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じつはこんなにすごい!「海洋国家」日本!(後編)ー先生のための『和の国・日本国』講座⑦ー


こんばんは。りたろです。

自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。


今日も昨日に引き続き、
「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと
「海洋」の視点から
『和の国・日本』とは何か?を考えていきたいと思います。


【今日の内容】
じつはこんなにすごい!「海洋国家」日本!(後編)
~先生のための『和の国・日本国』講座⑦〜 
1)なぜ、中国は尖閣諸島をねらうのか?尖閣諸島に眠る海底資源!
2)日本はどのくらいの国と国境を接しているの?
3)海が天然の要塞?海に護られてきた日本!
4)過去1000年間で「たったの4回」しか攻められていない奇跡の国!


1)なぜ、中国は尖閣諸島をねらうのか?尖閣諸島に眠る海底資源!

**


前回の記事では、

日本近海が「世界三大漁場」の一つであり、

なぜ、日本近海では、豊富な種類の魚を獲ることができるのか

3つの理由とともにお話ししました。



もう少し「資源」についてのお話をさせてください。



日本はよく

「資源小国」

と言われます。


石油が出ない…

輸入に頼るしかない…


しかし!!

最近、そんな日本にも明るい話がありました!


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そうです!

「メタンハイドレート」

と言われる資源が日本近海に一番多いと言われているんです!


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「メタンハイドレート」とは
海の圧力によって海底のガスが圧縮され
固体になりゼリー状になっています。
「燃える氷」とも呼ばれています。


そのメタンハイドレートが

日本の年間消費量の100~200年分ぐらいの量

眠っていると言われているんです!!

すごいですよね!!


今現在、
実用化に向けて研究が進められています。




少し、話題を変えます。


では、

なぜ、
中国があんなにも尖閣諸島をねらうのか?


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なんと!

尖閣諸島周辺には、

ものすっごい量の「石油」


が埋蔵されているんです!!


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どのくらいかと言うと…

「約1000憶バレル」


と言われています。


1000憶バレル…

正直、あまりイメージできませんよね?


どのくらいすごいかと言うと、

その石油、すべて売れば

なんと「700兆円」すると言われているんです!


まだまだすごいですよ!!


もし、日本が尖閣諸島周辺の石油に手を付けて

ガンガン産出したら…

日本は「世界第2位」の石油大国
躍進します!!!

これは、イラクに相当します。


とにかくすごいんですよ!!


これが調査で明るみになってから


今まで何にも言ってこなかった中国が

急に「自分のものだ!」と言い始めたわけです。


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最近、尖閣諸島には中国の不法侵犯が絶えませんが、


日本のメディアはほとんど報じず、


しまいには

「当たり前になってきているから」

と言ってしまう始末。


日本の国土を守るために尽力されている

海上保安官や自衛官の方々には頭が下がります。

これからも、応援していきたいですね。




2)日本はどのくらいの国と国境を接しているの?


日本の海は

ただが獲れるだけではないんです!

メタンハイドレートもとれる。

膨大な量の石油資源も眠っている。


でも、

ありがたいのは「資源」だけではないんです!


『安全保障』を考えるうえで

「国土のまわりが海に囲まれている」

ということがどれほど国防に役立ってきたか…

という

「領土問題と防衛」について

最後にお話しさせてください。



『領土問題』

とてもややこしい問題です。


一度対立すると、話し合いで解決することは基本難しいんです。

いくら資料を持ち出して、

歴史的事実から主張しても聞き入れてもらうことはできません。

学問上の論争をして

引き下がるわけがありません。



では!


ここでクイズです!!



Q.日本は何か国と「国境」を接しているでしょうか?


1.1か国
2.2か国
3.3か国
4.4か国
5.5か国
6.6か国
7.7か国
(※「台湾」は「1か国」として数えます。)







答え合わせです!


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北は「ロシア連邦」🇷🇺

西は「北朝鮮」🇰🇵

  「韓国」🇰🇷

  「中国」🇨🇳

  「台湾」🇹🇼

南は「フィリピン」🇵🇭

東は「アメリカ」🇺🇸


全部で

7か国

の国と接しています。

意外と多いですよね!!




では、

次の問題です。



Q.この7か国のうち
  虎視眈々と日本の領土を狙っている国はいくつあるでしょうか?


1.1か国
2.2か国
3.3か国
4.4か国
5.5か国
6.6か国
7.7か国
(※「台湾」は「1か国」として数えます。)







正解は、

なんと

7か国中、「5か国」


なのです。

最悪ですよね。。。



中国・台湾は「尖閣諸島周辺」

韓国は「竹島」

ロシアは「北方領土」

そして、北朝鮮。



不法占拠している国が

「韓国」「ロシア」の2か国です。



多すぎるだろ!!!

と思わず言いたくなってしまいますね。



安倍政権では、

このような国々とうまく外交をして

かかわってきました。

安倍総理が辞任表明をした今、

次期総理大臣が、

このような国々とどのようにかかわっていくのか?

注視していかないといけませんね。




3)海が天然の要塞?海に護られてきた日本!


海は

「天然の要塞」

としての役割も果たしてきました。



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例えば、日本のお城


城は、敵国と戦うためにつくられたものです。


どのように守るかというと、

ほとんどのお城は

まわりを「堀」で囲みます。


これがあるとないのとでは

「城の攻めにくさ」が

全然違うんです!!


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城を攻めるとき、

歩兵や騎馬軍団で攻めます。


ここで、たった50mでも

水で区切られていると全然違います。


まず、馬は基本入ることはできません。

歩兵も、泳いで渡るしかありません。

人は泳いでいるときは何もすることはできません。

そんな時に、あっちこっちから弓矢が飛んできたらどうでしょう…


ひとたまりもないですよね。


やっとたどり着いても

服は水を吸い、重くなり

そこから戦うとなることを考えると…



50m水で囲まれただけでも

こんなに攻めにくいのに


日本はかなりの大きさの海で囲まれている。


これは、『国防』の視点から見ると

かなり大きいことなんです!!




4)過去1000年間で「たったの4回」しか攻められていない奇跡の国!


朝鮮半島は、中国から過去1000年間だけでも

なんと「2000回以上」も攻められました。


しかし、

日本国は、過去1000年間だけでも

「たった4回」しか

攻められたことはありませんでした。


日本国が海で隔てられていなかったら、

おそらく、今の日本は中国になっていたかもしれません…




日本は、

過去1000年間で

他国から4回攻められました。


例えば


『元寇』


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「元」という国が2回も大軍を送って攻めてきました。


しかし、


「神風」が吹き、大軍が壊滅的な打撃を受け

日本国は守られました。



この「神風」。 

神話ではなく、本当に大風が吹いたそうなんです!!


でも、

なぜ2回も打ち払うことができたのでしょうか?


もしも、

元がしつこく、3回目攻めてきたらどうなったでしょうか?



おそらく同じ結果になっていたと思います!


なぜか?


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元は、朝鮮半島から攻めてきます。

元軍は、

まず最初に朝鮮半島から一番近い九州に渡ろうと計画します。


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当時は、「帆船」(はんせん)です。


帆を広げて、

強い風の力を受けて進むことができます。


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日本海は

「秋ごろから春先にかけて」

海がかなり荒れるので

攻めることはできません。


そのため、

「春から夏ごろ」しか攻めることはできません。


帆に強い風を受けるために

「北風」を待ちます。


「春先から夏ごろにかけて」吹く「北風」


これは、どんな日でしょうか?




そうです。

「台風」!!


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元軍が

「北風」を受けて向かった先には、

必ず「台風」が待ち受けているんです。


これじゃあ、

何回やっても壊滅的になってしまいますよね…



日本は「海」があったおかげで

元軍からの侵略を受けずに済みました。




では、近現代以降はどうでしょう?


対米戦争


です。



対米戦争では、

真珠湾攻撃から始まりました。


アメリカは

「リメンバー パールハーバー」

と言って激怒しました。


しかし…


アメリカ軍はすぐに攻撃に来ましたか?

いや、来ませんでした。




なぜ、来なかったのでしょう?



これは、

来なかったのではなく、来ることができなかったんです。


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当時、

複数の航空母艦を同時運用することができたのは

「日本だけ」

でした。


そのため、アメリカ軍は

太平洋の島々を順番に占領して

少しずつ日本に近づくことができませんでした。



昭和16年に戦争がはじまり

やっと、日本本土に爆弾を落とすことができたのは

マリアナ諸島を落とすことができた昭和20年


なんと

4年間もかかったんですね。


当時、世界最先端の軍事力を持ち

軍事大国のアメリカが

何年間も日本本土に爆弾を落としたくても落とせず

やっと、ギリギリまで間合いを詰めたところで落とすことができた。


それほど、

日本は相当攻めにくいところにあるんです。

地政学から見ても、

日本の島々は本当に護られているんです。



豊かで豊富な種類の魚を獲ることができる

しかも

メタンハイドレート石油まである。

そして

海という天然の要塞があり、

とにかく攻めにくい。


わたしたちが

「当たり前」だと思っていることは

他国から見ると

本当に「羨ましい」ものばかりなんです!!


日本がもつ「海」に感謝をしながら、

「海」の恵みをいただき、

これからも、自分たちの国土を守っていきたいですね。




これまで、
「日本はいい国だ!」というと
軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。

しかし、
2011年3月11日
東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。
じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!

まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。


「日本を知ることは、
       『自分のルーツ』を知ること」


わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?
そして、子どもたちに伝えませんか?

自分の生まれた国を誇りに感じることは、
きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。

一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!



最後まで、お読みいただきありがとうございました。


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