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アジア人には刺激が強めな夏のヨーロッパ


バスターミナルで一夜を過ごし
なんとか始発のバス(朝6時)に乗り込んだ

バスと言うには小さすぎる
ミニバンと言った方が良いかもしれない

満席、通路に立つ人も

席はあっという間に満席に。
こんな早朝に一体みんなどこへ行くのだろうか

そしてもちろん外国人は私だけ
超・ローカルなバス。
もちろん英語は通じない、

このバスはKasへ行くよね?と聞いても
ただ頷くだけ、絶対分かってない、

まあもうこれに乗るしかない、
着いてからのお楽しみ

4時間ほどしか寝てないのでバスの中で寝るつもりだったが、あまりにも窓からの景色が綺麗過ぎてずっと見惚れてしまっていた。

眩しいくらいに美しい地中海

まあ実は今私の状況、結構ピンチなんです。
こんな呑気に景色見てる場合じゃないんです。

このKasの街へ向かう目的はそこからフェリーで
行く事が出来るギリシャの離島、しかし
フェリーは朝10時発の1日1本しか出でいない。

AntalyaからKasまで、車でノンストップで行ったとしても4時間ちょい、ましてや途中で停車するバスならそれ以上は掛かるのは誰が考えも分かる話。
(朝6時に私は出発した)

そうなんです、もう絶対に間に合わないのwwww

けど毎度おなじみの''何とかなるでしょ''

とりあえずもう向かうしかない。


右奥に見えるのがきっと私が行くはずだった島


もうこの時点で10時は過ぎているww
フェリーが出発した頃だろうか、、

私はこれから何をしに行くんだろうか
この無計画さ、すごく私らしいや

またすごいところに来てしまった


なんとか無事にKas着。
またこの街も今までに来た事ないタイプの雰囲気
言われないと今自分がトルコにいるとは思えない、
ヨーロッパ味の強い街。

Kasにも一泊する事になったのでまた
この街については後日書いて行く。

とりあえずダメ元でフェリー会社へと向かって行く

はい、もちろんフェリーはもう出発したそう。
でしょうねwwwwww知ってたよwwww

実はもう既にトルコを出発する航空券を取っていて 日程押しまくりだったので今日が無理なら
諦めるしかなかった。

これに関しては完全に私のせいである。

唯一の目的を失った私はこれから行く場所もなく
完全に途方に暮れていた。

とりあえずスタッフ達の朝ごはんに
混ぜてもらったwwwどこまでも呑気な女

チャイ♡


昼前だが本当にもうやる事がない。
今日泊まる宿も取っていない。

Wi-Fi繋げてもらったり、充電させてもらったり
完全に家のようにくつろいでいたら

ファビュラスなオーラを纏う2人のマダムと素敵なおじさまがオフィスにやってきた。

話を聞く限り、
彼らもフェリーを逃したらしく、

しかし今日絶対に行きたいらしい。
フェリーをチャーターする事は可能か?

らしい。え?wwwwwwフェリーをチャーター?ww
かなりの人数が乗れるでかいあのフェリーを??

値段の詳細は忘れてしまったが当時それを聞いて
変な声が出たのを覚えている。 

しかし彼らは全く問題が無いようかに承諾。
スタッフと握手を交わし交渉は成立。

そこでフェリー会社のスタッフが私の事情を話してくれて、
こいつも一緒に乗せてやってもらえないか?と

もちろん!と
じゃあ私達はちょっとランチをしてからまた戻ってくるわ〜と颯爽に去って行った。

この一瞬の出来事に私は唖然としていた。

お金の余裕は心の余裕、この言葉を身をもって実感した瞬間だった。

そう、私の旅は何とかならない事も
なんとかなるのです。
それと同時に各国のお金持ち達の
サポートも受けてるのですwww

もし間に合わないからと、行くのをやめていたら、
もしフェリー会社のオフィスでダラダラしてなかったら、

旅も本当にその一瞬の判断でその後の結果が大きく左右される
そのような場面に既にもう嫌というほど遭遇してきた

自分の直感が1番信用できるし正しい。
旅人の勘は鋭いよ!!!


ってことで私なんとかギリシャ行けます!!


シンプルにでかいんだよなwww


これですよ、彼らがチャーターしたフェリーww
(奥にいるのが私の恩人のお金持ち♡)

快く私も一緒に乗せてくれて感謝。
日本にはラグビーのワールドカップで行ったことあるらしい
あと日本車は最高だ、と熱弁してくれた

Kasの街並み

フェリーから見るKasの街並み。
美しい以外の言葉で表せない

もちろん無加工


え、海の色やばくない???
もう1人でキャーキャーはしゃいでた

ちゃんとパスポートにスタンプ押される


勝手に人生初の空路以外での入国は
カンボジア⇄タイとかかな〜とか思ってたけど

トルコからギリシャだった、しかも船ww

吸い込まれそうな青


沖に出ていくと海の色が変わっていく
吸い込まれそうな青
透明度の高い海に差し込んでいく日差し

これは地中海でしか見れない青色。

お!!!見えてきた!

島が見えてきた。
めっちゃギリシャだ、、(語彙力)

簡易的だが入国審査をして
ギリシャに無事入国、入島か??

すげえ、、

雲ひとつない空に良く映えるカラフルな建物。
私が想像していた通りの''ギリシャ''

ギリシャのビール。Aの主張がすごい。

とりあえず何をしていいかわからなかったから
入国して10分足らずで気づいたらビール飲んでた

この景色を見ながら昼間から飲むビールはもう
無職の特権ですね。違う世界に飛べそう。

この辺りはウミガメがよくいる

写真じゃわかりにくいが、
かなり大きめなウミガメ2匹が一緒に
クルクル回りながら泳いでる。

私は今天国にいるのかな???

泊まらせてください!!


とりあえず適当に歩いて行く。
''適当に歩く''結局これが一番楽しい。

もう目に入る全てが可愛いすぎる。
一緒に一度でいいから一夏を夏のヨーロッパで
過ごしてみたい。

ロケーション最高だけどここで1人はちょっとねww

一つ一つ全てが美しい、、

ところでここ、メギスティ島には
青の洞窟があるらしい。
しかも1人€10で。

青の洞窟と言えばイタリアのカプリ島が有名だが
まあ早速行ってみることに

とにかく海の青が濃い!

ゴムボートでかっ飛ばして行く。
水飛沫を気にしてる余裕なんかない、
必死に捕まってるのが精一杯、油断したら海に投げ飛ばされる勢いでとにかくかっ飛ばして行く。

あ、青すぎる、、
神秘的。。


これで€10はかなり破格なのでは?
ボートは私たちの物の他にもう一艘だけ。
もう貸切と言っても良い。

カプリ島の青の洞窟は行ったことないが
たくさんの観光客で溢れかえってるに違いない

これこそ''穴場''と言っていいだろう

こんな感じに無計画に旅をしてると思いがけない
絶景との出会いがある、これが一人旅の醍醐味。

お気に入りの一枚

こんな感じで日帰りギリシャ離島旅でした。

いや、夏のヨーロッパの本気度と言うか
アジア人には刺激が強かったです。。

ヨーロッパはオフシーズンとオンシーズンで
倍以上、かなりの値段差はあるがその価値は十分にあると思う。

いつかちゃんと働いて夏のヨーロッパにこうやってまた旅行に行けたらいいな〜とか色々考えながらKasに無事に帰ってきました。

ありがとう、ギリシャ
ありがとう、南アのお金持ち

続く

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