見出し画像

帰ってきた帰ってきた俺たちの街へ(フアンマの復帰に想いを寄せて)

今年の長崎はいつもと一味違うオフシーズンとなっている。

ここ数年はネームバリューの凄い選手たちを獲得してきて移籍市場を賑わせていた。

今年は少し違う。弱点を補う文字通りの補強を行っている。GK、CBの高さ不足。FWのポストプレーヤータイプ。しっかり補強してきている。

その上で帰ってきた。先日の高木さんに引き続き帰ってきたのだ。その名はファンマ。
(フアンマ・デルガドなのだがここはファンマ呼びをさせてもらう)


2017年、主力が大きく入れ替わった長崎。その中でも前年のチーム得点王であった永井を放出したため、FWの補強は必須だった。
16年シーズン初めにはブラジル人FWであるロドリゴを連れてきたがフィットせず。

クラブはスペイン路線を歩み始める。その第1弾がファンマだった。


当時スペイン⇒ギリシャ⇒スコットランド⇒スペインとクラブを転々としていた。そんな彼を連れてきたのが高木さんと竹村さんだった。

ファンマはすぐにフィットした。
長崎サポにとってファンマのプレースタイルを知っている人はかなり多いと思うが、改めて彼の良さを書くと

①身長188cmと恵まれた体格とフィジカルでしっかりとポストプレーをこなすことができ、前線の起点になる。

②足元の技術も高いため、サイドに流れてしまってからが実は彼の真骨頂。相手を交しチャンスメイクをすることが可能。

③守備も決して怠ることはせず、ファーストディフェンスとしてチェイジングをこなすことができるため守備のスイッチ役になる

これだけあれば十分。J2では当時はやっていた3-4-2-1の1トップとして君臨をした。

よく転がる時もあったり、熱くなりすぎてカードを貰ってヒヤヒヤするのもご愛嬌(?)

とにかく17年の昇格、18年のJ1の舞台で、得点やアシストの数字に見えない部分も大いに貢献した最高で最強の外国人選手だったのだ。彼の人間性もまた素晴らしく、長崎サポーターが彼のことを好きになるのは時間の問題ではなかった。

18年、契約満了でチームを去った時は驚いたし悲しんだのだった。特に18年のユニに背番号を入れていた僕にとって彼がいなくなる破壊力は凄まじかった。
彼がもう長崎のユニを着ることは考えもしなかった…。


それから4年の間、長崎はJ2で再び昇格をめざしたたかった。ただどうしても彼みたいな屈強なポストプレーヤーはいなかった。
彼は大宮で高木さんと一緒にやってきて得点を決めて帰って行った。恩返しされてしまった。
だけど敬意を示してくれた。


福岡に行ってからも彼には苦しめられた。
彼はJ1に行ってしまった。J1で活躍している姿を見て嬉しかったのだった。

今年は天皇杯で長崎にやってきたが、またまた恩返しを決められてしまった。古巣に決めたがるね君は笑


そして2022年12月14日。
丁度四年前に対談のリリースが出たこの日に、ファンマの長崎復帰が決まった。

嬉しすぎてニヤニヤが止まらない。また長崎で戦うことを選んでくれてありがとう。
あの時のメンバーはもうほとんどいないけど、
#俺たちの澤田崇 と一緒に攻撃を活性化して欲しい。クレイソンや米田など色んな選手と共に長崎を盛り上げて欲しい(ヨネとも一緒にプレーしてるね)

別にここ最近のメンバーが嫌いだった訳でもないし、戦力にならないと言う訳では無い。

ただ単に僕たち長崎サポーターを魅了してくれた昇格のキーマンを担った選手が再び力を貸してくれるのだ。

期待しています。泣きそうです。

(他の選手たちの更新も早く待っています。期待しています。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?