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アフターTOKYO2020の世に必要なのは「心の豊かさ」だ。

■最近、ふと思い出すCMがある

「ライバルは、1964年。」

あの頃の日本人に、

●笑顔で負けるな。

●見る夢の大きさで負けるな。

●人を思いやる気持ちで負けるな。

●こころの豊かさでも、ぜったいに負けるな。

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現在、コロナ禍で東京オリンピックが開催されています。

日本人選手だけではなく参加している選手一人一人が輝いていて、その姿は純粋に人々に元気やパワーを与えるものです。ただ、日常生活に目を向けるとコロナ感染者数はすごい勢いで増え続け、過去最高を更新する日々が続いています。

開催前から様々な問題を抱えたままスタートした今回のオリンピック。「本当にこのオリンピックは開催されるべきだったのか?」等、今回のオリンピックの是非を問う声は多くあります。きっとこのことについてはオリンピックが閉幕した後にきちんとした検証が行われるのでしょう。

私は今回、ここでオリンピックの是非を話したいわけではございません。「今回のオリンピックの後」「(少し先になるかもしれませんが)コロナが終息した後」、新しい変化が起こります。

そんな中、冒頭のCMを最近よく思い出してしまいます。


■大きな変化とは

もっと具体的に言うと、日常生活、働き方、価値観等がこれまでのものとは大きく変わってきます。これはきっと皆さんも普段の生活の中でうすうす感じていることだと思います。しかも、その中で「多様性(たようせい)」ということが社会ではなく私たち一人ひとりに直接求められます。

変化をもたらしたコロナ。その中で行われたオリンピック。

大きな変化の中、みんなが不安定な状態で「多様性」を求め始めると、下手をすると不調和がうまれる。これは日本国内だけでなく、最近は世界のいたるところで大なり小なり起こりつつあると感じています。

・誰かのせいにしてみたり

・誰かの悪口をいってみたり

・誰かを傷つけたり

心に影を落とすようなニュースが実際に流れてきます。これはテレビの向こうの話ではなく今私たちのすぐ近くで本当に起こっていることなのです。

このままではこれから起こる大きな変化には日本人はきっと対応しきれない。どれだけ技術が進歩しても、いろんなサービスが出てきても肝心な「人」が追い付いていかない。

なぜか、、、きっと「心に余裕がないから」「心が乾いてしまっているから」。


それでも、ヒントはある。

■10代の女の子が教えてくれたこと。

スケートボード女子パークでの1コマ

果敢にチャレンジをして4位となった選手を、他の選手が肩車をして称える風景。特別にオリンピックだからというわけではなく、これまで私たちはそういった風景を見たことがなかった(そういった価値観に出逢ってこなかった)が、そこにはまぎれもなく新しい彼女たちの価値観が存在した。

彼女たちの「心」がどこに向いているか、それは純粋にスケートボードを愛し、楽しむこと。

ごくごく単純なことのようだけど、彼女たちの「豊かな心」は間違いなく多くの人に伝わりました。

■次はあなたの番です。

日本人は本来「心」を大事にしてきました。

それは四季折々の環境の中で、自然に触れ合い、誰かを想うことで育まれてきました。

大きな変化の中ではそのことが、見えづらくなることもありますが、ほんの少しでもその気持ちを持っていればきっと「心の豊かさ」へと繋がっていき、大きな変化の波も乗りこなせるはずです。

さあ、ここからがあなたの番です。心の豊かさでぜったいに負けるな。

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