【VRchat初心者にオススメ】アバターに合う可愛い声を出す方法4選


こんにちは!borurunです!
最近VRchatを始める人が増えているみたいで嬉しいです。
私がVRchatを始めてすぐの頃、お友達に手伝って貰いながら可愛いアバターを用意してVR内で着てみた時の事なんですが、アバターはめっちゃ可愛いのに声が合わない!嫌だ!って思ったんですよねー。
おそらくVRchatをプレイしてみて、アバター購入した人で同じようなことを思う人は多いのでは、と思ったので、今回は可愛いアバターに合う可愛い声を出す方法を4つ紹介します


1.AIボイスチェンジャーを使う

一番最初に紹介する、おすすめの方法はAIボイスチェンジャーです。
有名な人の声になる動画がいくつかバズってたのでそれで知ってる人もいるかもしれません。
※岸田総理とか。

基本的には読み上げソフトをお喋り向けに進化させたようなイメージの性能で、自分の声を変えるというよりは、自分が言った言葉を別の人の声で読み上げてくれるのに近いです。

メリット


・声質が良い
自分で声を調整する必要がなく、誰かが作ってくれて綺麗な声をモデルとして選択することで、可愛くて整った声質にすることが出来ます。

・自分の喉を使って調整する必要がない
声が「置き換わる」ので、喉に負担がかからない上、喉のトレーニングも必要ないです。
正直、このメリットがあまりにも大きいのでこれだけでもAIボイスチェンジャーがオススメできます。

・導入が簡単
モデルの用意とボイスチェンジャーの用意、それからボイスチェンジャーを利用するにあたって必要な音声周りの設定をするだけで良いです。
ソフトウェア触るのに慣れてれば1時間もかからないかもしれません。

デメリット


・感情表現が苦手
言葉にしにくい声(悲鳴、囁き声など)や、感情の起伏を上手く表現できない事が多いです。
モデルやソフトウェアの性能の上昇で改善傾向にはありますが、声を置き換えるという声質上、どうしても元のモデルにない表現は出すのが難しいです。

・声に遅延が発生する
自分が声を出してから相手に聞こえるまでに遅延があるので、喋り出しのタイミングが相手と重なる可能性が少し高くなります。
PCスペックが良ければある程度遅延を減らす事も出来ますが、0には出来ない上、声の品質も下がるので自分でバランスを決めなければならないのも難しいところです。

・ハッキリ発音しないと正しく変換されない
滑舌を気をつけないと「正しく変換されない」と言ったのに、出力される音声は「正しく変換されたい」になる、みたいなことが起きます。
喉のトレーニングは必要無いですが、滑舌のトレーニングは必要になるかもしれません。

・PCに負荷がかかる
VRchatがただでさえめっちゃ重いのに、AIボイスチェンジャーもまたそれなりに重いのでスペック次第では両立出来ません。
最近は負荷を軽くするようなモードがあったりしますが、品質とトレードオフなので基本的にはPCスペックに余裕をもちたいです。

導入方法

こちらの記事で導入方法について記載があります。


2.地声にボイスチェンジャーを当てて声を変える

ボイスチェンジャーには古くからある、ピッチ(声の高さ)とフォルマント(声の響きの高さ)のみを上げるものがあります。
これを作って声を変えようという方法です。

メリット

・導入が簡単
ソフトウェアを導入して適切なピッチ倍率にして、音声接続の設定をするだけなのでAIボイスチェンジャーと同じくらい簡単です

・感情表現も出来る
抑揚や声のトーンの変化も反映されるので、AIボイスチェンジャーより感情表現がしやすいです。

・気軽に声質を変えられる
かけておけばとりあえず声質は変わるので、自分の元の声を出したく無いだけなら簡単に出来ます。

・ループバック遅延を0に出来る
オーディオインターフェースを購入し、専用の音声接続を作ることで、変換後の声をリアルタイムでモニタリング出来るようになります。
ボイチェン後の声で音程を合わせてカラオケをすることもできます。

デメリット

・声質があまりにも終わりがち
普通にやると99%の人が犯罪者に関するインタビューを受けてる人の声or完全なロボになります。
ピッチの調整を上手くやることで半分ロボとか、聞き取りやすいロボになる事ができます。
基本的に可愛い女声にはならないと思った方がいいです。

・聞き取りにくい
人によっては聞き取りにくさを感じることがあります。
設定を弱めにすると改善される傾向にありますが、設定を弱くすると地声に近づくのでバランスをうまく取る設定を探す必要があります。

・出力音声に遅延がある
ボイスチェンジャーなので声の遅延はあります。
AIボイスチェンジャーほどより簡単に遅延を減らせるので、AIボイスチェンジャーに比べるとメリットかもしれません。


導入方法

VSTプラグインを使った高速ループバック付きボイスチェンジャーの導入方法が記載されてます。

ボイスチェンジャーの設定の最適化については私も書いているので参考にしてみてください。


3.自力で声を作った上でボイスチェンジャーを使う

言ってしまえば両声類とボイチェン勢のハーフです。
喉の自力である程度可愛い声の下地を作り、足りない分はボイスチェンジャーで補います。
私はこれです。


メリット

・声質の可能性が無限にある
下地になる自分の声が良ければ、どんな声にでもなれる可能性を秘めてます。
自然で可愛い声になれる可能性もあります。

・声質の改善につながる
下地になる自分の声を変えることは、ほとんどボイストレーニングと同じなので普段の歌や声に良い影響が出ます。
極論、トレーニングの成果が良く出たらボイスチェンジャー無しで可愛い声になれます。
私はこれ初めてから音域が1オクターブくらい広くなりました。

・感情表現が豊か
自分で作れさえすれば声として反映されるので、どんな感情表現でも出来る可能性を持ってます。


デメリット

・即効性がない
自分の喉である程度調整出来ることが前提なので、喉のトレーニングの成果が出てくるまでは普通にボイスチェンジャー使ってるのとあまり大差ないです。
喉が強くなって声質に幅が出てくると調整出来るようになり、効果が感じられると思います。

・全てが努力次第
可愛く、自然に喋れ、豊かな感情表現が出来る可能性がありますが、結局自分の声質がそれまで鍛えられるかどうかによるので、努力次第になってしまいます。
長期的、継続的に練習することが必要で、センスがある人でも1ヶ月、普通の人はスタート地点に立つまで3ヶ月、納得するまでは年単位のトレーニング必要になることもあります。

・聞き取りにくいことが多い
自分で喉を調整していること、ボイスチェンジャーを使っていることの2つの要素が重なり、聞き取りにくさがかなり上がります。
喋る練習をすれば喉側の問題は解決でき、ボイスチェンジャーで上げるピッチの比率を下げることでボイスチェンジャー側な問題は解決できますが、1日で解決する問題ではないので長期的に付き合う必要があります。

・喉へ負担がかかる
自力で喉をあげたりさげたりして声の調整をするので喉への負担が大きいです。
負荷をコントロールして練習を休んだり、喉のケアをしないと、最悪の場合喉が潰れます。
しっかり休みながら練習する必要があります。

導入方法

基本的には②と同じくボイスチェンジャーを導入し、後はトレーニングすれば良いです。
トレーニングの方法はほぼ女声トレーニング、両声類トレーニングと同じで、要求される練度と強度は低めになるかなというところなので、まずは女声についての解説を読むと良い気がします。

私が初心者ぬけたくらいの時期に書いたものがあるので一応貼っておきます。
ざっくり、ミックスボイスで喋れるようになるとだいぶいい感じの声になり、フォルマント制御がある程度出来ればpublicでも可愛いと言われることが出てくるんじゃないかと思ってます。


4.両声類になる


最強の方法であり、一番難しい方法です。
要は自分で出せば機械なんていらないんです。


メリット

・機材がなくても出せる
オフ会した時も同じ声で喋れるし、機材トラブルによって声が崩れることも無いです。

・表現の仕方が無限にある
ただ可愛くするだけでなく、セクシーな声質も持っていれば機材の切り替え無しで出来ます。
1人デュエットや声真似など、遊び方のバリエーションが増えます。


デメリット

・一人前になるまでがめちゃくちゃ長い
3年はやらないといけない気がしてます。
私の知ってる中でトップクラスに可愛い人3人の平均練習年数は10年以上です。
あまりにも時間がかかりすぎる。

・才能や過去の経験に依存するポイントが多い
特に上手い人に良くあるのが、声変わりのタイミングで練習を始めて、声変わりをキャンセルさせたパターンです。
もうすでに声変わりが完全に終わった人が始めるとこういったハードルがあるのでただ努力するだけでは報われない可能性も視野に入れて練習する必要があります。



導入方法


トレーニングをするだけです!
声を作りつつボイスチェンジャーをかける場合と重なるところもあるので、前の項目を見てください。
後は女声講座というものが世の中にはたくさんあるので、気になったものから見ていくと良いと思います。


まとめ

お手軽さでは
AIボイチェン>地声ボイチェン>声作ってボイチェン>両声類

声質の良さでは
AIボイチェン>両声類>声作ってボイチェン>地声ボイチェン

コミュニケーションのとりやすさだと
両声類>声作ってボイチェン>地声ボイチェン>AIボイチェン

という印象です。
どの方法にもメリット、デメリットがあるので目的に合わせて選んでみると良いと思います。
よく分からんって人はとりあえずボイトレしながらボイチェン使うと後に役立つので良いと思います。
アバターも声も可愛くなって楽しいVRchatライフを送りましょう〜!

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