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2024年7月の記事一覧
【学マスSS】有村麻央〜親愛度コミュ4話after〜③
前回はこちら↓
『アイドルに向いていない自分を何故肯定できるのか』
結局、篠澤広との問答に納得する答えを見出すことはできなかった。
動けない彼女に水とタオルを届け、後のことは近くの階にいたクラスメイトへ引き継いだ。
『私が選んだことだから』
彼女の去り際に放った一言が、釣り針みたいに引っ掛かって抜けない。
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その晩、夢を見た。
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【学マスSS】有村麻央〜親愛度コミュ4話after〜②
前回↓
(プロデュースは断ろう…!)
『今年で最後、駄目なら諦めよう』そう思っていた。
でも、これは今までの後ろ向きな理由とは違う。
自分と向き合って決めたこと。
あぁ、気持ちも少し晴れやかだ。
夜の星達も心なしかいつもより輝いて見える。
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初星学園学生寮、4階、非常階段。
消えていく夕空を惜しみながら一歩一歩登る。
…急に人の気配を感じ取り、階段中腹で身じろきす
【学マス】アイドルお部屋探訪録(随時更新)
すんごい適当。感想と考察擬きをぶち撒けていく。
随時更新します!
花海咲季整理整頓行き届いた、THE優等生なお部屋。
机前面のボードには、絵馬と御守り、様々なメモが貼ってある。意外に迷信深いというか、(咲希の髪に隠れて見えないが)棚の上に達磨があることから『願掛け』をすることが彼女のルーティンかなんかなのでしょうか。
二つの写真立てのうち、一枚は姉妹の写真だ。微笑ましい写真だがいかんせん置いてあ
【学マスSS】有村麻央〜親愛度コミュ4話after〜①
親愛度コミュ4話と5話の間、妄想です。
学園寮に着くと、喧騒と共に現実へ引き戻された。
下校中ずっと、あのプロデューサーに言われたことが頭から離れなかった。
『あなたは可愛い』
『俺があなたを、好きにならせます』
西陽の射し込む玄関ホールは、レッスンを終えた下級生達で溢れかえっている。
皆、ボクの存在に気がつくと、向き直って軽く会釈をくれる。
ピチッと着こなした制服の胸元にだらんと垂れた