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初めての運動会

昨年はコロナが流行り始めたため運動会自体行わず、幼稚園の保育時間中に運動会ごっこをしたようでした。
今年もコロナ禍ではあるため年少・年中・年長とで時間を分けて、完全入れ替え制で開催。
お弁当などがないのも寂しい気がしましたが、ひとまず運動会ができたことが良かった。

そのため年中の次女は初めての運動会。
「え、はしるのと、おどるの、みたい?」
「みんなのパパとママくるんだよー」
と楽しみにしていました。

運動会の当日幼稚園に着くと、先生たちが準備してくれた飾りが楽しげに待ち構えてくれていました。
このコロナ禍で普段親たちが集まることもないので、年中だけとはいえ、たくさんの親たちがグラウンドに。

そのいつもの景色ではない様子に、お初の運動会の次女は緊張。
顔が固まり泣き出しました。

先生のところへ連れて行き、私が離れていくと泣き止んでいましたが、指しゃぶりがスタートしました。
どうにか気持ちを落ち着かせるための手段です。
入場から準備運動中もずっとちゅぱちゅぱ。
みんな手や頭を動かして準備運動をしているのに、一人だけ停止している体が、逆に目立っていました。

「あー本番によわいんだね〜」
と夫と話していました。

最初の種目はかけっこ。
男の子たちが終わり、次女の番がきました。

「よーい、どん!」
するとほんの2〜3分前に指をくわえていた人間が、
ダダダダダダッ
後ろの子に差をつけて、一番にゴールを駆け抜けていきました。

「…本番につよかったなぁ」
と夫としばし唖然としてしまいました。

そこからはもう慣れたようで指をしゃぶることもなく、障害物競走も爆走。踊りもしっかり。

帰ってから、私にベタ褒めされ、お父さんにヒーローインタビューをされ、お姉ちゃんにメダルをもらい上機嫌の次女。

子どもの力は計り知れない。
子どもたちみんなを引っ張っていく先生たちにも感謝です。
無事に運動会が終わって良かった。
成長を感じ、涙腺が緩みっぱなしの運動会の一日でした。

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