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アマビエ

こんにちは。
avocadoです。

先程 #おいしいはたのしい コンテストに関する記事を投稿しましたが、もう1つ食?にまつわるエピソードを思い出したのので連投します。

皆さんはコロナ禍で話題になった下の写真の妖怪をご存知でしょうか。

濡れた髪と尖ったクチバシを持つ半魚人の妖怪、アマビエです。
その絵を写せば感染症から免れるという伝承が江戸時代にはあったそうです。

わたしはアマビエを知りませんでした。ある日の大学の情報処理(パソコン操作)講義を受けるまでは、、


アマエビ

その講義ではブラインドタッチ(キーボードを見ずに文字を入力する技術)の習得が目標でした。
授業のはじめは、先生から課題として提示される初見の天声人語をブラインドタッチを意識しながらWordに打ち込み、さらにその記事に関連したモノの写真を貼り付けて提出します。
授業はリアルタイムで行われ、課題に取り組む時間も決められているため、タイピングの正確さはもちろん速さも求められます。この作業はブラインドタッチ習得のほか、授業で学習したワードの使い方の復習も兼ねています。

ある日の授業でアマビエに関する天声人語が課題として出ました。
わたしは前回の授業で課題の締め切りに間に合わなかったため、今回は時間内に提出してやる!と意気込んでいました。
集中力を高めて…いざ文を読むと、妖怪やらアマエビやらなんだかよく分からないワードばかりが目に飛び込んできました。しかしながら国語の授業ではなく、これは情報処理の授業。すなわち読解など必要なく、情報を目でインプットしてタイピングを通じてアウトプットするのみ。私は目に飛び込んできた文字を一心不乱に入力していきました。


今、アマエビってこんなに話題になってるんだ。知らなかったなぁ。
アマエビってエビの中でも妖怪と言われるほど気持ち悪いっけ??
コロナ禍の中でこれだけ縁起が良いとされるのだから、きっとスーパーではアマエビの値上がりがすごいだろうな。

頭の片隅でこんなことを考えていましたが、課題を早く終わらせるため、黙々と文字を打ち込んでいきました。
そして全文をタイピングし終わり、記事に関連のあるモノの写真を貼り付ける作業に移りました。当然、わたしはネットでアマエビと検索し、ツヤツヤの美味しそうなアマエビがズラーっと並んだ写真をワードに貼り付け、そのまま提出しました。
よし、間に合った^ ^

それから数分後、制限時間が終わり先生がミュートを外して話し始めました。
「お疲れ様でした。今回は時間内に提出できている人が多かったですね。皆さん、アマビエって知ってましたか?先生は最近ニュースで知りました……」

って、ん??!

アマビ、エ?
アマ、ビ、エ?ビエ?
アマエビじゃなくてアマビエなの…
わたしアマエビだと勘違いしてたんですけど…。

先生の口からアマビエというワードが出た瞬間、頭が混乱しました。
混乱と共にジワジワジワジワ笑いがこみ上げてきて、ミュートを解除していないのを確認した後に、誰ともこの出来事を共有できないもどかしさを抱えながらもゲラゲラ笑ってしまいました。

焦りと緊張の中でケアレスミスを起こし、わたしはアマビエをアマエビと勘違いしたのです。
確認したところ、全文の中でアマビエ(またはアマビコ)というワードは7回出てきました。これほどたくさん出てきて気づかないものなのか…あきれてしまいましたが、よほど集中していたのでしょう。
そして少しモヤモヤを抱えて疑問に思いながらもアマエビの写真を貼り付けて提出を急いだことで今回の事態を引き起こしたのだと思います。

その後、先生から特にフィードバックが返ってこなかったので、この出来事はわたしが恥ずかしい思いをしただけで終わっています。
他にもアマビエをアマエビと読み間違いや勘違いを起こした学生がいたのか非常に気になるところですが、確かめる術はありません。

アマエビを食べたわけではありませんが、アマエビのおかげで少しだけたのしい気分になれました。

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