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2017年に書いた、特殊なスタイルの短編小説。 「模様」という概念を主人公とした小説…
2022年に書いた掌編小説。 蛆虫たちは、皮膚にまとわりつくことで、私の知覚を鈍らせ…
2020年に書いた掌編小説。 刻まれる時に合わせて歌えよ踊れよ、俺達は皿に盛られてい…
2017年に書いた短編「小説」。 いわゆる普通の意味での「小説」とはスタイルの異なる…
2020年に書いた短編小説。 蓋を閉める時にこぼれ落ちた掃除用の薬品は、地面に叩きつ…
2023年に書いた詩群。 音楽ジャンルで言えばグラインドコアか? 「入会」 「公園」 …
2022年に書いた詩群。 「子らしき音」 「出発」 「月」 「口裏」 「残響炎」 「田舎」 「時間短縮」 「洞穴」 「人魚」 「俺の分身が隣でむごく殺されるのを見せつけられるだけの人生を面白がって生きているだけの分身であるところの俺の隣でむごく殺されていくのを見せつけてくる分身の退屈そうな人生」 「農舎」 「事故詩」 「恋」 子らしき音 音 子の声を聞きつける どすの効かせ方を聞き分け 音 この声こそ子の声と 聞き分けることが上手な方々の
鉢 金魚を監禁していることが 人生の楽しみのすべてのような 顔を晒して路上を歩く 通り…
塩を揉み込んだ夏の日差しが 勃起しながら遍在するのを 黙って見過ごそう 干から…
廃屋 盛大に発表されていく廃屋の数を水増しするための年月が まるで歴史的な日々のよう…
日向 灰色のカーテンの向こう側には窓などないと誰もが薄々気づいている密室で 通気口が …
気候 よしんば人々を粉々にしていたからといって 俺が善良であることに変わりはない わ行…
1 汗水たらして働いたかいがあって立派な棺桶を買えたらしく 隣人が 良い気分で死んでいる …
発作権 頻繁であることを誇っている発作者を 指でつつきつくしてやる 時代に遅れることにかけては ほかの追従を許さない 平凡極まるきりきり舞いを まるで飼い犬踊りのように 夜中の市民社会で踊って 面白がられても 面白がられても まだ足りないと見える、この盲者 「蛆虫の搾りたてた姿をさらされ 空間たちが迷惑している 蛆虫の後ろを殴って なおも恥じずに居座られて 空間たちがあきれている 蛆虫の陰に隠れて 炊事をこなした恩を着せられ 空間たちが とばっちりを