捻れ

顔が右に歪み、舌をつっぱりだす

私の顔は世を嘲笑っているかの様にみえているのか

そう思うと言葉でしかわかり合えぬ我々はとても下等な生き物だと感じる

それではさよなら

もう逢うことのないひと

私は海馬が小さいため刹那の記憶は灰になる

しかし、私の右に歪んだ異形な顔をあなたは忘れることは出来ないだろう

舌をつっぱりだしたとき、私はいつも閻魔を呪う

舌を抜くのは泥で濁った水たまりに落ちたときと約束したのに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?