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ボドゲとゲムマの参考になるnote

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ボドゲとゲムマの参考になる記事。
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#ボードゲーム制作

のざくに流!ボドゲ制作秘伝の書 vol.1 ゲームルールの磨き方(前編)

2024年5月26日、Anaguma主催「のざくに流! ボードゲーム制作道場 vol.1 ゲームルールの磨き方」を開催しました。本イベントは「1万本以上売れるボードゲームを作るノウハウを共有し、業界のレベルアップを目指す」ことを目的とするイベントです。 『ito』『Kaiju on the Earth』シリーズ『タイガー&ドラゴン』『六華』『タイムボム』など70作以上のボードゲームを手掛けた、株式会社アークライトのざくにさんから「ゲームルールの磨き方」をテーマにお話を伺いま

ボドゲの鉄人で『テーブルアシスタントの鉄人』と褒められたツマヤスタッフが調子に乗って何をしてたか自慢します。

こんにちは、あからん(@akaran_games)です。 普段はツマヤのスタッフをしたりナインタイルを3秒で揃えたりしてます。 ボドゲの鉄人ではイエローチームのテーブルアシスタントを務めました。 ※ボドゲの鉄人を知りたい方は七盤のハムさんの記事へGO! あのときテーブルアシスタントたちは一体何をしていたのか? RayArcさん(@w2mjra555)から褒められて嬉しいので記事にしました。 ボドゲの鉄人のテーブルアシスタントとして私たちは何をしていたのか? 2時間でボー

ゲームマーケット2024春:10歳さら作【大行列】の話

こんにちは、モノビーズと申します。 10歳の娘、さらがゲームを作っています。 ゲームマーケットには2023春から出展しています。 3回目の出展、2024春の新作として、 ミープルの山崩し+セットコレクション「大行列」を頒布しました。 多くの媒体や事前試遊会で高い評価を頂き、ゲムマ当日は開始2時間で完売しました。 たくさんの方に遊んで頂いています。ありがとうございます! 10歳(開発時9歳)の小学生さらが、どうやって作ったのか、 書き留めておきたいと思います。(とても長いです

【ボドゲ制作!】小ロットパックでボードゲームを作ってみよう!

今回は萬印堂さんのベーシックパック(旧:少ロット応援パック)について書いていこうと思います。 萬印堂さんのベーシックパックってなに?50部の小箱ボードゲームが作れる。 化粧箱×1個、カード×36枚まで、説明書×1枚(裏・表)が1セットになってる。 38,500円とめちゃくちゃ安い! と「ボドゲを作ってみたい!けど製作費が高いな~」と迷っている方に超お勧めのプランです。実際のところ、38,500円で化粧箱のボドゲを50部作れるプランなんて、他じゃ見当たりません。 で、

ボドゲ制作費用(中量級ゲーム「イグナイター-魔窟の結晶-」の場合)

こんにちは。きよみずかつやです。 2024年春のゲームマーケットで「イグナイター-魔窟の結晶-」という協力型バッグビルドの中量級ゲームを販売します。 「イグナイター」は会場販売価格5000円/予約者限定4000円という、初出展としてはかなり強気な価格設定なのですが、どうしても中量級でコンポーネントが多くなったのと、ゲーム外の諸費用の関係でこれくらいの価格にせざるを得ませんでした…。 そこで、「なんでこんなに高いんだ」というご指摘に対する言い訳も兼ねつつ、「イグナイター」制

パワポでモック(テスト用の試作ゲーム)を作る方法

※2024/3/30 パワポの透明効果(背景が透ける加工や光彩などのエフェクト)に関する注意書きを末尾に追記しました。 はじめまして。きよみずかつやです。 2024年春のゲームマーケットで「イグナイター-魔窟の結晶-」という協力型バッグビルドの中量級ゲームを販売予定です。 「イグナイター」は構想から入稿まで3年半ほどかかったゲームで、試作のモックを何個も何個も作ってきました。 そんな中で、もしかしたらこれは他の人とはやり方が違うかも?と思ったのが パワポを使ってモック

ド素人がゲームマーケットに初出展し完売した話【ボードゲーム制作】

こんにちわ、ボードゲーム制作サークルおにもちぱんです。 このたびゲームマーケット2023秋に初出展し、初作品HIDE and SHARKを完売いたしました! うぉぉぉぉぉぉぉ!!!やったぁぁぁぁ! というわで、初出展に向けて色々やったことを忘れないうちに、noteに記しておくこととします。 同じく、ゲムマに出展してみたいな~と思う方の、ほんの少しの参考になれれば幸いです💦 1.なるべく経費を抑える 【印刷費】 今回、萬印堂さまのベーシックパックを使用しました。 本当はクラ

誤植モチーフのボドゲ制作中にゲシュタルト崩壊を超えた境地に達しちゃった話

「ゲームにかかわる人が自由な記事を作る Advent Calendar 2023」に参加させていただきました! この記事は12月6日の記事です。 他の皆さんの記事はこちらからご覧いただけますよー! https://adventar.org/calendars/9118 普段は愉快班というユニットでボードゲームデザインをしております、サファリと申します。 私たち愉快班は、"世を騒がす人間の業で、愉快に遊ぶ。"というちょっと意地悪なコンセプトでボードゲームを作っており、今ま

親戚の子供へのプレゼントとして自作ボドゲを作ってみた話

 こんにちは!ボードゲーム製作サークル 23時10分マエ です。  この投稿では23時10分マエの中の人の一人、くれみあが親戚の子供の誕生日プレゼントとして、自作ボードゲームを製作した体験談を載せています。  短い期間で、なおかつ安価に本格的な自作ボードゲームを作る方法をまとめておりますので、ボドゲ製作にご興味がある方は是非ご一読いただければと思います! 私たちの紹介 最初に私たちのことを軽く紹介させてください。私たちは社会人2人で構成されるボードゲーム製作サークルで、

ボードゲームを作るゲーム

★はじめに6人のゲーム好きが集まって"ボードゲームを作るゲーム"をしたお話です。 大体のことはチームメイトが記事で書いてくれたので是非見てください。 ゲーム名「クロネリア」:"時間"でカード強さが入り乱れる大富豪 この記事では僕視点での①履歴と②ゲーム作成する上での気付きと③思った事を自分の備忘録として、今後の誰かの制作物の一助として書いていこうと思います。 「今だったらどうやって作るか」みたいなまとめはまた違う機会に。 先に製作を終えての感想を書きますが、全クリエイタ

ゲームマーケット2021秋感謝と「わかってダーリン」制作記

■ゲームマーケット2021秋についてゲームマーケットお疲れ様でした! そして、ブースに足を運んでくださった皆様、ありがとうございました! 地方在住のため、今回も委託参加というかたちを取らせていただきましたが、目立たない辺境サークルを見つけていただき、ゲームをお手に取っていただいたこと、本当に感謝です。また、出展を諦めかけていたところ、委託させていただいた秘境機械さんには感謝してもしきれません!お世話になりました。 2人用ゲームしかもカップル向けという、正直なところ、興味を

ボドゲメイカーズフェスで学んだ「ゲームを考える方法」

4月24日(土)に「ボドゲメーカーズフェス」というイベントが開催されました。ボードゲームを作っている方から直にお話が伺えるとのことで「こんな機会ない!」と思い参加させていただきました。今回のnoteでは製作者の方々からのお話にもあった「何がきっかけでこのゲームを作ったのか(どうやって思いついたのか)」に着目していきたいと思います。 きっかけ:その1「システムから考える」ボードゲームにおいて大切なゲームシステム。そのシステムから考え、ゲームとして仕上げていくという方法がありま

大切だけど、つい忘れがちな2つの視点 【ボードゲームの作り方】

こんにちは、ボードゲームデザイナーの山田空太です。 noteでは主にボードゲームの作り方について書いています。 ==== さて、今回はボードゲーム制作中に、ついつい忘れがちな2つの視点と、忘れないための対処法の話をします。以前、こんなTweetをしました。 ついつい忘れがちな2つの視点: ❶プレイヤーの考え、感情、行動を想像すること ❷そのゲームが、どのような場所で、どのような状況で、どのような人に、 どのような顔で プレイされるかを想像すること つまり、遊ばれてい