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【大会】第4回統率者神決定戦

第4回EDH神決定戦に参戦。予選は前回と同じく4-2-0 (2/96)で予選を抜け、ようやく決勝も勝利して神への挑戦権を獲得。その後、残念ながら神決定戦にて敗北。

使用デッキ

これまでの神決定戦は毎回Blue Farm(《織り手のティムナ》&《ルーデヴィックの名作、クラム》)を選択していたが、今回は以下の理由から独自調整の猫トラテヴェを選択。

  1. 《むかつき》や《タッサの神託者》によるT2勝利の上振れを期待できる
    数ラウンドに及ぶ大会では通常のプレイによる勝利に加え、上振れラッキー勝利も確保したい。また、予選後の試合でログたちに囲まれても運次第では対処を放棄し、先に走れるようにしておきたかった。

  2. 勝利手段に刺さる妨害が限られている
    BUG御用達の神託者コンボはただでさえ多くの妨害が刺さる割に警戒レベルが高く、積極的には狙いたくない。ブリーチコンボも何かと対策されると面倒だ。しかし、猫ループであれば突破力が高く、仕掛けたいタイミングで仕掛けられる点が魅力的。

  3. 神と異なる統率者
    神と同じ統率者という理由だけでヘイトを買い、無駄死にをしたくなかった。

2023年になってからの猫トラテヴェの戦績が約60戦で勝率約40%と高く、手番による勝率のバラつきも小さかったため「これなら予選で勝率50%以上を狙えるだろう」という期待もあった。

神挑戦者決定戦 予選4-2

R1×

1番手: 《ウェザーライトの英雄、ジェラード》
2番手: 《始祖ドラゴン》
3番手: 自分
4番手: 《穢れた血、ラザケシュ》(勝ち)

ジェラードが色的にスタックスの可能性もあったが、猫トラテヴェの速度が全統率者の中で一番高かったためT3《むかつき》でキープ。想定通りT3の《むかつき》に成功。しかし、解決後にマナ計算で楽をしようと《選別の儀式》から動いたところ、《電結の荒廃者》のテキストを勘違いしておりマナ不足に。なんとか1ターン生き延びたが、ラザケシュから《魂の洞窟》経由のエージェントが飛んできて負け。初戦からド派手なプレミをかましてしまい、メンタルケアに集中することになった。

R2○

1番手: 《精神破壊者、ネクサル》
2番手: 自分(勝ち)
3番手: 《三度の再誕、ジェスカ》&《船壊し、ダーゴ》
4番手: 《軍団のまとめ役、ウィノータ》

逆順だったら完全に終わっていた組み合わせ。T2テヴェシュでキープしたところ、T1からダーゴが着地して「そういえばT1で出てくるやつだったなぁ」と一瞬で後悔。幸いなことにウィノータから致命的なスタックスは出てこなかったが、ダーゴに狙われるわ、ネクサルにシェオルを筆頭としたダメージ源を置かれるわ、と散々な目に。ネクサルが大手を掛けていたこともあり、プライドを捨ててダーゴに命乞いして延命。ネクサルが《激情の貢献》を構えながらWoFを唱えてきたため、打ち消しで《激情の貢献》を吸ってから《渦巻く霧の行進》で命に関わるクリーチャーを全てフェイズアウトさせてからWoFを解決。そこまで引けていなかったサーチに加えて猫もハンドに入り、翌ターンにそのまま猫ループに入って勝ち。

R3×

1番手: 《ワイアウッドの呼び手、ギランラ》&《東の樹の木霊》(勝ち)
2番手: 《意志を縛る者、ディハーダ》
3番手: 《ロフガフフの息子、ログラクフ》&《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》
4番手: 自分

突然の決勝戦。上のぶっぱ屋さん2人を処理しつつギラ木より早く勝たなければならない縛りプレイ。とりあえず1人は止まる初手でキープして後は祈り。想定通りの展開があったところでギラ木の《刻み角》とチャリスが着地。
そこからディハーダがマグダを経由してボ城をサーチしに行ったので反射でエージェント。仮にボ城が着しても勝てそうな盤面ではなかったため、信号が脳を経由していたらエージェントは構えたままだったかも。
その後、ログテヴェが辛そうにしながら全力で突っ込んできて、自分とディハーダの妨害を掻い潜って神託者コンボをキメようとしたところ、ギラ木からの《忍耐》で失敗し、FF下のログテヴェは敗北。
ログテヴェのせいでタッサが虚空に消えたため、コンボパーツが揃わずターンエンド。そのままギラ木に踏み潰されて負け。ギラ木の《忍耐》は木の誘発にも使える良い《忍耐》だった。

R4○

1番手: 自分(勝ち)
2番手: 《織り手のティムナ》&《船壊し、ダーゴ》
3番手: 《刃を咲かせる者、ナジーラ》
4番手: 《ロフガフフの息子、ログラクフ》&《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》

ティムナもナジーラもログテヴェの全除去で機能不全になるのでログテヴェを意識してマリガン。T1レモラとナジーラ以外に効果的なハンドが来たためキープ。予想通りの展開でティムナとログが辛そうにしていたところにナジーラのリス研を着地。翌ターン、猫からチェインを繋ぐには十分なハンド枚数があり、タップアウトナジーラに止められることはないだろうとしてぶっぱ……したところ繋がらずに失敗。ただ、チェインの過程でナジーラの盤面が土地2になっていたため、猫によるマナ確保も合わせて止められるだろうとは認識していた。認識通りになんとか捌き切ることには成功したが、猫は除去されてしまった。翌ターンにテヴェシュドローから《法務官の掌握》にたどり着き、ブリーチをパクって猫復活からやりたい放題して勝ち。

R5○

1番手: 《豊潤の声、シャライ》
2番手: 自分(勝ち)
3番手: 《刃を咲かせる者、ナジーラ》
4番手: 《ロフガフフの息子、ログラクフ》&《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》

シャライは初見だったが、能力的にスタックス展開からのデブクリーチャー祭りと予想。恐らくログがシャライとやり合う展開になるので、相手をナジーラに絞り、速度的にこちらの方が有利なのでふんわりリス研キープ……したところ初っ端からマイセンとかいう害鳥が飛んできてゲームが一気にスローダウン。追加でアウフ等出てきたが、幸いなことにパワー系のカードがすぐには出てこなかった。盤面のバランス調整がじわじわと進んだ結果、バック有り神託者コンボにたどり着いて勝ち。

R6○

1番手: 《穢れた血、ラザケシュ》
2番手: 自分(勝ち)
3番手: 《ウェザーライトの英雄、ジェラード》
4番手: 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》

リベンジマッチ。ジェラードは「どうもスタックス盛々ではなさそうだ」と予想し、速度的に負けるとすれば波止場&コルヴォと判断。T1トラ、T2バック構えトラ起動、T3テヴェシュでキープ。ラザはマリガンを重ねていたこともあって大人しいスタート。計画通りに動いていたらジェラードが《禁忌の果樹園》でトークンをくれたため、クレイドル経由でT2テヴェシュとプランを加速。そのままじわじわアドを稼ぎながらコルヴォをマナドレし、翌ターンに《頭蓋骨絞め》から猫にたどり着き、そこからカードを引きまくって《出現領域》下のタリスマン猫ループで勝ち。

神挑戦者決定戦 決勝○

1番手: 自分(勝ち)
2番手: 《ギトラグの怪物》
3番手: 《ロフガフフの息子、ログラクフ》&《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》
4番手: 《ワイアウッドの呼び手、ギランラ》&《東の樹の木霊》

全員よく遊んでいるメンバー。ギトラグとギラ木には速度で勝っているため、ログテヴェをどう処すかを意識してマリガン。初手はこんな感じ。

最初の7枚でキープ

トップ2枚のいずれかが土地、もしくは誰かがフェッチを切ればT2リス研で特殊勝利のためキープ。統率者さえ着地してしまえば統率者ピッチも両方使える良ハンド。ゲーム展開は配信動画をどうぞ(時間も指定済み)。

T1は大人しくスタート。ペタルを使ってトラ着地からのアンバー経由死儀礼と派手に動いても良かったが、ログの初手枚数的に1キルはないと判断し、目立たないように展開。無意識波止場ケアでペタルを置いていなかったが、ペタルなら自壊できること、ギラ木のマリガン回数から何かしらスタックスを探していることを想定してペタルだけでも置いたほうが良かった。結果、フェッチは切られない上にチャリスX=0が着地し、土地も引けなくてプランが崩壊。
ブレストで土地を探したところ、見つかったのは残念ながら色の出ない《産業の塔》。ペタルを置かなかったプレミが響く。「土地0よりマシ」と自分に言い聞かせながらペタルとアンバーを戻し、翌ターンに断腸の思いで貴重な緑チューを使ってライブラリーをシャッフル。ドレイクサーチは他人の統率者で統率者ピッチをOnにすることを意図したもの。
その後、チェディクトで盤面が更地に。緑の驚異が去ったことに安心仕切って死儀礼でフェッチを抜き忘れた(。盤面がほぼ振り出しに戻ったところで緑チブマンが参上。ギラ木は動くためにマナが必要で、且つ自分自身もマナ源が欲しかったため迷わず緑チブマンをドレイク。
あとは動画通りの展開で、《忍耐》×2以外は突破できる状態だったため、そのまま神託者コンボで勝ち。

神決定戦×

1番手: 《トレストの密偵長、エドリック》(勝ち)
2番手: 神《織り手のティムナ》&《ルーデヴィックの名作、クラム》
3番手: 自分
4番手: 《精霊の魂、アニマー》

再び馴染みのあるメンバー。アニマーは打ち消しが薄いため、エドリックとティムクラが喧嘩したところで悠々とコンボを通して神になるプラン。初手はこんな感じ。

最初の7枚でキープ

T2トラ、T3《Copy Artifact》(他人のクリプトorソルリン)経由リス研、T4以降バック有り《むかつき》の予定でキープ。保険の母性樹があり、途中で軽量ファクトを引ければ上振れも狙えるハンド。T1に動きがない懸念点はあるが、ロングゲームになった場合を見越して7枚キープしたいことを考慮してマリガンの必要はないと判断。ゲーム展開は配信動画をどうぞ(時間も指定済み)。

最悪の展開でGG。ティムクラが《炎の儀式》経由でペタルを浮かせてクラムを着地させていたので妨害札があることはほぼ確実だった。そこでアニマーが《意志の力》を吸ってしまい、残りの妨害が概ねもう1枚しかないとバレて1バックで突っ込まれてしまった。エドリックがマナ加速を盤面に残しながらT1着地で後続も繋げられることは想定していなかった。やむなし。

最後に

ようやく神決定戦まで進むことが出来た。前回の挑戦者決定戦決勝では致命的なプレミで敗北していたので、今回はその先に進めて少しは気が楽になった。神まであと一歩及ばなかったが成績は毎回上がっているため、次こそ神になる。

執筆中に飲んでいるコーヒー代に充てさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。