オトナの女=落ち着きだと思っていた
先日、ストレングスファインダーのセミナーに参加した。
わたしの資質TOP5は、「最上志向」「活発性」「戦略性」「学習欲」「達成欲」。
日本人では、「最上志向」を持つ人が3人に一人と、かなりポピュラーな資質。「平均」ではダメで、かと言って「1番」ではなくてもよく、「優秀」を求める資質と言えば、納得の人も多いのではないか。
逆に、「活発性」は、世界的にも出現率の低い資質らしい。たしかに、その場に来ている講師含め25名ほどの中でも、わたしともう一人しか、TOP10に持つ人はいなかった。
そして、わたし以外のもう一人というのが、講師の女性だったのである。
ロールモデルを見つけたかもしれない
そのセミナーは34の資質の知識を定着させるために、「ストーリー」をシェアする内容がほとんどの時間を占める。その資質を上位に持つ人の様々なエピソードをシェアしてもらうというものだ。
参加者のストーリーも興味深いのだが、なんといっても講師の女性の話が面白い。彼女の持つ「活発性」と他の資質との掛け合わせで出てくるエピソードが、めちゃくちゃ刺激的なのである。このセミナーは繰り返し参加してもよいものなので、何回か彼女の講義を聞いている参加者もいるのだが、その人は「毎回違う話が飛び出してくるので違う学びがある」と言っていた。
「活発性」のネーミングから滲み出てくる通り、一言で言えばサザエさんみたいな感じだ。心のままにサッと行動し、それが裏目に出ることもあるけど、そのフォローまで活発性を活かしてやってしまう感じ。あとは、さすがストレングス講師、他の資質を持つ人を意識的に側近に置いて自分の資質の弱点を補っているのだ。
これまでわたしは、ある程度の年齢を重ねたら、特に女性は、落ち着くことを良しと思っていた。「オトナの女性」という字面からイメージされるのは、彼女みたいな女性では、決してない(失礼)。
でも、彼女はとてもパワフルで、チャーミングで、人を惹きつける力を持っている。心の底から今の仕事を楽しみ、天職だと思っていることが、周りから見ても分かる。そんな彼女を慕って周りに人が集まる。なんとなく、近くに居ると楽しいことが起こりそうな気がするのだ。
これって、わたしのなりたい女性像そのものなのでは。
そんな彼女と同じ、しかもレアな資質である「活発性」を持つわたし。何気にコレ、ロールモデル見つけた??
資質の順番は変わることもある。でも、34もある資質のうち、TOP5に出てくるようなものは、やはりそれなりに強く自分の中にあるものだ。そしてわたしは、「いまのわたし」を今までの人生の中で一番生きやすいと思っているのだから、目指すべきは彼女のような「オトナの女性」なんだと思う。
先述の落ち着いた「オトナの女性」には、たとえあと100年あっても、ちっともなれる気はしない。でも、彼女のようなオトナの女性が「アリ」なんだと知って、わたしの人生に一筋の光が灯されたのである。
これを知れただけでも、セミナーに行った甲斐があるというものだ。
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