日本人に宿る「ものづくり」の精神とは?(前編)ー先生のための『和の国・日本国』講座⑯ー
こんばんは。りたろです。
自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。
今回は、
「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと
日本の「ものづくり」に焦点を当て、
日本国の経済力とはどのくらいすごいのか?
日本の「ものづくり」のルーツとは?
世界が愛する日本人の建築物とは?
などを学びながら、
『和の国・日本』とは何か?を考えていきたいと思います。
※今回は、わたしが授業や講演をするときに使用している
資料も使っていきたいと思います。
【今日の内容】
日本人に宿る「ものづくり」の精神とは?(前編)~先生のための『和の国・日本国』講座⑯〜
1)日本国の「経済力」はどのくらいすごいのか?
2)都道府県の経済力が「国家レベル」!!
3)日本人はいつから「経済成長」を意識するようになったのか?
4)2回も息を吹き返した先人たちの底力!!
1)日本国の「経済力」はどのくらいすごいのか?
GDP(Gross Domestic Product)
一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額のこと。
国内総生産。
【出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%86%85%E7%B7%8F%E7%94%9F%E7%94%A3】
という国の経済の規模(国力)を示す数値として
使われています。
1位「アメリカ合衆国」
2位 「中華人民共和国」
そして、
3位 「日本国」
です。
「なんだよ。3位かよ。」
「今まで2位だったのに中国に抜かれたんなよね。」
と思われる方も、おられるかもしれませんが、
もうすこし、じっくり考えてみてください。
「アメリカ」という国は、
あんなに国土が大きくて、
人口も3億人ほどいます。
「中国」という国も、
あんなに国土が大きくて、
14億人も人口がいます。
ところが、
「日本国」はどうでしょうか?
世界全体の陸地のうちの1%ほどしかない
小さな島国で、
人口も1億人ちょっとしかいません。
その小さな国の
少ない日本人が
1年間働いて作り出す経済価値が
「第3位」!!
これはじつはとてつもなくすごいことなんです!!
例えば。
日本周辺国である
「大韓民国」や「ロシア連邦」
これらの国の経済力は、
日本国の4分の1以下です。
そのほかにも、
「日本国」の経済力は、
ベトナムの48倍!
ベトナムを48こ並べて、
初めて日本国と同じ経済力になるということです。
ということは、
「都道府県」1こ分でも十分ということになりますね。
他にも、
ミャンマーの180倍!!
もう都道府県をもってくるほどでもありません。
「市町村」と同じ経済規模です!
そして、
北朝鮮の480倍!!!
市町村の「村町」と同じ経済規模ということになります。
ASEAN諸国(10数か国)すべての経済力を足しても、
日本の半分以下の経済力しかないんです!
「世界都市圏別経済規模ランキング」
においても、
トップ10入りする都道府県が
「東京都」と「大阪府」と
なんと2つもランクイン!!
これ、
「世界都市圏」ランキングですよ!
「世界」ですよ!!
じつは、
「日本国」はとてつもない「経済力」を持っているんです!!
2)都道府県の経済力が「国家レベル」!!
この資料を見たことはありますか?
これは、
各都道府県と同じ経済力を持っている国を当てはめて
作った日本地図です。
例えば、
「東京都」が独立国だったら、
世界17位!!
『トルコ』と同じ経済規模です!
「大阪府」が独立国だったら、
世界31位!!
『ポーランド』や『ノルウェー』と同じ経済規模です!
「愛知県」が独立国だったら、
世界30位!!
『スウェーデン』や『デンマーク』と同じ経済規模です!!
「新潟県」が独立国だったら、
世界65位!!
『カザフスタン』や『スリランカ』と同じ経済規模です!!
「福岡県」が独立国だったら、
世界53位!!
『ルーマニア』や『エジプト』と同じ経済規模です!!
「愛媛県」が独立国だttら、
世界86位!!
『ガーナ』や『エクアドル』と同じ経済規模です!!!
つまり、
愛媛県民135万人が1年間で生み出す経済価値と
ガーナ国民2500万人が1年間で生み出す経済価値が
同じということなんです!!
愛媛県の生産能力の高さは半端ないんです!!
このように、
都道府県一つ一つが「国家レベル」なんです!!!
日本経済とんでもない規模なんですね!!
よくニュースで
「日本は中国に抜かれて3位になった」
というけれども、
日本が没落して3位になったわけではなく、
中国が勝手に抜いていっただけで
未だに日本経済はとてつもなく大きい状態を維持しています。
3)日本人はいつから「経済成長」を意識するようになったのか?
では、
日本人は「いつから」経済成長を意識するようになったのでしょう?
実は、
今から約150年前。
「幕末」以降なんです!!
江戸時代を通じて日本人は、
経済成長なんて誰も興味を持っていませんでした。
平安時代から江戸時代までの200年間。
人口が増えた分だけ成長はしましたが、
「経済成長率」はほぼありませんでした。
100年単位、200年単位でみても
経済成長率は数パーセントしか上がっていないそうです。
なぜなら、
「石高制」
つまり、
明治以前の日本では、
『お米』が「貨幣」でした。
お米は、時間が経つにつれて価値が下がっていきますから、
「貯金」も「貯蓄」もできませんでした。
いくら稼いでも『お米』ですから、
「使い切らないと損!」だったんですね。
確かに、
災害の時に備えて、「備蓄米」はあったのかもしれませんが、
原則、「使い切ること」がきほんでだったんです!
ところが、
日本人が「本気になって」経済成長を考え始めたのが
嘉永6年。
「ペリー来航」でした。
たった4隻の船が来ただけで、
日本国は手も足も出なくなってしまいました。
そこで、この方。
「勝海舟」さんが
将軍に
「ここは抵抗するだけ無駄です。もしも、抵抗すれば、江戸城が焼かれてしまいます。ここは、大変悔しいところではありますが、言いなりになりましょう。」
と建議し、日本国は開国しました。
その時に、勝さんはこんなことも言いました。
「ただ、こんなに侮辱的なことは、もう今回だけにしませんか。もう開国するしかありませんが、開国したら開国したで、打って出ようではありませんか!」
つまり、
「日本人が作る商品は、非常に質が高いから必ず世界に売れるはずだ。したがって、開国するということを逆手にとって、貿易の利益を積み上げていくことで、『大国』になろう!」
「そして、経済大国になり、富国強兵。強い経済、強い軍隊を持つことによって、次にペリーのような艦隊が来た時には、たたきかえしてやりましょう!」
と。
そして、
明治維新後の日本国は、
勝海舟さんが建議した通りの道を歩んでいくことになります。
そこから、日本国は
猛烈な勢いで経済成長をしていくことになります。
特に、
「絹製品」
「陶磁器」
は、
世界最高性能
質が良く
さらに値段も適正
ということで飛ぶように売れたそうです。
そして、
ペリー来航からわずか半世紀後。。。
大正8年。
国際連盟の常任理事国となり、
「世界5大国」の仲間入りを果たすのです。
経済力、軍事力ともに世界トップ5となりました。
たった4隻の船が来ただけで
手も足も出なかった弱小国が、
一気に躍進し「列強」の仲間入りを果たすのです。
4)2回も息を吹き返した先人たちの底力!!
しかし、
先の大戦で徹底的に町が破壊され、
大切な人を失い、
インフラが滞り
「世界最貧国」
最も貧しい国へと転落してしまいます。
ところが!!
わずか十数年の間で、
百数十か国をぶち抜いて
一気に「世界第2位」の経済大国へと復活を果たすのです。
なんと!!
弱小国が世界の列強に轟く偉業を2回も成し遂げている
んです!!
普通にすごくないですか?!!
1回だったら、
たまたま偶然できただけだと思うかもしれませんが、
2回も行っている。
「弱小国」が
「経済大国」へと大躍進する。
世界の歴史の中で、
今まで「弱小国」だった国が
世界の「経済大国」に躍進した国は、ありますか?
じつは、
今のところ
「日本国」だけ
なんです。
では、
なぜ、そのような偉業を成し遂げることができたのでしょうか?
「がんばったから」とか
「日本人は頭がいいし、手先が器用だから」とか
もちろんそれも一つの要因としては考えられますが、
それだけで経済大国になれるほど国際社会は甘くはありません。
では、どのような理由があるのか?
それは、
「日本人の精神性」
が関係しているんです!
が、、、
長くなってしまったので、
次回の記事でまとめていきたいと思います。
これまで、
「日本はいい国だ!」というと
軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。
しかし、
2011年3月11日
東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。
じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!
まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。
「日本を知ることは、
『自分のルーツ』を知ること」
わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?
そして、子どもたちに伝えませんか?
自分の生まれた国を誇りに感じることは、
きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。
一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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