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私の高校受験と初めてのパソコン

こんにちは! 猿田信司です。

私は、学生のころ、
家で勉強をしていませんでした。

私の記憶には、家で机に向かって勉強した、
という記憶があまりありません。

決して、頭が良かったわけではないのですが、
試験前に勉強しなくても、
親に怒られない程度の
そこそこの成績は取れていたからです。

高校受験の時期になりました

そんな感じで、家で勉強する習慣が無かった私は、
高校受験の時も、できるなら受験勉強したくないな
と思っていました。

高校を選ぶにしても、家が貧乏なので、
私立はありえません。

絶対に公立高校に入らないといけない。

それに、大学には、家庭の事情で
多分行けないだろう、とも思っていました。


それと、当時、パソコンが世に出始めていました。

私も欲しかったのですが、
とても自分で買える金額ではありませんでした。

私立と公立の費用の差額で、
パソコンくらい買ってもらえるんじゃないか?

そんなことも考えていました。

商業高校を選びました

自分の偏差値や、諸々の条件から、
自宅から少し離れていましたが、
とある公立の商業高校を私は選びました。

偏差値から見ても、
ほとんど勉強しなくても受かりそうでした。


さらに、その高校には、
最先端のコンピュータが導入されていて、
情報処理科というプログラミングを学べる学科
もありました。

情報処理科は、少し偏差値は高めでしたが、
なんとか受かりそう。

この商業高校という決断が、
その後の私の人生を決めることになるのですが、
当時はあまり考えておらず、
目の前のことしか見えていませんでした。

パソコンをおねだり

受験する高校を決めた私は、
両親にお願いしました。

「絶対に公立に受かるから、
パソコンを買って欲しい」と。

決して安くない買い物なのですが、
両親も快諾してくれました。

受験勉強をしない受験生

いざ受験、なのですが、私は
自分の偏差値に見合った高校を選んだので、
いわゆる受験勉強というのは、
ほとんどしませんでいした。

全く普段どおりの生活をしていました。

なぜか、「自分は絶対に受かる」と
思い込んで、根拠のない自信を持っていました。

受験し合格

そして時は過ぎ、受験シーズンになりました。

私は、絶対に公立高校に受かるつもりだったのですが、
公立高校は一つしか受験できないので、
両親に言われて、一応滑り止めに
私立高校も受験して、合格しました。

実際、中学の同級生には、公立に落ちて、
その私立高校に進学した人もかなりいました。


いよいよ、本命の効率の商業高校の試験です。

なぜかはわかりませんが、特に緊張も無く、
受かることしか考えていませんでした。

合格発表を見に行くときも、
「絶対に受かっているはず」という
謎の自信があって、全く緊張しませんでした。

そして、自信どおり、無事合格していました。

パソコンを買ってもらいました

両親との約束を果たし、
パソコンを買ってもらえることになりました。

私が買ってもらったのは、
シャープの「MZ-2000」というパソコンでした。

当時は「マイコン」と言われていました。

当時の価格で20万円ほどしたはずです。

ディスプレイとキーボード、
カセットテープが一体となったマイコンです。


今の若い方には、信じられないかもしれませんが、
パソコンが出た当初、マイコンの記録メディアは、
カセットテープだったんです。

ハードディスクなんて、ずっと後のことです。

ディスプレイもモノクロ、緑だけでした。

それでも、当時は最先端のパソコンでした。

まだマイクロソフトのOSが無いころ

当時のパソコンのOSは、
各社が独自に開発していました。

そして、当時は「BASIC」という言語が、
どのパソコンにも入っていました。

その「BASIC」も、
それぞれのメーカーで作っていて、
少しづつ違っていました。


私は、その「BASIC」で、
いろんなプログラムを作っていました。

当時は、「マイコンBASICマガジン」
通称「ベーマガ」という雑誌もあったくらいです。

ですが、この「BASIC」という言語は、
簡単な命令しかできなくて、
あまりたいしたことはできません。

本格的なプログラミングには、
「機械語」、または「マシン語」と言われる
難しい言語を理解する必要がありました。

私は、ここで挫折しました(笑)


その後は、簡単な「BASIC」で
作られたゲームをするくらいでした。


私は、ラクに入れる「商業高校」を選んだせいで、
会社に入っても、「経理」にまわされ、
その後もずっと「経理」の仕事をすることになりました。

高校では、コンピュータばかりで「経理」なんて
ほとんど学んでなかったんですけどね(笑)


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

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