絵師達がどのように絵の修行をしていたか調べてみる
浮世絵や新版画の絵師達がどのように画法を体得し弟子達に受け継がれていったのか以前から興味があり、古い本を探す事でその一旦が垣間見えるかもしれないと、ちょっとずつ集めている。そのいくつかを時系列に並べてみて、その変遷について改めて考えてみたいと思いたった。
水野年方と並び明治木版口絵の人気絵師だった梶田半古。その教えを口述筆記した「画事入門」という本。半古は「前賢故実」という菊池容斎が歴史的人物を考証し描いた書物を全て暗記するほど全てを模写した。また画塾を開き写生を塾生達と行