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二人暮らしをしていた時雪の日に鍵を忘れて家を閉め出された私

こんにちは! 猿田信司です。

私がまだ20代で、東京で
友人Y君と二人暮らししていた時の話です。

当時は、それぞれ鍵を持っていて、
朝、私が先に出て、Y君が鍵を閉め、
夜は私が帰ってきた後に、残業の多かった
Y君が深夜に帰ってくるという感じでした。

Y君が残業が多いので、朝は結構遅かったんです。

たまたま鍵を忘れた雪の日

それは、私がたまたま家に鍵を置いたまま
会社に行ってしまった、冬の日でした。

普段、鍵を家に忘れるなんて、絶対にないのに、
なぜかその日は、家に鍵を忘れていました。

それも、その日は特に寒く、
あたり一面に雪が積もっていました。

東京には結構長いこと住んでいましたが、
ここまで雪が積もるのは、めったにないくらいでした。


雪が積もる=めちゃめちゃ寒い!

最寄り駅から家まで、寒いので急いで帰ったのですが、
家の前で愕然としました。

「鍵がない?????」

普段、鍵を入れているカバンに鍵がないんです。

どこかで落とした?

鍵を家に置いてきたとは、全く思わなかった私は、
どこかに鍵を落としたのかもしれないと思いました。

しかし、鍵を入れるところは、鍵を出す以外に
開けることがないので、落としたはずはないんです。

家には帰ってきたけど、鍵が無くて家に入れない。

雪が降り積もる寒い日じゃなかったら、
どこかで待てばいいんでしょうけど、
寒くてとても外で待てる状況じゃなかったです。

Y君が帰ってくるのは深夜。

当時は、ネットカフェとかも無かったですし、
酒を飲む習慣もなかったので、
どこかで時間を潰すこともできませんでした。

当時は、携帯電話ではなく、PHSでしたが、
Y君も仕事をしてるんだから、電話して
帰ってこさせるのも申し訳ないと思いました。

近くのビジネスホテルに泊まる

そこで、私は寒さに耐えきれず、
当時住んでいたマンションが見える場所にあった、
小さなビジネスホテルに泊まることにしました。

もう寒すぎて、外で待っていられなかったんです。

当日で、予約も無かったので、結構取られましたが、
寒かったので、背に腹は代えられません。

見かけてはいましたが、入ったことの無い、
ビジネスホテルに泊まることにしました。


とは言え、このまま泊まるわけにはいきません。

泊まる予定じゃなかったので、着替えも無いし、
朝はY君が寝ていて起きてこない可能性もあります。

ちょうど、窓から私たちが住んでいた部屋が見えたので、
灯りがついたら、Y君に電話しようと思っていました。

だいたい、Y君が帰ってくるのは
終電の、深夜0時過ぎでした。

それまで、スマホも無い時代ですから、
本当に何もすることが無くて、スーツのまま
ホテルの狭い部屋でボケーっと待っていました。

暖房があって、寒くなかったのは、
本当に助かりました。

Y君の部屋に灯りが

私の予想どおり、深夜0時過ぎになって、
Y君の部屋に灯りが灯りました。

私はあわてて電話しました。

Y君「おう、どうした? 今日は遅いね」

私「鍵が無くて、家に入れなくて、今ホテル」

Y君「そうなんだ、鍵開けるから帰ってきな」

私「うん、お願い」


私は、すぐホテルをチェックアウトしました。

チェックインして、数時間でチェックアウトしたので、
ホテルの人には変な目で見られましたけどね。


窓から部屋の明かりが見えるくらい、
家に近いホテルだったので、
すぐさま帰りました。

Y君に鍵を開けてもらい、
やっと家に帰れることができました。

家に帰って、自分の部屋を確認すると、
やっぱり鍵が置いてありました。

朝、鍵を持っていっていなかったことに、
この時気づきました。


朝、私が先に出て、Y君もいるので
普段鍵をかけずに家を出ていたので、
鍵を持っていなくても気づかなかったんです。

これまで、鍵を忘れたことなんてなかったので、
よりにもよって忘れた日が、雪の日なんて
すごい偶然です。


この日から、鍵を忘れないように、
故意に鍵にジャラジャラと
鈴やキーホルダーなんかを
いろいろ付けるようになりました。

鍵だけだと、小さすぎて、
忘れたりすることに、この時気づいたからです。

鍵にいろいろ付けてたら、
大きくなって気づくと思ったんです。

これは今でもやっていて、この時から
鍵を持っていくのを忘れることはなくなりました。

まぁ、今は独り暮らしなので、必要ないんですけどね(笑)


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

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