心が折れそうになった時、聴く音楽
このnoteはアジア車いす交流センター(WAFCA)のスタッフが交代で書いていく交換noteです。
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本日担当の関谷 司です。今回で3回目、そろそろネタ切れですが、今日は、心が折れそうになった時、自分を持ち直すというか、奮い立たせてくれる音楽の話をします。
生来、私は音楽が苦手で小学校から高校まで“音楽“の授業は、”音が苦”以外の何ものでもありませんでした。
ですから音符はじめ、短調や長調、半音上げるとか下げる等、音楽用語に関しても何のことだか、さっぱりわからずじまいでした。
そんな私ですが、会社生活の中で仕事がうまく進まず、ストレスが溜まった時や気持ちがヘコんだ時、たまに音楽に助けを求めることがあります。前置きが長くなりましたが、そんな時に聴く曲の中から1曲を紹介します。音楽センスがない私の選曲ですので、「この先、面白い話は書かれてなさそうだな」ということに気づいた直感の良い方は、ここで読むのを中断してくださいね(笑)
その曲は、テレビドラマのテーマ音楽です。そのドラマとは、NHKスペシャルドラマとして2009年から2011年まで足かけ3年間に亘って放映された「坂の上の雲」。司馬遼太郎の同名小説をドラマ化したものです。
ですから私が折れた心を持ち直せる理由には、その音楽だけでなく、多分小説ストーリーにもあるかもしれません。
そしてテーマ音楽(主題歌)は「Stand Alone(凛として立つ)」。サラ・ブライトマン、森 麻季さんが歌っています。
二人の透きとおった声で歌われる歌詞が心に本当に響きます。ちなみにyou tubeでの曲再生と歌詞は以下の通りです。
<歌詞>
「ちいさな光が 歩んだ道を照らす
希望のつぼみが 遠くを見つめていた
迷い悩むほどに 人は強さを掴むから 夢をみる
凛として旅立つ 一朶の雲を目指し
あなたと歩んだ あの日の道を探す
ひとりの祈りが 心をつないでゆく
空に 手を広げ ふりそそぐ光あつめて
友に 届けと放てば 夢叶う
はてなき想いを 明日の風に乗せて
わたしは信じる 新たな時がめぐる
凛として旅立つ 一朶の雲を目指し」
スペシャルドラマとして放映された「坂の上の雲」は、明治維新を成し遂げて近代国家として歩み出し、日露戦争勝利に至るまでの日本を描いた壮大な物語です。主人公は、日本海海戦でバルチック艦隊を迎え撃つ作戦を立案した連合艦隊参謀の秋山真之と騎兵隊を率いて、史上最強の騎兵と言われたロシアのコサック師団を討ち破ったの真之の兄、秋山好古。
詳しいあらすじ紹介はスペースがないため、ここでは省きますが、以下でスペシャルドラマのオープニング部分を見ることができます。興味のある方はご覧になってください。
私は、国家間でどんな揉め事が起きたとしても、決して戦争を肯定する者ではありません。しかし、帝国主義が悪であるという国際常識が無かった時代、青年国家日本を西欧列強から守るため、まさに正真正銘の命がけで戦った二人の生きざまにはやはり心を打たれるものがあります。
そして、毎回、ドラマの最後に流れてくる「Stand Alone(凛として立つ)」を聴くと、心の弱い自分を再認識すると共に
「仕事で別に命を取られるわけでもないから、もう一度、前を向いて頑張ってみるか」という気持ちになります。
音楽の嗜好は人それぞれ。押し付けるつもりは全くありませんが、もし良ければ「Stand Alone(凛として立つ)」、一度騙されたと思って聴いてみてください。
勇気が湧くかもしれません。
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