見出し画像

食品添加物

食品添加物について本当に知りたい人は、AJINOMOTOのホームページが冷静で分かりやすい。

https://www.ajinomoto.co.jp/products/anzen/know/additives_01.html

食品添加物について知ろうという勉強会や講演会に来る人の中で、「食品添加物の危険性について知りたかったから不満」と感想を書いて最悪の評価をつけた視聴者がいたという。認知バイアスの確認のためにわざわざ時間をかけて勉強してどうするんだろう?

食品添加物が悪いとか危険とか書けば、目に留まり読んでくれる人が多くなる。危険回避の動物的本能と、認知バイアス(食品添加物が悪いと何となく思っている人はそういう意見だけ目に入る)による効果だ。

・成分についての勘違い
トマトや肉などに入っているグルタミン酸ナトリウム🆚加工食品に加えたグルタミン酸ナトリウム
モノ自体も効果も同じ。
違うと信じ、食品そのものに含まれているのは良いが、加えたのは「食品添加物」だから体に悪い、と信じている人がたくさんいる。ビタミン類や亜硝酸塩やソルビトールなども同様。時には添加物の制限量以上入っているほうれん草や白菜などの葉野菜の亜硝酸や硝酸類には拒否反応は起こさず、制限があり対したり量が入ってないハムなどの発色剤の亜硝酸塩はダメといったり。

・制限や表示があると良い施策という勘違い
科学リテラシーの平均値が低い国で調味料などを全成分表示することに何のメリットがあるのか。一部の声が大きい人の言うことを聞くことが、どれだけ国民全体の利益につながるのか。トランス脂肪酸の表示のある欧米と日本でどちらが平均的に健康か一目瞭然だ。

環境ホルモン〜狂牛病〜トランス脂肪酸〜放射能、、、マスコミ含め、成長してない人が多い。

・生産性とコストを無視していないか
ちょっとしたことの積み重ねが、生産効率や労働効率、最終的には物価にかかってくる。で、現実は、安いから買う人数が多い。一次産業の問題を棚上げしても、日本でROEやROAが低くなるのは当然でしょう。いろいろ言ってる神経質な消費者団体系の方や、あたかも自然なものをたくさん食べてるから私はケンコーよ、みたいなことを発信しているインフルエンサーの方々は、直接的間接的に一部の企業を支援しているし、無駄なコストを消費者に負担させている。

・PRのワナ
危険をあおり、有機とか無添加を連呼する人は、何かに誘導してないか確認しよう。これを買わず、代わりにこれ買えばいいは、考えなくていいから簡単だ。体験談だけならほぼ確実にエビデンスはない。🅰️さんは治ったとか痩せたから🅱️さんも、は基本的にはありえない。効かなかった経験談かく会社はないから。
消費者は、知らないことをわざわざ勉強したくない、簡単がいい、キャッチー、センセーショナルほど喜ぶ、不安を煽る内容だと反響があるのを知ってるから、マスコミやインフルエンサーは妙なことを言うし書く。

・科学的な正しさより気持ちが大事な国民性
安心と安全を勘違いしている記者と読者が多い。
栄養や健康を語る人の記事を載せるときは、科学か心理学か色分けして書いてほしい。多くの人は科学的に正しかどうか(エビデンスがあるか)はさほど気にしてない。だからといって、心に訴える、不安を煽るだけで非科学的な情報を発信して良い訳ではないと思う。
科学的なことを言う人はお金にならないし、表現力が心理学の人と比べて足りない。理系のインフルエンサーはすごく少ない。。。
記事の量は圧倒的に科学無視の心理学アプローチの方が多い。科学的な間違いを指摘しても、訂正なし、またはひっそりと読まれにくい場所に掲載される。訂正なしの言い訳は、いろんな見方がありますので、とお決まりの言葉。

どうすりゃいいの!

・リスク(確率)を冷静に考える訓練が必要
健康のためには、食品添加物よりも重要なことがたくさんある。というか食品添加物そのものは関係ない。
食べるもののバランス、適度な運動と休養、ストレスをためないことが、食品添加物の何百倍も健康には影響がある。たしかに加工食品や出来合いの惣菜は、タンパク質・炭水化物・脂質や塩分のバランスが悪いのが多くかつ食品添加物を使われることが多い。食品添加物が悪いのではなく、バランス悪いのを多く選ぶから健康に悪いのだ。

何事も、リスク(何をどれくらい食べたら体にどれだけ影響するかの確率)の大きさを考えるべき。高塩分や高脂質の食事、肥満、飲酒、運動不足、睡眠不足、長時間労働、自動車の運転などの病気や怪我や死亡リスクと比較すればわかりやすい。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190601-00010000-yom-bus_all 

#ネットニュース  #食品 #食品添加物 #食品表示法

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?