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chanoumi

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静岡県川根本町でお茶を作っています。 元々鹿児島県の茶産地で生まれ育った私は、朝昼晩の食事前や、おやつの時に出てくる飲み物はほとんどがお茶。 お茶が側にあるのが当たり前でした。 しかし静岡県の川根本町に来て、お茶のその形、色、味、畑までも、全てが違うことに驚きます。 例えば鹿児島では、平地でだだっ広い茶畑を、赤い乗用と呼ばれる機械に乗った人たちがお茶を刈り取っていく姿が茶時期の風物詩。 そうやって刈ったお茶は深蒸し茶となり、それを飲むのが一般的でした。 川根では山間地なので、斜面に茶畑があるのが当たり前。 機械が入ることができない場所が多く、2人用の機械で茶畑の間を挟むようにお茶を刈り取っていき、そうして採られたお茶は浅蒸し〜中蒸しで作られます。 (深蒸し、浅蒸し、中蒸しは、茶を作る最初の工程の蒸し時間の長さを表しています) 大井川の育む川霧や寒暖差がお茶の味に影響すること、山間地特有のお茶の香り、針のような茶葉の形状、独特の旨味と滋味。 そういったことを教えてもらい知るうちに、お茶が当たり前のものではなく、1つの芸術品として見るようになりました。 川根茶の農家さんに出会い、巨匠と呼ばれるような人たちとお仕事をご一緒する機会があったり、交流をするうちに、どんどん川根茶の魅力にハマり、私もお茶を作ってみたいと思うようになりました。 何も持っていない私でしたが、小さい畑を借りる口利きをしてもらったり、お茶を管理するための道具を貸してもらったり、作業を手伝ってもらったり、たくさん周りに支えてもらいながら、こんな私でも川根茶を作ることができました。 今回販売するのは、私がお茶作りを始めてから初めて荒茶工場で作った川根煎茶(一番茶)や、納得いく手摘みをして大事に集めた茶葉を釜で炒った釜炒り茶です。 一般的な川根茶を知った上で、現在は茶草場農法を取り入れたり、農薬は使わず、消毒も必要最低限、肥料も菜種、魚粉、有機質肥料を入れ、茶工場も私の気持ちを後押ししてくれるところに託し、自分に合ったお茶作りをしています。 ぜひ楽しんでいただけますと幸いです。 茶ノ海

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