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クリエイターの作業プロセスを配信するサービス 00:00 Studio をリリースしました

アル株式会社 CTOのwadapです。このたび、新サービスである 00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)をリリースいたしました。

このサービスはクリエイターの方の作業プロセスを動画を通じて配信をするサービスです。アル株式会社では漫画ファンに向けたサービスを主に展開しておりますのが、今回は方向性を変えてクリエイターの方が作品を作るまでのプロセスに注目したサービスとなっています。

作業プロセスに注目した理由

弊社の代表が「プロセス・エコノミー」という概念を提唱していますが、まさにこの概念から生まれたサービスとなっています。

漫画や音楽やアートなど、私達は完成された作品を目にする機会は多いですが意外にもそのプロセスに触れることはあまりありません。大型なもので最近だとNizi Projectなんかはまさにそこに当たるものではありますが、世の中には星の数ほどの作品がありそれを生むためのプロセスが存在しています。

普通にコンテンツを消化してしまうととても短い時間になってしまいますが、実際にはそこには想像し得ないようなプロセスが存在しているはずです。

また、作品を作るためのプロセスだけでなくそこに至るまでのスキルを身につけるための時間なども考え出すと途方も無い時間が世の中の作品にはかけられています。

そのようなプロセスを公開し、評価されるようなプラットフォームを提供できないか?という思いからこのサービスを作ろうと思いました。

他の配信サービスと何が違うのか?

配信ができ、閲覧してくれる人とコミュニケーションがとれる。このような機能だけみると先行しているYouTubeライブで十分じゃないか?という疑問は出てくるはずです。

たしかに機能という面ではそのとおりですし、まだまだ00:00 Studioで足りていない機能はたくさんあります。しかし、00:00 Studio は明確に立ち位置と用途を分けています。

YouTubeは「Show」としてのコンテンツを配信するのに対し、00:00 Studioは「Stream」としてのコンテンツを配信するといった思想で作っています。

YouTubeはやはりもともとが完成された動画を投稿するプラットフォームなので、YouTuberの方が投稿するような「Show」として完成されているものが多いです。

これは素晴らしいことですし、ひとつのカルチャーとしても完成されておりテレビの番組作りにも多くの影響を与えているのではないでしょうか。

しかしながら「Show」をずっとできる人は限られていますし、あのコンテンツを発信し続けられるのはごく一部の人でしょう。

そこでYouTuberなどがやらないような現実的な作業。日常からやっている地道な作業などを気をはらずに配信できる「Stream」としてのコンテンツを気軽に出せる場として設計をしました。

※ちなみに「Show」と「Stream」という表現は作り込まれたコンテンツに対する対比で自分なりに考えたワードです。

個人的な思い

上記はサービスを作る上でのプロデューサーとしての思いを言語化したものです。ここから下は完全に自分の個人的な思いです。

個人として作業というと「コードを書く」「音楽制作をする」あたりがあるのですが、実際にそのような経験を経てみて他の人はどうやっているんだろう?という純粋な疑問と好奇心が生まれたんです。

その好奇心が広がると自分がすきな漫画だったり音楽だったりはどうやって生まれてきているのだろう。どれだけの苦労があるのだろう?というように興味が広がっていきました。

もともといろいろな人のデスクをみたりするのがすごく好きなのですが、おそらくそれの延長線ですね。それこそ作業のやり方は十人十色ですし、作品の種類によっても個性や特性が出るはずです。

だから、ジャンル限らずにとにかくいろんな人の作業を見てみたいんです。そのためにはとにかく色んな人に配信をしてもらいたい。そういった個人的な思いが強く込められています。

だから自分でも配信しますし、その配信をみてちょっと配信してみようかな?と思うような人がいてくれたら嬉しいです。

そうしてまた世の中に出ているコンテンツが再評価されたり、プロセスが評価されることで作品が世にでるようなチャンスを生むことができたら最高ですね。

より多くの人の配信を心より楽しみにしています。登録はこちらからどうぞ!


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