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企業も顧客も成功する「記念日」、作ってみませんか?

はじめに

皆さんこんにちは。マーケ・営業プロセス向上委員会のバーチャンです。もうすぐ2月29日ですね。バーチャンにとってn回目の(笑)この日は、4年に1度のうるう年にしかやって来ないということで、毎回様々な企業がキャンペーンを仕掛ける日にもなっています。例えば、富士急ハイランドは同日を2(ふ)2(じ)9(きゅう)の日として2016年には当日の入園料を無料にするなどかなり大がかりなキャンペーンを展開したそうです。実はこうしたブランドや商品・サービスと特定の日を結び付けて行われる企業活動は、「記念日マーケティング」と呼ばれるマーケティング手法のひとつであり、その効果はCSの実現に通ずるものがあります。今回は記念日マーケテイングの効果とCSの親和性について学びましょう。


記念日マーケティングとは

記念日マーケティングは身近なところにたくさんあります。下表に代表的なものをほんの一部記載してみました。

記念日マーケティング(例)

語呂合わせや商品の特長を捉えたネーミングは、一度目や耳にすると記憶に残りやすいですね。皆さんにもついつい「あれ買いたい!」、「あそこ行きたい!」となってしまう「記念日」、ありませんか?

記念日マーケティングの効果

こうした記念日マーケティングは、皆さんの日常とどのように関わっているのでしょうか?記念日マーケティングの持つ効果について検討します。筆者が調べたところ、記念日マーケティングには、大きく分けて以下2点の効果があるそうです。

A. 認知度が向上する

「○月○日は○○の日」という謳い文句は、企業や商品・サービスを知らない人を含む多くの人の関心を集めやすく、また、記憶に定着しやすくすることができる。

B. (周期的に)売上が拡大する

人が商品やサービスを購入するとき、何らかの理由を必要とすることが多いと言われているのに対し、記念日は消費者にその理由を与えることができる。
また、記念日は定期的に巡ってくるため、定着すればその周期ごとで一定の売上を見込めるようになる。

記念日マーケティングとカスタマーサクセス

では、これら記念日マーケティングが持つ効果についてカスタマーサクセスの文脈から考えると、どのような解釈が可能でしょうか?
前述のA、Bそれぞれはカスタマーサクセスのキーワードを用いると以下のように表現できます。

a. アクイジションの達成・心理ロイヤルティの醸成

企業や商品・サービスを知らない人を含む多くの人の関心を集めるという点はアクイジションを達成すること、記憶に定着しやすくするという点は、親近感を与えると言い換えると顧客の心理ロイヤルティを醸成することに寄与している。

b. 行動ロイヤルティの刺激・ライフタイムバリューの向上

人が商品やサービスを購入する際の何らかの理由を与える点は顧客の行動ロイヤルティを刺激すること、また、定期的に売上を見込める点は、定期的に価値を提供すると言い換えると顧客のライフタイムバリューを向上させることに寄与している。

おわりに

ここまで記念日マーケティングの効果とCSの親和性について検討してきましたが、いかがだったでしょうか?
CSとは、商品・サービスを購入した顧客へ能動的に関わり続け「顧客の成功体験」を実現させる取り組みです。そのため、アクイジションから心理ロイヤルティ、行動ロイヤルティ、ライフタイムバリューまでを向上させる一連の取り組みを成功させることはCSの成功に他なりません。この一連の取り組みにアプローチする施策として、あなたも自社や自社商品・サービスの記念日の制定も検討してみてはいかがでしょうか?

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それでは、また次回の記事でお会いしましょう。


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