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映画日記#14 『キル・ビルvol1』


今日はアメリカ映画『キル・ビル vol.1』を鑑賞した。
クエンティン・タランティーノ監督が映画へのオマージュを捧げた怪作で、テーマ曲はあまりにも有名だ。
友達から「人がバンバン死んでいく映画を観たい」と言われたので、この映画を選択した。
3年前ほどに初めて鑑賞した時は、ひたすらに面白かったという記憶がある。

史上最強と言われた女エージェントのザ・ブライド(ユマ・サーマン)は、結婚式当日にかつてのボス、ビル(デヴィッド・キャラダイン)の襲撃を受け、夫や身ごもった子供まで殺されてしまう。4年後、昏睡状態から目覚めた彼女は、ビルへの復讐を決意する……。
映画.comより引用

やっぱりめちゃくちゃ面白い。日本映画、カンフー映画へのオマージュが詰め込まれていた。
全ての映画に愛を持って、B級映画を作る事にも全力で取り組む姿勢が、タランティーノという監督の作家性であるように感じた。
展開の面白さというよりも、いかに自分の好きな映像を撮るかという点に重きを置いている作品で、だからこそ、キメ画の強さが飛び抜けていた。
タランティーノの映像への嗅覚は半端ではないのだろう。
映画を観る上で、どこがキメ画なのか、どこが物語の核であるかを、直感的に読み取る感覚を持つ事は、映画創作に関わる者は大切にしていかなくてはならないのだと、この映画を通して学んだ気がした。

ちなみに、この映画を一緒に観た友達には全く刺さらなかった。作品のチープさやぶっ飛んだ設定がはまらなかったらしい。面白さは人それぞれなのだと、改めて実感する。時々忘れてしまうから、人と観ることで思い出すのも必要だ。

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