![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140302096/rectangle_large_type_2_fd72dbd0ab58f9eeba989f75b13285a4.jpeg?width=1200)
犬について
ペットについて書いたのはもう1年以上前か。早いな。
2月に久しぶりに犬を飼い始めて
生活がとても目まぐるしくなった。
Twitter(私はこれからもそう呼びたい)には
犬の写真ばかりあげてしまい
親バカが露呈されている。
それでもやっぱり犬は素晴らしい。
以前飼っていた柴犬の長介の時と
同じことも違うこともあって、それもまた面白い。
![](https://assets.st-note.com/img/1711542114965-6eNdeha65u.jpg?width=1200)
どれもこれも覚えていると思ってたけど、
坊ちゃんを育てていて
「あ!長介もそうだった!」と
不意に思い出すことが多い。
やはり人の記憶というのは
全てを全部覚えていられないけど
何かのキッカケでふと思い出す。
そして長介と坊ちゃんのことは
細かいことでも忘れたくないので
書き残しておきたいと思う。
学生の頃、犬を飼いたいと家族に話していて、
知り合いのブリーダーさんから
生まれつき尻尾が短い子が1匹余っているから
安くで譲るよと言ってもらった。
それが長介だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1715434961179-E8Ap8JkCkC.jpg)
私と姉のお年玉を合わせて譲ってもらった。
生後2ヶ月ほどでやってきた長介は小さくて可愛くて
初日から私の踵をやたら噛むという小悪魔だった。
初日から怒った記憶がある。
片耳ずつ上がっていくので
片方だけ垂れている時期のどんくさい感はすごかった。
まだワクチンが済んでないので家の中で暮らし、
散歩デビューは近所の大所帯さん(シェパードやニューファンドランド、甲斐犬、チャイニーズシャーペイなど)と一緒だったので、ルンルンで歩いていた。
テンションが上がりすぎたら
ボスの甲斐犬にすごまれて上下関係を学んでいた。
![](https://assets.st-note.com/img/1715434994834-nyFTJ7soaY.jpg?width=1200)
坊ちゃんは保護犬カフェで出会った。
めちゃくちゃ他の犬には構いに行くのに
人に近寄るのは苦手そうで逃げ回っていた。
それでも何故か気を許してくれたようで
膝に乗ってきてそのまま寝たりしていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1715435064475-Zes5NzCYZ2.jpg?width=1200)
その保護犬カフェはあまり厳しくないようで
審査が通ればその日に連れて帰るらしい。
厳しいところは2週間のトライアルや
お家訪問などがあるみたいね。
すぐ家族になれたのはいいけど、
・散歩には連れて行ったことがない
・これまでずっとオムツで生活している
という環境だった。
家に連れて帰った日は
ひたすら死角になるところでひっそりしていた。
ゲージの中は落ち着くようで
最初は開けてもあまり出てこなかった。
でもカフェでお客さんと関わっていた分、
慣れも早い方な気がする。
ずっと後ろをついてきて、部屋からいなくなると
とても分かりやすく震えていた。
それが今では特大の寝言である。
よかったよかった。
しかし散歩経験がないので
連れて行くと最初は何もかもに
ビビりまくって、とび上がっていた。
人が来ても車が来ても怖い。
田舎なお陰であまり人に合わないコースで歩き
少しずつ慣れてくると車道付近も行けるようになった。
![](https://assets.st-note.com/img/1715435242656-8OFbgT5IGk.jpg?width=1200)
今では車が横を通ってもへっちゃら。
自転車とバイクの後は追いかけたがる。
人は苦手なので触られたくない。
しかし匂いは嗅ぎたい。という矛盾。
自分から近寄るくせに、
手を差し出されると怯え出す。
令和の時代にこんなTHE雑種は珍しいようで
おじいちゃんおばあちゃん世代から
「かっこいいね!凛々しいね!」と
声を掛けてもらえる。懐かしさがあるのかな。
ビビりながら匂いを嗅ぎに行くだけの坊ちゃんだが
みんな「匂ってくれるのね。覚えてね。」と
匂わせてくれるし、触られたくないことを配慮して
そのまま立ち去ってくれる。優しい人ばかりだ。
長介は食物アレルギーがとてもたくさんあって
鶏、牛、小麦などが無理だった。
ラムやアヒル、さつまいもなどがメインの
アレルギー食を美味しくなさそうに食べていた。
私より遥かに良いものを食べていたな。
アレルギー用の缶詰を混ぜないと完食しない
元からそこまで食欲もない子だった。
お菓子もさつまいもやラムが100%のものでないと
すぐに肌が荒れてかいてしまう。
![](https://assets.st-note.com/img/1715435291128-TsA0gV0ffY.jpg?width=1200)
坊ちゃんはアレルギーはなく、
何でも勢いよく食べる。めちゃくちゃ食べる。
1日500g近く食べるので減りが早い。瞬殺である。
体重もバリバリ増えている。
15kgに突入した。とても重い。
もう朝から起こそうとして乗るのはやめてくれ。
散歩も坊ちゃんは喜んで行くし、帰りたがらないけど
長介はいつも早く家に帰りたがった。
一度散歩中に長介が胴輪を抜いて
走り去ってしまったことがあったけど
猛スピードで家まで帰っていた。
坊ちゃんは抜けてしまうとパニックになりそうだな。
長介は犬に何の興味も持ってなくて
人は好きだから人にだけ寄っていった。
坊ちゃんは人は怖いけど犬は好きらしい。
でもどっちも吠えることが滅多になくて
他の犬に吠えられても
困った表情を浮かべるだけで基本温厚かも。
長介は怯えるとか怖がるとかいうことがなくて
スナネズミを連れて帰ってきても平気だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1715435357526-0z5cug22F0.jpg?width=1200)
坊ちゃんは、何に対しても最初は怯える。
知らないものは何でも怖いらしい。
でも案外諦めも早いので受け入れるのも早い。
慣れるとへっちゃららしい。
坊ちゃんと3ヶ月ほど一緒に暮らして
少しずつ犬のいる生活も慣れてきた。
長介を亡くしてから
定期的に夜中に会いたくなったり
長介の夢を見て悲しくなったりを繰り返していた。
特に夢で会えてしまうと
起きた時の絶望がひどい。
なんでここに長介がいないんだろうと
どうにもならないことを考えてしまう。
きっと長介もいつまでも悲しまれたくないはずなのに
しっかりしないといけないのに。
坊ちゃんと暮らすようになった今でも
長介の夢を見ることがある。
朝起きて長介がいない事実に辛くなっても
それでも大丈夫だと思える。
長介を全力で可愛がったように
坊ちゃんも全力で大切にしていきたい。
たくさん食べて、
安心して眠れる。
怖いことがあったら守ってくれる飼い主がいる。
当たり前のことのようだけど
ずっとずっとそんな当たり前を大切にしたい。
来週は坊ちゃんが去勢手術なので
少し不安な気持ちもあるけど
元気で
寝言がうるさくて
ビビりで
愛おしい君が
1日でも元気に過ごせる日が続きますように。
![](https://assets.st-note.com/img/1715436222054-iPM212WxFq.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1715436273935-OFRoYUHpto.jpg?width=1200)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?