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スクールドッグむかえました

自宅フリースクールを運営して1年。

生徒さんの入会を多くいただくようになったことを機に、2020年4月、市内の少し大きい教室にお引越しをしました。

これまでよりもほんの少し広く、自由度の高い教室運営ができるようになりよかったなぁと思っています。

教室の引っ越しと共に、スクールドッグも迎えてみました。

”スクールドッグ”などとかっこよく言っていますが、ただ自分がわんこを飼ってみたかったというのが一番大きな理由だったり…。

ゴールデンレトリバーのポターテンといいます。

様々なご縁からゴールデンレトリバーの魅力にとりつかれて約8年。

念願の子犬を、本気のブリーダーさんから譲りうけました。

毎日がバラ色…いや、黄金色の日々です。

💩まみれになりながらも奮闘中。

フリースクールでイヌを迎え入れるに至ったのには、あと2つのきっかけがありました。

過去に中学校で勤務していた時、酒・タバコ・夜間徘徊・対教師暴力と様々な生きづらさを抱えていた生徒がおりました。

この子が、ある日突然素行がよくなったのです。

事情を聞いてみると「犬飼い始めてかわいいから他のコト全部やめたんだ~」と。

学校中の教師が2年間もあの手この手を打ってきても効果ナシだったのに、決めては一匹のわんちゃん??

「へ~…」しか出ないわたくし。

アニマルセラピーって本当にあるんだな~と身をもって実感した出来事でした。

もう1つのきっかけは、こちらのお方

ファシリティードッグのベイリーくんです。

ファシリティードッグとは…

「ファシリティドッグ(facility=施設・機関)」とは、当院に常勤勤務する、医療スタッフです。ベイリーは日本初のファシリティドッグとして、トレーニングセンターのあるハワイから5年前に日本にやってきました。静岡県立こども病院で2年半の勤務を経て、2012年7月から当院で勤務しています。

ベイリーのおもな仕事は、入院中の子ども達のもとを回り、触ってもらったり、ボール遊びをしたり、一緒にお散歩に行ったりします。そして手術室まで一緒に行ったり、採血や処置の時にそばにいて不安の軽減を図ったり、歩行訓練や運動療法の付き添いをするなど、治療の手助けもしています。

「ベイリーと一緒なら採血頑張る。」「ベイリーに会いたいからまた入院したい。」という子どもも数多くいます。
 そして、子ども達だけではなく、そのご家族にとってもファシリティドッグは重要な意味があると感じています。

(写真と文は神奈川県立子ども医療センターHPより引用)

以前メディアでこのベイリーの存在を知って私は「すごい!」と感激しました。

重い病気を抱え、辛い入院生活で表情なく横たわる子ども達。

そこへベイリーがやってくると、途端に子ども達の顔に笑顔が!

手術への不安で夜眠れない日々を過ごしていた女の子が、ベイリーに添い寝してもらった瞬間にスッと眠りに落ちたり。

人との会話はおろか、目を合わせるなどの意思疎通を長年することができなかったおばあちゃん。

病室にやってきたベイリーをひとなでした瞬間に、久しぶりの笑顔を見せてくれたり。

動物のもつ偉大なパワーに魅了されました。

そんなきっかけから「フリースクールにイヌがいたら素敵な変化が起こるかも!」という突拍子もない思いつきを、ついに実行に移してしまいました!

うちのポターテンは、ベイリーくんとは並べることも恥ずかしいくらいやんちゃ坊主ですが、いつかは優しいおおらかなスクールドッグになってほしいと願い、日々トレーニングを頑張ってもらっています。

「犬が苦手な子にはどうする?」

「犬アレルギーがある子への対応は?」などの問題解決については、また次回以降のnoteで記録していきたいと思います。

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