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不眠症大学院生の四方山話


私は、不眠症である。
今日も、日付が変わる前にはベッドに入り、眠ろうと努力していたのだが、気がついたら深夜3時になっていた。
眠たいのに、眠れない。
疲れているので、体を動かす気力もない。
昔から、1〜2時間眠れないことはざらにあったのだが、ここ最近は特にひどい。
明日も朝からアルバイトがあるのに、この調子だと、日中眠気に襲われることは確実で、今から憂鬱な気分になる。休みたい。

また、私は大学院生である。
3月に大学を卒業し、4月から同じ大学の修士課程(2年制で、修士号を取得できる)に入学した。
大学院生といえば、白衣を着て、毎日実験室にこもり、様々な実験に取り組む研究者、みたいなイメージがあるかもしれないが、私はどちらかといえば文系の大学院生なので、白衣を着ることも、立派な機材が並んだ実験室に行くこともない。
自分のデスクか図書館で、文献を読んだり、分析の勉強をしたり、パソコンで文章を書くといった、側から見れば座り続けているだけの、地味な作業が中心である。

大学院生になってからは、研究室と自宅、アルバイト先(2つ)を行き来する日々を過ごしている。
研究室のデスクは基本ひとり、自宅に帰っても一人暮らしなので誰もいない。バイト先は会話無し、大学時代の友達の多くは、就職やらで遠くへ行ってしまった。サークルも引退したので後輩との接点もほぼなくなり、恋人ができる気配も全く無い。(こんな生活だから不眠症が酷くなったのかもしれない、今書いていて思った)

客観的に見ると、今の自分の生活はだいぶ寂れている気もするが、個人的にはわりと気に入っている。
それは、研究という活動そのものに心惹かれており、しっかりと向き合えているからだろう。
元来、色んなものを見て、ひとり頭の中でぐるぐると思考を巡らせることが好きなので、誰にも邪魔されない環境で(自らの不眠症には邪魔されるが)、自分の興味のある研究分野について調べ、明らかにされていること、されていないことを整理し、仮説を立てて、さらに調査を重ねていく、という一連の研究作業に没頭できることが、たまらなく楽しい。
4月は引っ越しやら入学関係の諸々の手続きやらで怒涛の忙しさだったため、あまり研究に割ける時間が少なかったが、それでも研究は楽しかった。5月以降は研究する時間が更に増えるので、今から楽しみでたまらない。

一方で、不眠症に関しては、いよいよ本格的に向き合わなければならないと思っている。
これまでは、深夜に散歩をしたり、本を読んだりして、なるべく不眠を楽しもうとしていたが、そのようなごまかしが効かないほどに、日中の眠気がきつく、何も集中できない時がある。夜よりも、日中研究室のデスクで英語の論文を読んでいるほうがすぐに眠れてしまう。
私の場合は、ヤクルト1000や、市販の睡眠改善剤が全く効かなかったので、早いうちに、心療内科か精神科を受診する予定である。
受診したからといってすぐに解決するとは考えていないが、少しでも改善することを願う。

こんなことを書いているうちに、1時間も経っていた。眠れないモヤモヤを紛らわせるために書き始めたが、案外すっきりした。
まだ眠れそうにないが、もう一度眠れるようにトライしてみよう。
おやすみなさい。

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