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令・和装

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#着付け教室

着付け補正用タオル作り

着付け補正用タオル作り

補正作りをしていると思い出すMちゃんの事。

正しい事を正しいと伝える事だけが正解じゃない事を伝えたい微妙な場面がありました。

不器用だけど一生懸命に働いてくれるMちゃん。

ある日の事、着付け補正用タオルの持ち込み枚数で。

前撮り撮影や成人式のお支度の準備の為、タオルを5枚持ち込んでもらい、それを利用してお嬢様に合わせて補正タオルを作ります。

5枚ね。

でも母の気持ちなんでしょうね。5枚

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シワはない方がいい

シワはない方がいい

着物を着るときの必需品、

腰紐。アイロンかけてますか?

シワシワでウネウネねじれた紐使ってませんか?

「見えないからシワシワでもいっかー」とか思ってませんか?

腰紐はアイロンかけてシワがないものを使う事をお勧めします。

とくに1番重要なのは着物を羽織ってから使う一本目の紐。この紐がシワシワだと着物の下前に縦に細かなシワがでやすくなります。

着る時のシワの処理のストレスを無くす為にも、腰

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令・和装No.14家紋

令・和装No.14家紋

あなたの家紋は
なんですか?
と聞かれることは、
日常生活ではまったくといっていいほど
無いですよね。
着物をお仕立てする機会ができ、
紋を入れるとき
あれ?なんなのかしら?って
経験するかもしれませんね。

家紋が入っている着物は
留袖
黒紋付
色無地、
です。

自分の生まれた家の家紋を入れて
花嫁道具として持たせてもらった
という方もいらっしゃると思います。

最近では、花嫁道具に必ず家紋入

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令・和装No.12 秋単衣

令・和装No.12 秋単衣

9月になりましたが、
まだまだ暑いですね。

そして着物は夏物の
紗や絽の着物から
単衣の着物へとかわります。
暑い時は無理せず
夏物お召しになってもいいと思いますが

お茶会に参加する時や、
ご招待された際は相手様にお伺いすると
安心かもしれないですね。

さて!私は、仕事柄カレンダー通り季節のルールを守ります笑
というか、先取りしたくて仕方ない笑
でも今年は暑すぎるよー
前半はまだ夏物かなぁ

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令・和装No.10帯揚げ

令・和装No.10帯揚げ

着物には魅せるポイントがあります
正面は
衿元と
帯揚げ、
帯締め
後ろ姿は
衣紋の抜きかげん
帯のお太鼓の高さ
八掛の魅せ方

令和装、今回は帯揚げについて

正面のポイントになる
帯のうえのスカーフのようなものが
帯揚げです。
粋な感じ、着慣れた感を出すには
スーッと色がのぞくくらいに結びます

若い方ほど
ふんわりとたっぷり見せるように
結びます

帯揚げが帯からみえる量の違いですが
上の写

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令・和装No.7関東と関西

令・和装No.7関東と関西

帯の結び方に関東巻きと
関西巻きがあります。
関西巻きは時計回り。

関東巻きは反時計回り。

私は
くせで、とっさに巻く時に
関西巻きになります
どちらでもいいですよって
言われるのですが
関東で何かイベントがある時は
関東巻きで結びたいという思いがあり
復習する為、
特別稽古をうけてきました。

昼食をとる
時間さえ
もったいないくて
ひたすら
ボディーに着付けしてました。
袴をつけてし

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令•和装 6

令•和装 6

なぜスポーツカーをつくるのかっていう
質問に
昔は馬がたくさんいてその馬の数だけ、車に変わっていて

残っている馬は、
乗馬用とか競走馬など

馬を楽しむ人のためだけに残っているって

トヨタ自動車社長の
記事をいつだったか読んだ事を思い出しました

私の携わっている着物の仕事に置き換えて考えてみると

昔はみんな着物を着ていたのに、
今はみんな洋服の生活です。

同じ事が言えるなぁと。

着物

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令・和装No.5着物と薫りを纏う

令・和装No.5着物と薫りを纏う

着物を着る時の私の楽しみの1つが
匂い袋。
京都のお茶屋に行った時
匂い袋の話になり
おススメの匂い袋を教えてもらい

手に入れて以来、
着物を着る時は
薫りを纏うようにしています。

匂い袋。袖におとして使うものと
思っていましたが、

帯揚げに通して
飾りのようにして楽しむといいと
教えてもらいました

着物をお召しになっている方を
気をつけて見ても
そんなふうにして
匂い袋を楽しんでいる方

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令・和装No.4半衿

令・和装No.4半衿

半衿を取り付けながら、祖母のことを思い出しました。

なんでもできる祖母が、針に糸を通すのだけは、なかなかできなくて、
私が糸を通すのが、決まりのようになっていました。
子ども心に優越感で、
「おばあちゃんができない事、手伝えてる」って喜びがありました。
そんな事を思い出しながら、
絽の襦袢に半衿取り付けをしました。

6月、9月が単衣の時期
7月、8月が盛夏の着物とされています。
着物に合わせて

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