レーザーカッターでボードゲーム関連のコンポーネントを製作する
ボードゲームのコンポーネントを制作するために購入したレーザーカッターに夢中で、そこで、届いてから制作したものを振り返りたいと思います。
使っている以下の材料は、すべてダイソーの桐合板(厚さ2.5mm)です。
1.ダイスカウンター
「ブラス:ランカシャー」(通称、黒ブラス)という、ボードゲーム用に作りました。ゲーム内で次ターンの手番順を決めるため、そのターンに使ったお金を積み重ねるというルールがあります。これにより所持金の両替が頻発するのと、コイン自体の不足が気になりました。
そこでコインの代わりに10面体を2つ用意して1から100を表現することにし、その際に10面体は不安定だと考えて台座を作成しました。
運用してみた感想としては、コインを積むよりは良かったです。しかし1箇所にダイスを集めると一番ダイスに近いプレイヤーにダイス目を変える負担が掛かってしまいました。
結局、10面ダイス2個を個々の手元に置いてカウントすることにしたので、こちらは早々に引退しました。
2.ダイスタワー
「キュビトス」というダイスのデッキ構築ゲームでは、最低でも10個前後のダイスを振ります。これを普通に振るとダイスが散乱するのでダイスタワーを段ボールで作っていました。レーザーカッターの導入を機に木製にしました。下にレザートレイを置く前提で横向きのトレーは廃しています。
ただし横向きトレーがないため、ダイス数が増えるとダイスが縦に積み上がる点と、中板が2枚のため、ランダム性が少し心許ないところがあります。しかしダイスの散乱は防ぐには必須だと思います。
3.カウンター
10面ダイス2個で十分ですが、もう少し操作性の高いカウンターを作ることにしました。ダイソーのネオジウム磁石で可動部を動かすことでスムーズな操作感と部品同士の固定を実現しています。磁石の固定には強力な瞬間接着剤であるゴリラ スーパーグルージェルを使っています。この接着剤は物凄く強力なので扱いには気を付けてください。
TCGのライフカウンターにも使えると思います。他のものと比べるとパーツが複数あったり、磁石を使っているので手間がかかっています。
4.コイントークン
多くのゲームで使うコイントークンを手触りの良いものにしたいと思い、
3種類のコインをImageFXでデザインしました。より緻密なデザインもあったのですが、細かすぎますとデザインが潰れたり、加工時間が掛かることから、このくらいのデザインにしています。中心の数字を塗りつぶしで彫刻することで窪みを与えているため触感がとても良くなっていると思います。
枚数を多く作る必要があるので、オイルフィニッシュ、やすり掛けの手間は非常にかかりますが、ボードゲームでよく触るのは駒、カード、コインですので触感良くすることにはこだわりたいところです。