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ファンってなんだろうな

この文章は、取り止めのない本当にただの自分語り。
読む価値はあまりない。ただ、書いておきたかった事。
活字中毒、すぐなにか書きたい病
何か考え事をまとめるには、セルフカウンセリングの手法として書き止めることはとても大事。稚拙だけどね


信者になれきれないのは、なぜだろう。

この春から夏はそれに直面することが多かった。

今年、KinKi KidsはCDデビュー25周年。色々な企画やテレビ番組に出演することが、多くてとても楽しい日々だった。一番、嬉しかったのはYouTubeチャンネルの開設、10年以上前から、違法なグレーな動画がたくさん上げられていて、テレビなどで、「愛のかたまり」や「硝子の少年」が話題になるたびに、その動画が再生数が上がることがなんだかなと思っていたので、公式ができたのは、本当に嬉しい。

京セラドームのイベントで、そのことが発表された時は、珍しく本当に泣いた。私はそれくらいの熱心なファンであるのは間違いない。ファン歴だけは、無駄に長くて29年くらいかもしれない。長年の雑誌の切り抜き、映像パッケージ、CD、テレビの録画、ラジオの録音、ドラマのBOXセット、グッズ、コンサートやイベントへの参加、Twitterでのつぶやき、普通にみたらきっと私は熱心なオタクで「推し活」をしている信者だろうと思う。

でも、1行目に戻る。私は信者になれない。その事を再び悟った夏だった。

この文章を書いている辺境の地に、わざわざ来る人もいないと思うのだけど、くれぐれも注意しておきたいのは、私は、すごく熱心な図書委員と名乗る方、宣伝部と名乗る方、そういった方たちを批判したい訳ではない。ただ、この文章は、私は、なりたくてもなれないと悟ったという話だ。

その前に、そんなに長年ファンだったのに趣味アカウントを立ち上げた理由を書いておきたいと思う。

私には、なんでもつぶやく用の日常のTwitterアカウント(14年もの)がある。コロナ禍でリモートワークが始まり、ツイートの数がその日常アカウントで増えた。そこで、KinKi Kidsの話題を書くと、拡散など希望していないのに、かなりRTされたり、謎の説明が書かれたリプライが多数寄せられた。

たぶん、このツイートをした人間が、こんなに濃いファンであるとは思っておらず、「最近ファンになった人だ。色々と教えてあげよう」という好意からの反応だと思ったのだけど、日常アカウントでそれをやられると、かなりきつい。ご飯のおかずから、日々の生活のつぶやきの間にそれが混じるのが本当に嫌だった。そして、教えてくれるリプライの内容は、(ごめんなさい。そんな事知ってますけど、何か? )といった内容ばかりだった。そこで面倒になったので、趣味のアカウントを作ることにしたのだ。

最初は、「せっかく、趣味のアカウントを作ったのだから積極的に交流しないと」と思ったりもした。ファンとしては、あの頃の苦々しい思い出もあり、2ちゃんねるには長くいたが、孤独に活動してきた私、ちょっと頑張ってみた。

そして、信者になれない私は、ファンとしてのSNSに結構早めに挫折をしたのだ。

私が、趣味のアカウントを作ったこの2年で、個人のInstagramアカウントの開設、レコード会社のTwitterアカウントの開設、前述の公式YouTubeチャンネルの開設、ENDRECHERIの YouTubeチャンネルの開設と目まぐるし動きもあった。

趣味のアカウントを作ったお陰で、仲良くさせていただいている、相互フォロワーさんももちろんいるし、私のツイートを見守ってくれるフォロワーさんも多くできた。それはとっても嬉しい。

ただ、私の意見が偏っているからかもしれないのだけど、趣味のアカウントを作ってから、かなり色々なDMとリプライをいただいた。現在もいただいている。アーティスト本人は多様性を話して説いているのに、なぜ、ファンの多様性を認めてくれないのだろう。少し悲しくなる。

私は、ジャニーズ全般が大好きで、面白いことが大好きで、タレントはひとりの人間だと思っている。なので、アバタもエクボだったり、「もう君以外愛せない」的な思想は持ち合わせてない。

良いものは、良いと思うし、苦手なものは苦手。いくら、大好きだからといってタレントの危い発言には、おいおいとツッコミを入れたくなってしまう。そして、モノマネはしてもらえるだけで、ありがたいと思うタイプだ。

芸人好きでもあるので、コンビ愛にはうるさい。ただ、そこに全くBL的な思想は持ち合わせていないタイプ。なので、仲良しことは美しきかなと思うし、ふたりの関係性もとても好きだけど、過度な何かを求めていないし、それを風聴するのも好きではない。

グループ活動もソロ活動も一緒くたに楽しんできた。
本当にただそれだけ。

大人計画が好き、グループ魂が好き、役者の阿部サダヲさんの演技が好き。宮藤官九郎さんが好き。ウーマンリブが好き、役者の宮藤官九郎さんが好き、それと変わらない。

そして、身体的な何かについても、特に興味がない。容姿は端正で、美しいなとは思うけど、たぶん、KinKi Kidsの容姿があの顔でなくとも、多分私は、ファンだろうと思う。容姿で役者やアーティストのファンになったことがないので…

なので、極端に性的な表現で、興奮してるファンをみても全く共感できないのだ。あなたのフェチの琴線に触れる何かがあってよかったね。とは、いつも思ってるけど。でも、過度な表現は苦手。あなた、それ、会社の同僚の男性に面と向かって言える? 女性アイドルに男性ファンが同じことつぶやいていたら、キモいって思わない? 心の中で思うのは自由だし、どんどん思っててくれて構わないけど、誰でも読める場で垂れ流さないでと思うことは多々ある。もちろん、ミュートとブロックで自衛はしている。

自分自身の人生の経験から、人に過度な期待を与えるのがとても苦手で、他人を嫌いだと表立って標榜する人が本当にダメで、心酔している人にそれを押し付けられるのが苦手で、さらに、他人の病気にとやかくいう人が苦手で、人の美醜に興味がなく、心理学とジェンダー論と福祉を齧り、趣味は読書。頭でっかち。イジメ、パワハラ、セクハラと数々のハラスメントを経験して、何度も病みながら生きてきた私は、アイドルのファンダムと、とてつもなく相性が悪いことに気がついた。たぶん、私がちょっと異端なのだ。

今は、濃い意見が集まりやすいラジオはリアルタイム視聴をしない。メールコーナーは聞き流す。パブリックサーチをしない。リツイートは、相互さんと公式だけと、自分なりにルールを決めて付き合っている。まあ、本当に壁打ちである。

ファンとして少し遠くから見ていたいと、しみじみ思う夏だった。ただ、いつでもアカウントを消して逃走できる準備はある。

(ここからも追加予定)

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