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2021年の振り返り

 今月、弁護士になって丸5年を迎えました。節目ということで、最初は、この5年のことをまとめてみようと思いましたが、無駄に肩肘張った内容となりそうなので、今年のことをコンパクトに振り返りたいと思います。

なお、今回のヘッダの写真は、修習同期の音楽仲間たちと行った映画フィッシュマンズです。この日は思い出深い日になりました。

1 日々の業務

 所属するSTORIA法律事務所に新人弁護士が加入し、事務所の中でもだいたい真ん中の年次となりました。そのため、毎月の作業ボリュームが多いクライアントなどを中心に、パートナー・私・後輩弁護士の三人体制のチームでプロジェクトに取り掛かることが増えました。

 振り返ると、これまでは多くなかった「人に任せる」という作業を通じて色々な学びがあったように思います。役割が違えば見えてくるものも違うというのはそのとおりで、後輩弁護士の創意工夫を、自分が手を動かす立場であるときにどんどん取り入れていきたいと感じました。

2 外部活動

 ご縁があって、年初に「LAW AND THEORY」という音楽アーティストらに法律相談等を行う団体に加入しました。また、日本音楽出版社協会(MPA)の「音楽著作権管理者養成講座」を約半年間にわたり受講し、無事11月の最終試験にも合格しました(平日に計50時限受けるのが地味に大変でした・・・)。
 かねてより関心のあった音楽関係の法分野に本格的な一歩を踏み出せた一年だったように思います。いつも貴重な意見交換をさせていただいているLATのメンバーには本当に感謝しています。

 音楽分野と並んで重点的に取り組んだのが、今年から本格始動した「AI法研究会」でした。特に、(末席ながら)事務局として関与した7月のシンポジウムでは、登壇者との打ち合わせはもちろんのこと、大規模なウェビナー開催時のロジの経験それ自体が学びとなりました。

3 情報発信など

 セミナー関係は合計4回。記事の執筆は、事務所ブログや外部メディアで執筆した記事などを合わせて計6本でした。

 セミナーの方は、年明け早々、1月~3月に毎月1つセミナーがあり、来年は今年よりも講演の機会が多くなりそうな気がしています。

 記事の中で一番反響があったのは、音楽著作権にまつわる記事でした。ただ、目に見えた反響はなくても、記事を書いたことが次の執筆のご依頼につながったこともあり、続けていかなきゃなと感じています。

 あとはTwitterでの情報発信。こちらは基本的に低浮上で、お世辞にもうまく使いこなせているとはいえませんが、お世話になっている方々にはこれからも仲良くしていただけると嬉しいです。

4 働き方

 9月に第一子となる長男が誕生しました。そのこともあり、現在は在宅中心で執務しています。

 家で仕事をすることで、妻をワンオペにすることなく育児分担ができ、また、子どもの成長を間近で見届けることができています。このことは家族の絆を強くするという意味でも、私自身が育児を通じた学びを得るという意味でも大切なことだったと振り返ってみて感じます。

 来年もしばらく在宅での執務が続きますが、その分、物理的な距離を感じさせないようなレスポンスで仕事ができればと思っています。

5 健康

 打って変わって、今年は人生で初めて数日間の入院をしました。
 (といっても、過労や不摂生で病気を患ったということではなく、検査入院ですが。)

 幸い、検査結果で異常は見つかりませんでしたが、30歳にして、健康が一番大事だということを実体験を伴う形で再認識することとなりました。

 特に入院中の思い出などもないのですが、病室から眺めていた近くの蕎麦屋に退院したその足で行き、そこで食べた天ぷらそばが感激するほど美味しかったことは今でも覚えています。

6 趣味など

 最後に、趣味などのことも少し書こうと思います。

 1つ目が音楽関係。私はHIPHOPが好きで、中学生の頃からずっと聞き続けているのですが、今年の後半に「もしや、自分が聞いてきた中でも、今のシーンが一番熱いのでは?」と気が付けたのは良いことでした。来年以降更に聞く幅を広げていきたいです。

 2つ目が写真関係。コロナ禍ということもあり、2020年は完全に停止してしまっていましたが、長く愛用しているフィルムカメラを修理したこともあり、今年は写真もぼちぼち再開できたのは良かったです。

 最後に、人と会うこと。コロナの状況に目を配りながらも、2020年よりは人と会えたのではないかと思います。来年の状況は誰にもわかりませんが、今あるつながりと同じくらいに、新しい出会いを大切にしたいと思います。

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 以上、とりとめのない内容ですが書けてよかったです。
 それでは皆さま、よいお年をお迎えください!

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