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犬について

ペットについて書いたのはもう1年以上前か。早いな。

2月に久しぶりに犬を飼い始めて
生活がとても目まぐるしくなった。

Twitter(私はこれからもそう呼びたい)には
犬の写真ばかりあげてしまい
親バカが露呈されている。

それでもやっぱり犬は素晴らしい。


以前飼っていた柴犬の長介の時と
同じことも違うこともあって、それもまた面白い。

愛しのちょーやん


どれもこれも覚えていると思ってたけど、
坊ちゃんを育てていて
「あ!長介もそうだった!」と
不意に思い出すことが多い。


やはり人の記憶というのは
全てを全部覚えていられないけど
何かのキッカケでふと思い出す。

そして長介と坊ちゃんのことは
細かいことでも忘れたくないので
書き残しておきたいと思う。



学生の頃、犬を飼いたいと家族に話していて、
知り合いのブリーダーさんから
生まれつき尻尾が短い子が1匹余っているから
安くで譲るよと言ってもらった。
それが長介だった。

耳はまだたれてたね。

私と姉のお年玉を合わせて譲ってもらった。

生後2ヶ月ほどでやってきた長介は小さくて可愛くて
初日から私の踵をやたら噛むという小悪魔だった。
初日から怒った記憶がある。

片耳ずつ上がっていくので
片方だけ垂れている時期のどんくさい感はすごかった。


まだワクチンが済んでないので家の中で暮らし、
散歩デビューは近所の大所帯さん(シェパードやニューファンドランド、甲斐犬、チャイニーズシャーペイなど)と一緒だったので、ルンルンで歩いていた。
テンションが上がりすぎたら
ボスの甲斐犬にすごまれて上下関係を学んでいた。

リュックに乗って出発を阻止するちょーやん


坊ちゃんは保護犬カフェで出会った。
めちゃくちゃ他の犬には構いに行くのに
人に近寄るのは苦手そうで逃げ回っていた。
それでも何故か気を許してくれたようで
膝に乗ってきてそのまま寝たりしていた。

小さな成犬達に混ざるでっかい赤ちゃん👶🏻

その保護犬カフェはあまり厳しくないようで
審査が通ればその日に連れて帰るらしい。
厳しいところは2週間のトライアルや
お家訪問などがあるみたいね。

すぐ家族になれたのはいいけど、

・散歩には連れて行ったことがない
・これまでずっとオムツで生活している

という環境だった。

家に連れて帰った日は
ひたすら死角になるところでひっそりしていた。

ゲージの中は落ち着くようで
最初は開けてもあまり出てこなかった。

でもカフェでお客さんと関わっていた分、
慣れも早い方な気がする。

ずっと後ろをついてきて、部屋からいなくなると
とても分かりやすく震えていた。

それが今では特大の寝言である。
よかったよかった。

しかし散歩経験がないので
連れて行くと最初は何もかもに
ビビりまくって、とび上がっていた。

人が来ても車が来ても怖い。

田舎なお陰であまり人に合わないコースで歩き

少しずつ慣れてくると車道付近も行けるようになった。


何かしら咥えて歩きたいらしい

今では車が横を通ってもへっちゃら。
自転車とバイクの後は追いかけたがる。

人は苦手なので触られたくない。
しかし匂いは嗅ぎたい。という矛盾。
自分から近寄るくせに、
手を差し出されると怯え出す。

令和の時代にこんなTHE雑種は珍しいようで
おじいちゃんおばあちゃん世代から
「かっこいいね!凛々しいね!」と
声を掛けてもらえる。懐かしさがあるのかな。

ビビりながら匂いを嗅ぎに行くだけの坊ちゃんだが
みんな「匂ってくれるのね。覚えてね。」と
匂わせてくれるし、触られたくないことを配慮して
そのまま立ち去ってくれる。優しい人ばかりだ。

長介は食物アレルギーがとてもたくさんあって
鶏、牛、小麦などが無理だった。
ラムやアヒル、さつまいもなどがメインの
アレルギー食を美味しくなさそうに食べていた。
私より遥かに良いものを食べていたな。

アレルギー用の缶詰を混ぜないと完食しない
元からそこまで食欲もない子だった。

お菓子もさつまいもやラムが100%のものでないと
すぐに肌が荒れてかいてしまう。

姪っ子のことは完全に下に見ていた

坊ちゃんはアレルギーはなく、
何でも勢いよく食べる。めちゃくちゃ食べる。
1日500g近く食べるので減りが早い。瞬殺である。

体重もバリバリ増えている。
15kgに突入した。とても重い。
もう朝から起こそうとして乗るのはやめてくれ。


散歩も坊ちゃんは喜んで行くし、帰りたがらないけど
長介はいつも早く家に帰りたがった。

一度散歩中に長介が胴輪を抜いて
走り去ってしまったことがあったけど
猛スピードで家まで帰っていた。

坊ちゃんは抜けてしまうとパニックになりそうだな。


長介は犬に何の興味も持ってなくて
人は好きだから人にだけ寄っていった。

坊ちゃんは人は怖いけど犬は好きらしい。

でもどっちも吠えることが滅多になくて
他の犬に吠えられても
困った表情を浮かべるだけで基本温厚かも。



長介は怯えるとか怖がるとかいうことがなくて
スナネズミを連れて帰ってきても平気だった。

スナネズミのロキちゃんも穏やかさん


坊ちゃんは、何に対しても最初は怯える。
知らないものは何でも怖いらしい。

でも案外諦めも早いので受け入れるのも早い。

慣れるとへっちゃららしい。


坊ちゃんと3ヶ月ほど一緒に暮らして
少しずつ犬のいる生活も慣れてきた。


長介を亡くしてから
定期的に夜中に会いたくなったり
長介の夢を見て悲しくなったりを繰り返していた。

特に夢で会えてしまうと
起きた時の絶望がひどい。

なんでここに長介がいないんだろうと
どうにもならないことを考えてしまう。

きっと長介もいつまでも悲しまれたくないはずなのに

しっかりしないといけないのに。




坊ちゃんと暮らすようになった今でも
長介の夢を見ることがある。
朝起きて長介がいない事実に辛くなっても
それでも大丈夫だと思える。

長介を全力で可愛がったように
坊ちゃんも全力で大切にしていきたい。

たくさん食べて、
安心して眠れる。
怖いことがあったら守ってくれる飼い主がいる。

当たり前のことのようだけど
ずっとずっとそんな当たり前を大切にしたい。


来週は坊ちゃんが去勢手術なので
少し不安な気持ちもあるけど



元気で
寝言がうるさくて
ビビりで

愛おしい君が

1日でも元気に過ごせる日が続きますように。

 

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