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新年早々に致命的な機会損失をしていませんか?

■はじめに


明けましておめでとうございます。マーケ・営業プロセス向上委員会のバーチャンです。
本年もよろしくお願い致します。

年始のご挨拶と言えば、昔は色とりどりの書き方がされた年賀ハガキが大量に届き、お年玉の当選番号に思いを馳せたものですが、
電子化の波が郵便受けにも閑古鳥を鳴かせて久しいですね。
いつまでも続いて欲しい慣習の一つですが、近年の年賀ハガキの郵送量をピーク時と比べると、なんと半分未満にまで減少しているようです。 
これも時代の流れ・・。
前向きに捉えるならば、年賀状は電子で送ってしまう方がメリットが大きいということなのでしょうか。

そこで今回は、年賀状を電子化した際のメリットに着目し、マーケ営業に生かせるポイントを探っていきたいと思います。
近年のバズワードであるDXやカスタマーサクセスに通ずる要素がふんだんにあり、また、未開拓の大きなビジネスチャンスも潜んでいそうだったので、これからチャンスを掴んでいきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
結論から言うと、ビジネスマンは年賀状を電子で送った方がいいです。


■年賀状を電子で送るメリット


まず、電子年賀状のメリットにはどんなものがあるのか、順番に4点見ていきます。 

  • 顧客に合わせてカスタマイズされた年賀状による顧客ロイヤルティの向上
    電子年賀状はカスタマイズが容易です。そして、個別にカスタマイズされたコミュニケーションは、顧客ロイヤルティ(信頼・愛着)の向上に大きく貢献します。その機会を1つ獲得できるのは大きなメリットです。

  • 即時性のある配信による計画的な顧客リテンション
    年始のご挨拶は、商業的な宣伝による不快感を低く抑えながら、全ての顧客およびリードにタッチできる絶好の機会でもあります。これを電子で行うことで、実行計画の遅延リスクがほとんどないままに、接点を1つ創出することができます。

  • 開封やクリックなどのマーケティングデータ収集および分析によるPDCAサイクルの促進
    電子で行うということは、様々なデータを獲得することができます。例えば、顧客情報(アドレスなど)に変更がないか、メールの開封やリンクのクリックをしてもらえているか、場合によってはアンケートで需要の調査を行うことなども可能になります。これらはマーケティングや営業活動を考える上で重要なインプットになります。

  • 年賀状作成および郵送の効率化と、紙のコスト削減
    送る対象が多ければ多いほど、作業時間が低減できるとともに、ハガキ購入や郵送料のコストも削減することができます。流行りの言葉で言うならば、サステナブルであり、エコフレンドリーでもあります。

お気づきの方もいるかと思いますが、実は上記のほとんどがメールマーケティングの強みそのものです。これはすなわち、電子年賀状を送らないということは、メルマガ配信を1回分送り忘れてしまうようなものなのです。

■電子年賀状のメリットを生かした未来のチャンス予想


これらのメリットを強みとする年賀状サービスにはまだまだ発展する余地があり、今後も進歩を続けることが予想されます。
関連する新商品を作ること自体がチャンスであると同時に、新製品を活用したマーケティングや営業活動を設計しておくことで、時代を先取りした業務を展開することが可能になります。その業務自体が情報価値になることもありえるでしょう。
例えば下記のようなものが考えられます。

  • デザインやメッセージをはじめとした年賀状のパーソナライズ・カスタマイズツール
    動画、音声、アニメーションなど、送信対象に合ったメディアが選択でき、パソコンだけでなくスマホやタブレットで容易に年賀状の作成や複製ができるアプリ

  • 年賀状作成のリマインダーや配信スケジューリングの自動化ツール
    毎年時期が確定している年賀状配信の作業の一部または全てを自動化するアプリ

  • 年賀状の作成・配信とCRMを統合するサービス
    年賀状配信に必要なデータをCRMから引用し、配信後に獲得したデータをCRMに自動インプットするためのプラグイン作成や導入

  • マーケティングオートメーションやBIを用いた年賀状関連データ分析ツール
    年賀状配信に合わせて最適化されたデータ収集および分析ができ、さらにはその年のマーケ営業活動指針の検討に役立つアプリ 

  • 上記サービスに付随する顧客情報のセキュリティとプライバシー保護サービス
    年賀状配信を主眼においたセキュリティ・プライバシー保護における技術をアップデートするためのソフトや開発

  • 高度化した年賀状配信に関する教育プログラムやサポート
    何かを電子化をする際には常に課題となるデジタルディバイド問題や、導入後のトラブルを解消するためのサービス

簡単に思いつくものを挙げただけでもチャンスがたくさんありそうなことが見て取れるかと思います。これ以外にもまだまだありそうなので、アイデアや企画の議論をしてみるのも面白いかもしれませんね。

■さいごに


自社商品の広告費用はつい膨らんでしまいがちですが、年賀状は低コストかつ受け取り手に不快感をあまり与えることなく自社宣伝ができる、コストパフォーマンスに優れたマーケ・営業手段だったのです。
古き習慣だと切り捨てないで、(年賀状に限らず)季節の挨拶を強力なマーケ営業チャンスだと捉え、年間の活動スケジュールに組み込むのはいかがでしょうか。 
また、新たな技術の導入と併せ、マーケ営業全体のプロセスを見直したい時には、無料で使えるのでこちらもぜひ活用してみてください。

それでは今回はこの辺で。
今年も皆様にとって躍進の年になりますように!


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