見出し画像

新しいカメラが話題になるたびに思うこと(2/3)

こんばんは。
昨日の続きで、僕が最新カメラは買わずにα7sという9年も前のカメラを使い続けている理由を書いていきます。

2.性能

兎にも角にも新しいカメラは性能がいいです。
秒/30コマ高速連写だの、象面位相差AFだの、4:2:2 10bitだのと最新のモデルはバケモンかと思うくらいです。

ただ一つ思うのは、そんないい性能使い切れるのかなぁっていうことです。

カメラを使うことが仕事の人にとっていえばカメラの性能は何よりも重要であることは間違い無いです。
魂を込めてシャッターボタンを押したからといって連写速度が上がるわけではないですし、その道40年の大ベテランが使うからといって画素数が上がるわけではありません。
そういった方にとっては性能がよくなるというのは間違いなく恩恵を受けられるでしょう。

では、僕のような写真家崩れのライトユーザーだとどうなのでしょうか。
正直、連写なんて使いませんし、大判プリントすることもないため1200万画素あれば本当に十分です。
もしプリントする必要性が出てきたとしても、1200万画素あればA3サイズまでなら過不足なくプリントできます。

あと、カメラで最も重要だと言われているのはピントが合っているかどうかですよね。
つまりAF性能です。
僕は動き物を撮ることはほとんどないんで、AFは正直なくてもいいです。
ずっとマニュアルで撮っているというわけではないんですけど、いわゆるジャスピンの写真にそこまで執着はないんですよね。

僕はどちらかというと、日常の中に潜んでいる誰も気付いていない価値を発見することに喜びを感じるタイプです。
なので、写真もスナップだったり、そこに意味があるのかないのかよくわからないような写真が好きなんですよね。
なので極端にいうとちょっとピントがずれていたっていいと思っています。
撮りたいと意図したものがちゃんと認識できるくらいまで写っていれば十分です。
同じような理由でボケ味にもあまり興味ありません。

むしろボケる写真を撮ることは少ないです。
ボケって極端に言うとモザイクと一緒ですからね。
もちろん表現として用いることに否定は一切しませんし、僕もボケてる写真を撮ることもありますが、ボケを積極的に狙って撮ったりはしません。
だいたい撮影する時はF8くらいに設定してます。

あと、sonyプラザで開催されている写真展なんかに行くと、最新のカメラとレンズで撮影されてる写真が並べられています。
結構な頻度で見に行くんですけど、「肉眼でもそんなに見えてなくない!?」って写真に結構出会うんですよね笑
動物の羽毛が一本一本伝わってくるような写真を見ても「すごいな」とは思いますけど、僕は別にそういう写真を撮りたいわけではないです。
さっきも言った通り、僕の写真のテーマは"日常"なので。
目が悪い僕に撮っては、ピントがジャストで合っていて肉眼以上にくっきり写っている写真は日常じゃないんですよね。

そんなわけで、性能面からも新しいカメラは別にいらないなーって思います。

ただし、カメラが変わるよりもレンズが変わる方が写真の仕上がりは圧倒的に変化を感じるんで、カメラよりかはレンズの方が関心値は高いです。
とはいえ、今のレンズも十分綺麗な写真が撮れますけどね。

というわけで昨日は重さ、今日は性能面で最新のカメラが僕にとってはいらない理由を語ってきました。

明日は総括として「本当に必要なカメラの見つけかた」を考えていきたいと思います。

今日もお疲れ様でした。
明日も健やかにお過ごし下さい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?