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『思いやり』を身につけた子供たち ~夏休みを振り返って~

夏休みが終わってからだいぶ時間が経っていますが、
今年の夏休みにひしひしと感じたことがあったので
ここで振り返ってみます。


普段の子供たちの様子

我が家の子供は高1男子と小5女子
少し年の離れた2人兄弟です。

年が離れているから
あまり会話や接点がないんじゃ、と思う人もいるかもしれませんが、
ウチの兄妹はかなり仲がいい。


思春期に差し掛かる娘は
少し距離を取りたがっている気配があるものの、
兄の方は妹が大大大好き!
シスコンなんじゃないかと心配するくらいですw

だからしょっちゅう話しかけるし、
娘がやってる事に興味津々でちょっかいばかりかけてます。

妹に「ウザイ」と言われながらも、
ほんとに健気な姿に泣けてきます

去年までの夏休みの様子


こんな風に、普段は比較的仲の良い兄弟です。
妹からの一方的な「ウザイ」はあっても
喧嘩はありません。

でも、夏休みはやっぱり違う。
約1カ月、朝から晩までほぼ一緒にいるので、
※注)勉強部屋はあるのに息子は日中ほぼリビングにいます。
  てか勉強は一体いつしてるんだ😰
どうしても衝突が起きます。

原因の9割はゲームの取り合い。

譲り合うためのルールを設定していても、
イレギュラーが発生したり、
微妙にルールを破ったりで、衝突。

こういう時、兄は普段の優しさはなくなり
狂暴化
(手は出さないけど理詰めで攻めまくる)します。

なのでいつも最後に妹が泣いて終わり。


言葉で言い合うといっても
明らかに妹の方が不利になります。

それを言いことに、
兄が自分に都合のいいルールを
押し付けようとするのが分かるので
ハタで聞いていると堪えられなくなり、
ついに私も間に入ってしまいます。

それでやっと新たなルール作りをして終わるのですが、
この一連の流れがとにかくストレス!!


夏休み、
子供たちの昼食を毎日用意する
という重たい負荷がかかって
ただでさえしんどい思いをしている中に
これが起きると、発狂したくなります。まぢで。

だからゲーム関連のいざこざが起きそうになると
つい先回りして間を取り持ったりしていました。
正直良くないと思うし、疲れが倍層。

これが去年までの夏休みです。

そして今年の夏休みは・・


一方今年の夏休みはというと。

ゲーム関連のいざこざは今まで通り起きていました。

でも違ったのは、
私が間に入らずとも子供たちだけで解決できるようになった
こと。

しかもその解決方法において
ルールを変更するという形をとらなかったんです。

今まで、衝突の度に作り替えてきたルール。
でもいくら作り替えても、やっぱり衝突は起きます。

そこにまず気付いたのが兄。

「ルールを変えるんじゃなくて、
お互いに『思いやり』を持つことで解決するんじゃない?

と提案したんです。

ルールだけでどうにかしようとすると、
どこまでも細かいルールを設定する必要があり、際限がありません。

例えば
妹のゲーム中に昼食の時間になり中断したけど、
昼食を兄が先に食べ終わり
どっちがゲーム開始できるかでもめる

みたいに、色んな状況がある中で
全てのケースを網羅できるルールは作れません。

そこに気付いた長男が必要だと気付いたものが
『思いやり』

それぞれの状況や気持ちを思いやりながら、
「ルールだけに縛られずに譲り合っていこうよ」

と提案したんです。

横で聞いていたわたしは感動しました

こんな提案ができるなんて。
こんな大事なことに気付けるなんて!!

(むしろ私自身気付けていなかった、反省)

精神的に成長した息子を誇らしく思いました😭

それ以降、小さないざこざはありながらも
以前のような喧嘩は起きず、無事に夏休みが終わりました。

週1回だけ長男に昼食作りをお願いしているのですが、
それも今年は妹と一緒に協力しながら作ってくれたり。
ほほえましい場面もありました。

兄妹仲がいいことが、親にとっては
何より安心で心安らぐ瞬間ですね。

来年もどうか、平和な夏休みとなりますように・・祈。

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