phpIPAMの導入

phpIPAMとは

phpIPAMとはオープンソースで作られているIPアドレスを管理する為のツールです。

前提

ApacheとPHPのインストール
MariaDBのインストール
の後に行うことを想定しています。
行頭に#がついているものはrootユーザーで実行してください。
行頭に$がついているものは一般ユーザーで実行してください。

インストールに必要なパッケージのインストール

# dnf -y install git
# dnf -y install net-snmp net-snmp-libs net-snmp-utils
# dnf -y install --enablerepo=remi php-gmp php-gd php-pear php-snmp
# dnf -y install --enablerepo=epel fping

phpIPAM最新版のバージョン確認

https://phpipam.net/download/

Download phpIPAM

2020年11月21日の最新が1.4であることを確認

phpIPAMのインストール

# cd /usr/local/src
# git clone https://github.com/phpipam/phpipam.git
# cd /usr/local/src/phpipam
# git checkout 1.4
# git checkout master
# git submodule update --init --recursive
# chown apache:apache -Rf /usr/local/src/phpipam
# cp config.dist.php config.php
# cd /usr/local/src
# mv /usr/local/src/phpipam /var/www/html/

phpIPAMの初期設定（その１）

http://サーバーIP/phpipam/　で接続できるように設定します。

# vi /var/www/html/phpipam/config.php
131 define('BASE', "/phpipam/");

# systemctl restart php-fpm.service
# systemctl restart httpd.service

phpIPAMの初期設定（その２）

http://サーバーIP/phpipam/
【New phpipam installation】をクリックします。

【Automatic database installation】をクリックします。

下記のように入力します。（状況に合わせ適宜変更）
　MySQL username：root
　MySQL password：【MariaDBのrootパスワード】
　MySQL database location：localhost
　MySQL database name：phpipam
各項目登録後に【Install phpipam database】をクリックします。

【Database installed successfully!】の横の【Continue】をクリックします。

Adminのパスワード他を入力後【Save settings】をクリックします。

【Proceed to login.】をクリックし、ログイン画面を表示させます。

Username：admin
Password：【先ほど入力したパスワード】
を入力して、【Login】をクリックします。

おまけ

管理者名の変更　及び　日本語化を行います。
右上の【Administration】を展開し【Users】をクリックします。

Adminユーザーの右側のスパナを展開し【Edit user】クリックします。

各種項目に適切な値を入力及び選択し【Edit】で更新します。
※LanguageをJapaneseを選択してログオフ⇒ログオンで日本語化されます。

phpIPAMサーバ設定の【リンクを整理】を行う場合（設定：はい）にmod_rewriteを有効にします。

# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
<Directory "/var/www/html">
～～～　省略　～～～
    AllowOverride All
～～～　省略　～～～
</Directory>

# systemctl restart httpd.service