【No.1130】親に期待しない

自分の親へのイラっとポイントに「なんでそんなこともできんのじゃ」があると思います。というか、僕にはありましたw

これって、親を神格化か、完璧超人化していることが原因かもと思いました。

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子供にとって親は初めて会う大人で、特に幼少期は絶対的な存在です。何でも知っていて何でもできる。つまり、神。神でなくとも、超人。

成長に伴って接する大人が増え、次第に親が完璧とは思わなくなるものの、「三つ子の魂百まで」ですから、潜在的に親をすごい人認定したままなのかもと思います。

親を嫌う人も周りにいますが、どうなんでしょうね。そういう人たちも親のことを神格化しているのかな。まあ、わかりませんが、少なくとも僕は、親は絶対的存在であるという認識を、今なお持ち続けているのだろうと自己分析しました。

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というのも、今回、第二子の出産に伴い、母に住み込みでサポートしてもらいましたが、家電の操作でよくイラつきました。洗濯機なんて、ここ押すだけじゃろがい!とか。

でも、母いわく、あまり機械が得意じゃないそう。そうだっけ?と驚きましたが、確かに、母がパソコンを触っている姿を見たことがありません。機械類は、最低限の家電、ケータイくらいか。

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神や超人とまでは思わずとも、自分がすごい人と思っている人が、そうでもないと思ったとき、ん?と思いますね。無意識に期待してしまっていて、裏切られた感じがするのでしょう。それがイラにつながるのかな。

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僕が大切にしている言葉の一つに「合意のない期待はしない」というものがあります。勝手に期待して、勝手に幻滅しないということです。

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よくよく考えると、親は24歳のときに僕を産んでくれています。

僕が24歳のときは…。大学を留年中で、就職先も決まっておらず、卒業単位をせっせと集めていた時期です。親はそんな時期に僕を育ててくれたんですよね。

僕が30歳のとき長女が生まれました。30歳でも、まだまだ人として未熟だし、親になることを不安にも思いましたが、24歳ならなおさらですよね。

完璧超人なわけがない。

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人は自分が信じたものを過大評価する傾向にあります。確証バイアスとも言うそうですね。親に対して確証バイアスが働いていそうです。

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親を神格化するのはやめよう。親も人間です。

そして、自分自身も、知らずしらずのうちに「親は完璧であるべき」という神格化した意識で子育てしていないか、振り返ろう。

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親も人間です。神でも超人でもない。

やれて当たり前。できて当たり前。じゃないんですよね。

毎日洗濯して、掃除して、料理するのは、当たり前じゃない。お弁当つくることも、当たり前じゃないし、子供の学校に持っていくものに名前を書きまくることも当たり前じゃない。

できるってことに慣れちゃだめなんですよね。

私はすごい!頑張っている!と認めないから、親はすごい人であるべきと神格化しちゃうように思います。

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親に期待しない。

自分の親にも、親である自分にも。

そんなフラットな感じが良さそうに思いました。

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