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大分観戦記2020①VS湘南

雨が降る寒い日。何故か僕は新大阪駅から新幹線を待っていた。

理由は簡単だ。ルヴァンカップを見に湘南へ行くためだ。

今年はオリンピックの影響もあり、変則的な日程が組まれている。
その中でリーグ戦より先に開幕したのが、ルヴァンカップだったのだ。

この試合はリーグ開幕1週間前なので、各チームの主力級の選手達がスタメンで出てくることが予想されていた。

僕は、大分トリニータを大学一年生の頃から見ている。
最大の理由は大分の大学へ進学したこと。
その頃の大分トリニータはJ3に降格した年でクラブとして立て直しをはかっていた所であった。

まさか大学にいる間に大分がJ1で戦うところを見るなんて誰が想像しただろうか。

徐々に大分のサッカーに取り込まれていった僕は、去年ユニフォームを買い、そして今年初の大分アウェイ参戦を果たしたのであった。

実はここ湘南には去年何度も足を運んでおり、既にアウェイ遠征の場としては慣れ親しんでいる場所のひとつだった。ちょうど良い。

そんなかんやで、新幹線を降り、在来線を乗り換えて平塚にやってきた。

この日は人も多くなかったため、普段なかなか食べれないスタグルにもお目にかかれた。スタグルを食べることが僕の遠征の楽しみの一つである。

そして、今シーズンもよろしくお願いしますと色んな方にご挨拶をした後に、スタジアムへ……

と、その前に。



もふらなければ。
人が周りに全然いなかったのを見て、やっぱり長崎は異常なんだ(褒めてる)と思ったのであった。ヴィヴィくん恐るべし……。



なぜかニータンぬいぐるみを購入。
なぜか。なぜか……可愛かった……。
(四位おめでとうニータン)

そんなこんやで、スタジアム内へ。

見やすい角席を取って準備万端。
雨も試合中はそんなに降らなかった(寒かったが)

試合が始まった。

大分は今シーズンからの新加入選手である知念選手、渡選手、町田選手の前線3枚をスタメン起用。
サブメンバーには長崎から移籍した香川選手も帯同していた。
今シーズン活躍してほしいよ!

内容的には単調的ではあったが、随所随所で大分のパス回しから決定機を生み出していた。
町田選手の頑張り。渡選手の献身的な守備。知念選手のポストプレーでチャンスの起点になる動き。
既存選手たちの大分らしさのあるビルドアップ。すごいすごい躍動していた。

が、最後の最後で決めきることが出来ない。
なかなか入らんのお……。

そして最後の最後で、高木選手のファンブルから湘南がPKを獲得。キッカーは古巣対決となる梅崎選手。これを冷静に決めて湘南が土壇場での先制弾を手に入れた。
正直PKになった瞬間は反対側で、全然見えていなかったので、何が起きたかわからなかった。

改めて見直して見たわけだが、あれは仕方ないと思う。
GKはミスをすると失点に繋がってしまいやすいポジションである。
ひとつのミスが命取りだが、だからといってGKばかり攻めるわけもいかない。

チーム競技ははみんなでミスをカバーし合えるかが重要だ。まあそう言っても難しい。


結局そのまま湘南が逃げ切った。

結果的に大分は去年の課題であった得点力不足が解消されたかどうかはわからなかった。

それでも新戦力が躍動していたこと。まだ既存の選手も残っていることを考えると、悲観する必要もなく、むしろ楽しみなシーズンになると思わされた試合であった。

僕は4月から長崎に帰る。
だから、見に行ける間に沢山大分トリニータの試合を見たいと思う。J1は今年も大分を応援する。楽しみなシーズンだ。

次はいよいよJ2の開幕戦だ。
どうなるだろう。長崎はどんなサッカーをしてくれるのだろう。
楽しみで仕方がない。そんなシーズン初め。

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