技術系公務員 土木施工管理技士受験記録

技術系地方公務員の私が1級土木施工管理技士の資格を習得した体験談を記述していきます。

目次
1)自己紹介
2)土木施工管理技士を取ろうと思ったきっかけ
3)勉強方法・課題
4)失敗・再チャレンジ
5)所得して
6)まとめ

1)自己紹介
私は地方公務員の土木技術系の採用で、主に公共工事の設計・積算・発注・監督業務を行っております。
大学は土木建設系の学科を出たものの勉強熱心ではなかったため特別専門知識があったわけではありませんでした。

2)きっかけ
業務として必要な知識ではあると感じていたものの資格給や報酬もなく、むしろ試験費の自費がかかるだけだったことと、日々の業務に余裕がなかったため敬遠していたのですが、移動により時間ができたことと、30才間近となり、結婚し家庭的にも子供ができる前に最低限のスキルアップ、自己投資をしたいと考えるようになったのがきっかけです。

3)勉強方法・課題
まず課題だったのがどうすればそもそも受験できるか、受験要件や願書の書き方等を調べることがかなり億劫でした。
ネットでは願書を貰う事自体にお金を払って送付してもらうとあり二の足を踏んだのを覚えています。

職場で資格を持っている先輩方はいるのですが、私の性格的に口下手なことと、”勉強している””頑張っている”っと回りにアピールするようで(落ちた時に何か思われそうで)受かるまで誰にも相談等しなかったために基本的な願書の出し方からよくわかりませんでした。

勉強としては1次試験の内容は中古の教本を買ってきて3カ月程度、1日2時間程度時間を取るようにしました。
過去問を紹介するサイトも多くあり、試験内容も過去と大きく変わらないと感じたためブックオフでありふれた教本で問題なかったと思います。

勉強での課題は1番に勉強の時間を確保することだと思います。
業務的に繁忙期がある中、調整して時間を確保することが1番重要です。

勉強内容は最初に過去問を数回解き、わからないながらも出題の傾向を確認してから、自分の馴染みの深い分野、毎年出題されている内容を抑えていくことで得点が取れるように思います。

4)失敗・再チャレンジ
1次試験に関しては1回目の受験で合格できました。
しかし、残念ながら2次試験は落ちてしまいました。

原因は明らかで2次試験対策の論文がボロボロだったためです。
1次試験を割とすんなり合格できたためなめていたことと、業務の繁忙が重なり準備不足だったと思います。
1次試験から2次試験まで期間が空くため、覚えていた内容の再確認からすべきでしたが、試験当日に論文の下書きをしているような有様でした。

2年目に再度挑戦し合格しましたが、初年度の論文を見るとひどい内容でした。

難しいと感じたのは論文の書き方で、書店に出回っている2次試験対策の教本は施工業者向けの例文が多く載っていますが、発注者側の立場として流用できる内容が少ないと感じました。

施工する立場であれば問題発生時や現場条件で安全や施工性を考え相違工夫できるところを発注者の立場では設計段階で留意する必要が出てきたり、費用が発生する指示ではなく請負業者との協議や関連機関・地域住民との話し合いで解決する必要が出てくるためです。

5)所得して
資格を所得してよかったかと問われれば”よかった”と思います。
給料も増えない、実費もかかる、時間も取られる、でも”よかった”。

単純な自己満足かもしれませんが資格所得で最低限の能力があることを対外的に簡単に示すことができるようになったため自身がついたこと。
久しぶりにまとまって勉強することで何かを学ぶという前向きな行動にモチベーションが上がったこと。
ほかの資格についても所得を検討するようになったこと。などが理由です。

6)まとめ
公務員でも土木施工管理技士の資格所得は有意義
所得にはそれなりの時間の確保、準備が必要
給料や賞与がなくても資格所得する価値はある

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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