言葉にするのは、おもしろい。
「言語化」の大切さは、もう多くの人が感じていることだと思います。
僕がそのおもしろさを意識したのは、大学生の頃でした。
たまたま授業で履修した芸術論で、梅本洋一さんという映画批評家と出会います。
とてもクセの強い方で、
彼は「批評家の仕事は、映画をいい、悪い、おもしろい、おもしろくないと感想を言うことではない。新しく生まれた映画の、それが何なのかまだ誰もわからないものに言葉を与え、わかるようにすることだ」といいました。
実際に彼は、当時世界で一番多くの「無名の映画監督」