見出し画像

Uber eats配達員の小噺。(第一回)

 本日の投稿は、Uber eatsの配達をしていて印象的だった出来事をスパスパとスピーディにご紹介します。

 めちゃくちゃたくさんあるので、マガジンにまとめていこうかしら。

ーーーーー

タワーマンションへ配達したときの小噺。

 ある冬の寒い日。都内タワマンの18階のお客様のもとへ届けた後、田舎者の僕は「でっけぇ建物だべぇ。金持ちがいっぺぇいるんでなぁ」と思いながらエレベーターを下っていた時です。

 途中で小学校低学年くらいの女の子がエレベーターへ乗り込んで来ました。その日は極寒の気候で、いくら着込んでも足りないくらいの寒さだったので、これからお出掛けする様子のその女の子ももちろん暖かそうな装備だったのですが...。

 その子が付けていた手袋に「G&D」の文字。そう、あの有名ブランド「ドルチェアンドガッバーナ」の手袋を付けていたのです。こんな小さな女の子が...とビビッちまいましたよ。指を入れる部屋が親指とその他の指で2部屋しかないタイプの、機能性皆無のやつ

 いやもちろん誰が何を纏ってようが自由です。しかし僕はこの時心に誓いました。「必ず成り上がって、いつか自分の子供にユニクロの超暖かくて機能性抜群でスマホもタッチできる手袋を買ってやる」と。

何か秀でた能力があるわけでもなく、友達が多いわけでもない。1日誰とも話さない日もザラにある。引きこもり文系大学生の心に秘めた思いをツラツラと。