【No.1362】仕事が終わらない理由



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ちょー今更ながら、気付いたことがあります。


「あとで連絡します」

「今度相談させてください」


といった後回しの言葉が、終わらない仕事を雪だるま式に増やしていく理由ではないでしょうか。


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時と場合によるので、ニュアンスが難しいのですが、


あとでやります。

あとで回答します。

あとでメールします。

あとで調整して連絡します。


無意識のうちに「あとで」と言ってしまう精神性が仕事が減らない原因のように思うのです。


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この文章では、「仕事」とは「作業」的な仕事のことを意味して書いています。『7つの習慣』の第1領域的な仕事のことです。


あとでやっておきますと、仕事を後回しに後回しにして、いざそれに取り組んだ時には、今度は電話がかかってきたり、急な対応をしなくちゃいけなくなったり。


結局、また後でやりますと案件を抱えることになっていく…


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クレジットカードのリボ払いみたいなね。


リボ払いなんて使っている人がどれだけいるのか分かりませんが、

まじで無くならないんですよね!あれ!笑


学生時代にやらかして、もう怖い、怖い!


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怖いリボ払いを、仕事でやってしまっていると気づいちゃったのです。


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本業の学習塾では夏休みや冬休みが繁忙期です。

先生としては、授業がいっぱい入って一番忙しい。


でも、夏休みは正直、体力勝負なだけで、夏休み前の今の時期が、営業マンとしては一番忙しいです。

夏期講習を営業するためのルート営業的な意味で、たくさんの第1領域的な仕事や作業があります。


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たとえば僕の勤める学習塾では、生徒と先生がマンツーマンの、パーソナルレッスンを提供しているので、


授業数について保護者さんと調整をしつつ、生徒と担当講師(アルバイト)とのスケジュール調整をこなす必要があります。


たくさんの授業を取ってもらえばもらうほど、担当の講師など関係者がどんどん増えていくので、ますます調整が難しくなっていくという…


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こういった仕事を「あとで」と後回しにしていると、まじで首が回らなくなるんですよね。


毎年毎年ひーひー言いながらこなしてきましたが、やっと気づきましたよ。


「あとで連絡します」「あとで相談しましょう」など、

この「あとで」の精神が元凶なんですよね。


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アルバイトの先生たちも自分の夏休みのスケジュールを立てたいですから、出勤シフトを確認してきます。これを「あとで」と言わず、その場で回答しきる。


そのために、準備をする。つまり、保護者さんとの授業数の調整を早急にする。


そのために、さらに準備する。つまり、生徒の年間スケジュールを把握し、その上で、どう成績を上げていくかの長期的な展望のもと、逆算して目の前の追加営業を行う。


そのために、日頃から生徒・保護者さんとの関係づくりを行っておく。つまり、何か生徒・保護者さんがつまずきそうになったら、あらかじめ予想しておいて、準備して、何も起こらなければ良し。いざ事が起きたときにはすっと手を差し伸べる。


「あとで」「あとで」の精神で後手に後手に回るのではなく、

「今」片付ける。理想的には「先に」片付けるという、先手先手の精神が重要なのでしょう。


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言うは易く行うは難し。


でも、意識して訓練していきますよ、わたしゃ。


ということで、今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、結果の有無に関わらず、人生と仕事を楽しんでまいります。


■■今日の質問■■


「あとで」の精神で

無意識に「リボ払い」をしていっていませんか?


■■以上■■

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