちが入ってます


実は年末にかけて4キロほど痩せていたのに、今年は三が日で、あん餅4個、白餅3個食べてしまいまして、リバウンドしてしまいました。
わがことの癒し担当を自認していた村上ですが、同じ「いやし」でも、この辺りの方言で食いしんぼうという意味もあるので、そっち寄りにならないよう気をつけたいと思っています。

さて、1月8日から大河ドラマ「どうする家康」が始まりましたね。これまでの大河に比べ、軽い感じのオープニング、ロゴにすごい違和感を感じました。松潤の家康、岡田准一の信長も興味ありますが、公家っぽい描かれ方の多かった今川義元を野村萬斎がどう演じるのか、などなど期待を込めつつ視聴しました。この後、ドラマは、家康が天下を平定し江戸幕府を開くまでの、次々に降りかかる難しい選択、決断をその都度「どうする、どうする」と自身や周りに問いながら乗り越えていくことになるのだろうと思います。

地域コミュニティの現場にも様々課題や問題があります。今回のノートは、前回同様、まさに地域の現場の「どうする、どうする」を考えてみたいと思います。地域コミュニティに限らず、地域活動、組織における大きな問題の一つは、後継者不足、別の角度から言えば、世代交代をどう進めるか、です。

試行錯誤で世代交代を進めようとする地域もあります

中には、個人的なつながりを上手く使って問題解決が図れた事例もあるようですが、地域全体の活動、組織にまで拡げられているという例は聞いたことがありません。

一般的に一世代は約30年とされています。単純に考えると、ある組織の役員の平均年齢が75歳だとすると、平均年齢が45歳になれば理想的ということになります。しかし、これは親子ほどの年齢差を一気に詰めることになり、とても現実的に思えません。

PTAの役員から直に聞いた話ですが、青色回転灯によるパトロール活動、いわゆる青パトについて、会員の間で実効性の割に負担が大きいとの声が強く、運行の頻度を下げて欲しいと担当のコミ協役員に訴えたけれど、即座に却下されたと言います。
PTAの役員からすれば一世代どころか、二世代上の人に対して反論などできようはずがありません。
似たような話はいくらでもあります。本当に前例踏襲、変化を好まない傾向は強いものがあります。

では、どうする、のか。私案として以下に2点挙げてみます。

一つは、「中間世代を間に介在させる」ことです。
と言っても、正式な代替わりの前につなぎ役を挟むというのではなく、一世代を半分の感覚で運用する感じです。
自分のこととして考えても、一回り(12歳)位までなら、頼れるお兄ちゃんお姉ちゃんという感じで、それほど威圧感を感じないで接することができるような気がしませんか?
まあ、間でバトンを受け渡しする人は上下にそれなりの気遣いが必要ですが、そういうことはどんな組織でも社会でもごくごく当たり前のことだと思いますので。

今一つは、「この人と見込んだ人に任せ、口を出さない」ことです。
具体的には、将来のリーダーと見込まれる人に、その人が懇意にしている人、相談相手にしている人などを集めた個人的なグループ、シャドウキャビネット(影の内閣)を組織してもらい、事業の企画、組織運営の改善改革案の立案を任せる、そしてそこから出てきたものについては原則、口を挟まないということを徹底することです。
この口を挟まないということができるかどうか、ここが一番のキモですが、ある程度、これができるようになれば、時期を見て、そっくり従前の老体化した役員会と入れ替えることにより、割とスムーズに世代交代できるのではないか、と考えています。

今回の課題についても絵に書いた餅にしないよう、もう少し分かりやすく噛み砕いた資料を作成した上で、私の所属するコミュニティの役員会に諮っていきたいと思っています。乞うご期待。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?