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自宅フリースクールを始めて ~今後の展望~

前回のnoteでは、「自宅フリースクール運営で生活は成り立つのか」というテーマで記事を書きました。


このようなお話をすると、続けてよく聞かれるご質問が、「今後の展望」についてです。

「フランチャイズのように、でぃありす上尾を展開していくつもりはありますか」
「大きな教室を借りて、人を雇うなどして組織を広げていくのですか」
などとご質問頂きます。

2020年現在の私のささやかな夢は下の2つです。

1つ目は、「自宅フリースクールのように、すべての子ども達が等しく教育を受けられる場所づくりを広めること」

2つ目は、「イヌのブリーダーをやること」

フリースクールでぃありす上尾を大きな組織にしていくことは考えていません。
私は経営知識にうといため、人材を雇ったり、育成したりということは難しいと思っています(あまり興味もありません)。
スキルの習得が必要となったらちょっと頑張って勉強をするくらいの努力はすると思いますが、現状特にその必要も感じていません。
もう一つの理由として、「すべての生徒さんを自分の責任で見たい」という思いがあります。
そうすると、現状おあずかりしている10~15名の生徒さんでいっぱいいっぱいです。
したがって、生徒数を増やすとか、組織を大きくしていくとか、収入を上げたいとか、そういう目標はありません。
実のところ現在も、頑張ればまだもう数名の生徒さんを見させて頂く時間枠は作れるのですが、今いる生徒さんへの対応の質を保つため、余裕のあるスケジュールを確保して運営をしています。
生徒さんの人数が増えれば収入が上がるのはそのとおりなのですが、学校教員時代の深い反省や個人的な思いから、金銭面よりも心の余裕を大切にしたいと思っています。
むしろ、今見させてもらっているすべての生徒さん全員が巣立っていくのを見届け切る、ということのほうが目標です。
生徒さんが全員巣立って行ってゼロになったら、スクールをたたんで、イヌのブリーダーをやるつもりです。

ただし、学校に通っていない子ども達を含め、全国の子ども達がみなもれなく教育を受ける機会が得られる場所が増えてほしいという思いはあります。
そのような理由から、note上で私のささやかな取組みについて紹介をしたり、「フリースクールを始めたい」と考えている方々との面会を続けたりしてまいりました。
私ひとりが自宅フリースクールを開いたところで、救える子どもの人数は埼玉県上尾市周辺のせいぜい十数名。
けれども、全国各地に同じ取組みをして下さる先生たちが増えれば、その分救われる子どもや保護者様も多くなります。

必要なものは、自宅の小さな一室と机とイス。
そして何より大切なのは子どもや教育への想いです。
私のこの小さな取組みにともに魅力を感じ、「私にもできるかも」と感じてくれる方に向けて、今後も記事の発信を続けてまいります。

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※画像は ia19200102さんの作品をお借りしました。

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