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長野県諏訪地域インバウンドデータ分析(いちきゅう蓼科様 事例)

● 概要

滞在・移動・人のインサイトの3側面のアプローチから長野県諏訪地域の今後の観光戦略の土台作りを実現。

【課題】コロナ後のインバウンド対策として、どのような方針を建てるかまずは現状把握が必要であった
【対策】Vponが保有するアジアビッグデータを活用して、諏訪地域および近隣の滞在分析・移動分析・インサイト分析を実行
【課題】諏訪地域への流入元地域、また流出した地域が明確となった。また合わせて、滞在状況や興味関心も輪郭が見えた

● クライアント:長野県諏訪地域、いちきゅう蓼科様

長野県諏訪地域は「岡谷市」「諏訪市」「茅野市」「下諏訪町」「富士見町」「原村」からなる長野県の観光資源の豊富なエリアであり、「諏訪湖エリア」「八ヶ岳エリア」「ビーナスラインエリア」の3つの特徴的なエリアがあります。

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● 背景

元々、外国人宿泊者数は年々増加傾向であり、2019年では約120万人にのぼり国別では台湾旅行客が最も多い状況でした。
諏訪地域においても、外国人宿泊者数が5万人を超え、国別の内訳では台湾が1.4万人であり、経済産業省のTOTTEOKIプロジェクトでも台湾に注目が集まっていました。

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● 課題

課題1:台湾人の行動やインサイト把握
注力ターゲットである台湾に対して、コロナ後にどのようにアプローチしていけばいいのか?
課題2:近隣状況との関係把握と比較
諏訪地域と近隣の松本/軽井沢/岐阜高山の関係性

● 施策

諏訪地域とその近隣を訪れていた台湾人の分析

1滞在分析:どこに滞在しているのか
2移動分析:どこから来てどこに出ていくのか
3インサイト分析:ユーザー(旅行者)の興味や属性

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● 滞在分析
台湾人の多くは1日(日帰り)滞在であるが、下諏訪町の場合は、2日以上の滞在している人が30%と長い。

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● 移動分析
台湾人香港人における「諏訪地域への流入元」と「諏訪地域からの流出先」

・「諏訪地域への流入元」

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・「諏訪地域からの流出先」

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● インサイト分析
諏訪地域訪問者の興味(台湾人)

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● 成果

諏訪地域における台湾人旅行者の行動やインサイトの把握

・14% が松本市(長野県)から諏訪地方へ流入
・20% が成田空港(千葉県)へ流出
・1.3日の滞在期間、年収高めの訪日リピーター

移動ルートにおいて、諏訪地域は松本市や高山市からの流入は多く成田空港から入るパターンも見られています。帰路の場合も同様だが新宿(バスターミナル)も上位に。

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諏訪地域と周辺地域の関係でみると、近隣の松本市との行き来が多く、他に北方面の白馬村や長野市、南方面の阿智村、そして軽井沢にも周遊している結果となりました。

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● お客様の声(親湯温泉 四代目当主 柳澤幸輝 様)

ビジネスを行う上で、事実を認識する事ほど重要な事はないと考えています。そして、我々業界においては、人口減少社会におけるインバウンドの集客の重要性は年々増しており、“その事実(実情)”を浮き彫りにする事は、地域観光の将来に直結するとも考えています。今回頂いたインバウンド諏訪エリアデータを拝見し、愕然とすることがありました。それは、我々の感覚から考えていた定性分析と、頂いた定量分析とでは大きな違いがあった事です。

今後は、頂いたデータをもとに演繹的に戦略を組み立て、インバウンド集客を成功させたいと考えております。頂いたデータは、宝の山でした。

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