女声裏声アプローチ、序盤のチャート


タイトルは偉そうにしてますが、書いてる人は初心者を脱出したくらいの人です。中級者ですらない。
まずそもそも声を作ろうとした時、ミックスボイスどころか裏声すらまともに出ないという人もいると思うのでそういう人向けに私がやったこと、出来るようになったことを順に書いていこうと思いました。

念のため断りを入れておくと、これが正解とは限らないしこれで喉を痛める可能性もあります。上手く行った人が1人いるだけです。
また、他のことも並行してやってたのでそれらの恩恵もあるため、上手く行った要因を正しい1つに絞って言語化していくのは難しいです。(女声講座とかで感覚的な話が多くなってしまうのはこれが原因だと思ってます)
その辺を考慮して1つの例として読んでください。


序盤から中盤のチャートとしては
1.裏声を出せるようになる
2.裏声で音程を変えられるようになる
3.ミックスボイスを出せるようになる
4.ミックスボイスである程度の音程の幅が取れるようになる
5.ミックスボイスでフォルマントを変えられるようになる

といったところだと思いますが、今回は1〜3までのところで私がやった手順を紹介します。
ボイチェンを補助輪として使うのであれば、この1〜5までが出来るようになって、ボイチェンの設定が上手く出来て、なおかつ抑揚の付け方が上手ければそれっぽく可愛くなると思います。私は抑揚も設定も下手です。


1.裏声を出せるようになる
あんまり歌を歌ってない人はまず最初は裏声が出ないと思います。
出る人は飛ばしてください。

裏声を出すのは地声で出せる上限より1つ上の音程の声を出すのが一番良いと思います。
なのでまずは自分の地声で出せる限界の音程を調べます。
ピアノなどに合わせて声を出して、音程が取れる人はそれでやりましょう。徐々に上げて声が出なくなったところをメモして、それより1つ高い音程を出そうと無理しない程度に毎日ちょっとずつ声出ししてればそのうち出ます。
ピアノとかで音程合わせられません!っていう私みたいな人は歌うのがオススメです。「この曲のこの部分はこの音!」っていうのを覚えて歌いましょう。調べ方みたいなのは私のnoteの「音階の梯子」の後半に例と共に書いてます。

2.裏声で音程を変えられるようになる
多分1に比べたら結構楽に進むパートです。
普通の人は地声の最高音より上を出すと裏声になり、裏声で地声の最高音より下の音を出そうとすると地声に戻ると思います。
高い声を出して裏声を出す→裏声のまま音程を下げていって地声に戻る音程を下に広げていく
という作業をすると裏声で出せる音域が下に広くなります。
そんなに広い音程を出せるようになる必要性はないと思っていて、鍵盤3,4つ変えられるだけでも十分だと思います。もちろん広いに越したことないですが、ここで止まるより早くミックスボイスの練習した方が進展があって楽しいと思います。


3.ミックスボイスを出せるようになる
序盤の山場です。
基本的には2.の延長で、裏声のまま下げると地声になってしまうラインがあるので、その境界線を踏んだ状態で発声できるようになるのが目標です。
裏声のまま音程を下げて音を合わせるので、裏声を出し慣れていないといけません。故に1,2の手順が必要です。
裏声っぽいけど裏声ほど薄っぺらくないみたいな声が出たら多分それがミックスボイスだと思います。もうちょっとちゃんと言うと、裏声より倍音成分が強いです。
最初は裏声から下げた時の地声との境界線の音程でだけしかでないと思いますが、そのまま練習続けていると音程が変えられるようになります。そのあたりはステップ4以降なのでまた後日書きます。

これをみて少しでもVRChatに可愛い声をめざす人が増えてくれたらいいな!

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